見出し画像

書籍編集者がとる資格とは?

書籍編集者がとる資格には、どのようなものがあるでしょうか?
編集者はプロデューサーとしての役割が期待されるので、技術的な資格は必要ないようにも思います。
本当にそうでしょうか?

編集者の担当する分野によって、資格のあった方がいい場合もありませんか。
例えば、私の取引のある福祉関係の出版社の編集者は、社会福祉士の資格を持っていました。
また他にも、医療分野であれ、建築関係であれ、その分野にふさわしい資格を取ると、編集実務がよりスムーズにできるかもしれません。

一般的には編集者の資格として、書籍製作技能検定、またDTPエキスパートや校正技能検定があげられるでしょう。
ただ、実際の編集者でこれらの資格を持つ人は多くない印象です。
少なくとも名刺に記載されているのは、見たことがありません。

資格に限定しなければ、さまざまな「学び」を実践している編集者も多いと思います。
社会人大学院に通う人もいるでしょうし、夜間を利用して専門学校に通う人もいるかもしれません。
例えば私は週末を利用して美術の専門学校に通い、デッサンや水彩を習っていました。
おかげで図表はじめイラスト作画などグラフィック面では、ずいぶん助けられたと思います。


過去に作画したデッサン1


過去に作画したデッサン2

今はweb上で認知されることが重視されますので、SNS発信などweb上での発信について学ぶ人も多いかもしれません。

どのようなものを学ぶにせよ、学んだ分野にお軽くなると自然にそのノウハウを使いたくなるもの。
Web関連を学べば、よりweb上で有効な発信を追求するでしょうし、漢字検定など取得すれば、より厳密な表記を追求するかと思います。

学んだ資格・技能に応じて、その編集者が目指す編集者像が透けて見えてきます。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?