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さくら

もう、ここら辺は桜が咲いてるところが多い

綺麗だなって見つめて
ふとこんなことを教えてもらった

桜は弱い花でもあり強い花でもある
弱い雨でほとんどが散ってしまう弱いところと
また来年綺麗な花を咲かせる強いところ。


ふと、自分と重ねてしまう
自分と言うよりかはふたりかな


些細なことで終わってしまう関係がある

周りからすればそんな小さなこと
けどふたりからすれば大きなこと


それは桜と同じで
人間からするとただの雨
だけど桜からすれば散ってしまう大きな原因

そんなことを思った。


今そんなことを言えば想像力が豊かだねなんて
言ってくれるだろう。


だけど言ってくれる君は桜が咲く前、
暑い夏の終わりに居なくなった


ここまでは弱い話。
それには続きがある。

弱い雨で散ってしまう桜。

だけどまた来年。
毎年、見る度綺麗に咲く。

まるで恋愛のようで。
振られた彼女は次の新しい彼、ここで言う来年。
その彼に出会うため長い間準備をする

そして1年後。
去年よりずっと綺麗な花を咲かせる。


こんなに儚くて美しいものはなかなかない。

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