見出し画像

たみー麻雀 総括編02、アーカイブ42:00-

<読者各位への注意>

Vtuber「たみー」ちゃんの段位戦では、麻雀初心者の一例として、教える者にとって有意義な事例を見ることができた。初心者からなかなか上達できない方々が、気づきを得られるかもしれない。

段位戦の様子を参考に、3年間の努力の結果を検討し、改善策を出す「総括編」を数節書いて締めくくる。

今回の連載記事は有料とする。答を先に見ると「分かったつもり」になって、理由を考えなくなる。筋道を立てて考える習慣をつけないと、応用が効かず、力が伸びない。

安易に答を見てほしくないので、記事の単価を高額にした。これは意図的なボッタクリ設定だ。金を惜しんで手間をかけてほしい。手間暇をかけないと記憶に残らない。

答と考え方はこれまでの無料記事にも書いてある。初心者は「基本的な技術の習得にムラがある」ものなので、全体を読み直し、技術のつまみ食いをせず、バランスを整えることが必要だ。

たみー麻雀 私の対戦例 玉の間東南 2023夏

3年間で記事を多量に書いたが、上ページ(Xのスレッド記事)が技術の柱になる。

「手牌のシャンテン数を数える。シャンテン数が進みやすいように(4メンツ1雀頭が完成しやすいように)、メンツ、対子、ターツを残していく」

「『メンツ→対子→ターツ』の順に手牌を切り分ける」

この2つを確認すると技術が伸びる。なお、上達のためには「対戦後に」牌譜を見て確認することだ。

岡目八目(Goo 辞書)

「岡目八目」という四字熟語がある。「碁をわきから見ていると、実際に打っている人よりも、八目も先まで手を見越す」という意味だ。対戦中は頭が熱くなり、視野や考えが広げられない、ということだ。

<事例02>

事例と解説に進む。

出典は上の生放送アーカイブだ。

(【雀魂】3年前のたみーちゃんをご覧ください…( ;∀;)【たみー/VTuber】、たみーCh / 民安ともえ、2023/11/25放送)。

アーカイブ 42:00-
【雀魂】3年前のたみーちゃんをご覧ください…( ;∀;)2023/11/25放送

テンパイの一歩前で「アタマどうすんだよって話にはなってくる」。その通りで、テンパイ前の手牌(42:00から打3pとした)には雀頭がない。

では、その後何をツモればテンパイするか。テンパイの待ちはどうなるか。ことの顛末を事前に説明できるか。仕事は段取りが大事だ。

建築用語集 段取り
(東建コーポレーション株式会社)

段取りとは「歌舞伎の楽屋用語からきている」という。Vtuberは俳優業とも言えるので、芝居の用語は重要単語だろう。

ここで「既に77pや99pがあり、雀頭になりうる」と反論される方もいるだろう。雀頭候補と見る切り分け方をしてもよいが、もっとよい切り分け方がある。

「メンツ→トイツ→ターツ」の順に手牌を切り分ける。

柱となる技術が出てきた。切り分けの順番、シャンテン数の数え方等、詳細は以下の記事に詳しい。

手牌の向聴(シャンテン)数の数え方

79m + 79p + 789p + 123s + 789s

79m + 79p + 789p + 123s + 789s

メンツが3個ある。トイツが0個ある。ターツが2個ある。

8 -(2 + 2 + 2 + 1 + 1)+ 1 = 1

この手牌はイーシャンテンだ。3メンツ+2ターツの構造で、ヘッドレス形イーシャンテン形だ。

今回は「シュンツとターツの連続形があるヘッドレス形イーシャンテン形」だ。789p + 79pは「シュンツとターツの連続形」だ。厳密にはシュンツとターツが重なっているが、これは連続形とみなす。

(77899pと並び、イーペーコーの一歩前だ、と目を奪われやすいので注意。567p + 67p、345p + 67p、のような形と同じ構造をしている)

「シュンツとターツの連続形があるヘッドレス形イーシャンテン形」のおかげで、7種21枚の受け入れがある(受け入れとはシャンテン数が進む牌、テンパイに進む牌)。

何が受け入れか、探すのは難しいだろう。7種もあれば、その場の機転で切り抜けられるものではない。そこで、タケオしゃんの牌効率・牌理ツールを使う。

牌効率・牌理ツール(開発・運営 第6代天鳳位 タケオしゃん)

→牌画入力のテキストボックス

79m77899p123789s
ドラ2s

→牌記号変換
→有効牌を表示する(七対子・国士含まず)
→有効牌をツモった手牌
→「この手牌を牌理で使う」で一手進みます。

この手牌はイーシャンテン。有効牌(シャンテン数が進む牌、テンパイに進む牌)は7種21枚(789m、6789p)。

1、判断に迷った手牌を対戦後に見直す

2、牌効率・牌理ツールの解答を確認する

3、「メンツ→トイツ→ターツ」の順に手牌を切り分ける

4、切り分けの際は、実際の麻雀牌を並べて確かめる

5、ツモ→打→テンパイの待ち、の進行まで牌を動かして確かめる

頭の中だけで考えると難しいが、以上の段取りで一歩づつ確かめる。手指に刺激を与えながら考えると、物事は覚えやすい。アガリ率を高められるだろう。

反対に、これだけの段取りをその場の機転でできるだろうか? できる人は天才だ。しかし真似ができる人は少ない。

段取りよく作業をやれば、答と考え方が無料で分かる。有料部分を購読するまでもない。

たみー麻雀 私の対戦例 玉の間東南 2023春

なお、ヘッドレス形イーシャンテン形がどのような構造なのかは、上の目次ページからX(旧ツイッター)のスレッド記事を参照できる。

<手作りの教科書的場面03-シュンツとターツの連続形があるヘッドレス形イーシャンテン形>が類例になる。無料で学習したい方は参照されたい。

(以降の有料部分では、各有効牌をツモったときの進行を解説する。また、ヘッドレス形イーシャンテン形から単騎待ちになった際、即リーチせずともよい手作りを挙げる。

約7,000文字に達した。過去のXのスレッド記事を集約・編集した内容になっている。有料部分を読まずとも、無料の情報で学習可能だ。ただし情報を読み、考え方を適用する手間暇は必要なのでご了承いただきたい)

ここから先は

4,961字 / 20画像

¥ 1,000

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?