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こんな音楽を聴いてました日記【2023年3月】

リアルタイムで編集して、月末に投稿しているnoteシリーズです。
・新譜
…1か月以内にリリースされたアルバムやシングル
 (シングルはあまり書かないかも)
・旧譜
…先月以前にリリースされたアルバムなど
初めて聴いたアルバムを中心に感想を書く
ただ、何度も聴いているようなアルバムは書かないかも
…「友と聴いてくるシリーズ」は最近ない…(私が友と聴いたことないアーティストを決めて聴いてくる、というのをプライベートでやってます)
・プレイリスト
…AppleMusicやSpotifyのプレイリストの視聴履歴です
・動画
…YouTubeとかで、公開されている(なるべく権利関係クリアな)音楽動画
・注目
…よく聴いていたアーティストとは別に、注目のアーティスト
・良い記事
…読んでよかったと思った記事
・ライブ
…現地やオンラインでのライブ参加レポ
・その他
…気になったもの、手に入れたCD・レコード等、近況報告など
・今月の総括
…一か月の総括をします
・よく聴いたアーティストTOP5
…LastFmの記録をもとに、その月によく聴いていたアーティスト
今月のLastFmはこちら


新譜

くるり「愛の太陽 EP」

10年代以降のくるりらしいポップだったり穏やかな歌モノインディーロック。単曲リリースの曲が集まっているのもあってハイライトを濃厚圧縮したような満足度もある。
"大人"のための応援歌なM4、リラックマとのMVも可愛らしい
M6.はむわっとするようなくらいの真夏の日地元の駅前を歩きながら考え事をしている時のような感覚。アウトロの余韻が気持ちいい
「ゆったりしたエバーグリーン」が詰まった6曲だった。
ありがとう、くるり。

OGRE YOU ASSHOLE 「家の外」

ライブ会場で先行販売されていたので、先行購入しました

サイケデリックなテクノアルバムだった
4曲分途切れなし
M1~M2の流れ、反復する重ための電子音と上がったり下がったりするベースライン、すんごい癖になる
不気味な歌詞だな…「家」はなんの隠喩なんだろう
あ~アルバムを聴いた状態でまたライブ見たい

M83「Fantasy」

M83の新譜だ~!

ドリーミー、を越えてスペーシーなシンセポップ
80'sシンセポップのルーツはあるにせよ、それを遠く宇宙まで、もしくはSF空間にいるような…映画のサントラのようだ。映画館とか大きめのホールでデカデカ音響で浴びたいなぁ
M6のようなフォーキーなナンバーもあり〼。
M7やM8のレトロでグルーヴィなナンバー楽しい。
この異星人なのか怪物なのか分からない人物、FantasyのロゴもギラギラしてどこかB級感もあり初見の人は一体どんな音楽なんだと思われそう
M83のディスコグラフィの中でもかなりポップで良いのではないでしょうか

Unknown Mortal Orchestra「V」

緊迫感のあるジャケだな

よどみのあるインディーポップ、例えばMen I Trustの「Untourable Album」のような雰囲気もどこかに感じる
ジャジーなM4がとても好み。
M6やM9のようなポップでキャッチーな曲が来るとちょっと安心する
流れで聴いてもいいけど、バラバラに取り出して聴くとまた良さに気づきやすい
集中して1時間聴いてると疲れるけど、一旦BGMくらいで流した方がすっと入ってくる

西寺郷太「Sunset Rain」

※CD限定の収録曲(恋人はワイン色、Midnight Love Call )は聴けてません

ネオ・シティポップサウンドなら10's以降のNONAの大本領
大胆なアレンジじゃないけど、印象がかなり刷新されんだよな西寺郷太のカバー群
シンセやドラムなどの音がパキッとしてるんだよな…伝われニュアンス
M7〜M9のインストを聴くとそのリニューアル感がより分かる
5/27のライブで聴けるなら楽しみだ


西寺さん、なんでこんなアンニュイな表情をジャケにしたんだろ…

旧譜

OGRE YOU ASSHOLE「workshop3」(2020)

いやまずオリジナルアルバム聴けよ!って話かもしれないが、ライブでは原曲通りやらないって話なんで、手っ取り早くライブ盤。
サイケ、でひとまとめにしちゃいけないんだろうけどもそれしか語彙がない。音数自体は少なくはないが、何処かシンプルに削ぎ落とされたバンドというイメージが湧く。変なアレンジが何も入り込んでない。
M10.だけやけに音割れしとるのは流石に気になるな

54-71「enClorox」(2002)

ディスクユニオンでふいに買いました
メジャーデビューアルバムだそうで。
Beyo~ndのMVを知ってるくらいの認識です。あとVICE JAPANの人

2曲目、さっそくいかつい低音を鳴らすベースと淡々と刻むドラム、さっそく期待に応えてくれる。3曲目もサビのうめきのような合唱シャウトにリズムを刻みながら不安になる。
4曲目から8曲目あたりまで、遅めのテンポでメロディを前に出した曲が多い。歌モノっぽかったりポップパンク要素があったり。4曲目なんかイントロギターも良いしエモのようだけど途中からちゃっかりハードコアになる良さ。
9曲目のlifeは自分が想像する54-71節が効いていて、リードトラックのようだ
ラストのM11じゃ淡々と続くキーボードとドラムにノイズが重なりあう。ほんとにメジャーデビューアルバム?

色んな意味で予想を裏切られたアルバム。
一部の曲を除けばハードコア色は薄くポストロック寄り。他のアルバムはどんなものなんだろう。

M83「Hurry Up, We're Dreaming」(2011)

M83好きだけどアルバムはまだまだ聴けてなかった
え、22曲1時間13分はなかなかこってりしてるなぁ、と思ったら短い曲がちらほらあるからの曲数だった

以下、1週目で気になった曲

M83らしいシンセ・シューゲイザーなM3、アコギがまた良いM5、ベースばきばきニューウェイブM8、パンキッシュなインストM9。
M13とM14はSF世界で新天地に出たときに流れるだろう、シンセロック
M17はM83流ギターポップ
クライマックスなM19


詳しいコンセプトや世界観までは掴めてないので、追加で解説や対訳に目を通す必要があるんだろうな

当時EDMムーブメントに触れてなかったので無知ですが、その流れに絡んでるアルバムなんですかね?(売上含め)

SPORTS「PAZZLE」(2006)

00年台の明るめオルタナ系ロックに助かってます
ブリットポップやパワーポップ周辺のロックよろしくやってますなぁ
歌詞はあんま入ってこないけど、別に気にならんくらい程よく楽しくなれるなぁ
後半は洋楽度増してもっと良いなぁ
好き→M1、M5、M7、M9、M10、M11

Ida「Ten Small Paces」(1997)

スロウコアとの文言と共にツイートされていた記憶がある
で、初めて聴きました
(AppleMusicにはあるけどSpotifyにはないのね…)

静かで抒情的なアコースティック(あってます?)
全体的に音を抑得ることに一貫していて、そんなドラミングもまた良い
好き→M2、M7、M8

I(アイ)daがl(エル)daに見えて、データ分析研究していた時の「線形判別分析(LDA)」に見えた
で、「アイダ」って読むんですね

Ida「The Braille Night」(2001)

つづきにIda

こちらはよりオルタナカントリー(のカントリー抜き、みたいな)
Wilcoとか、あのあたりを思い出すサウンド

M2、反復とガチャガチャした何かの音に僅かなテクノを感じたり。
そして始まる優しいアコギの歌(M3)。
M4とM5のコンボ最高やね
M5の後半音が大きくなって盛り上がるの王道展開だけどそれが良い
M7、アンビエント?オーケストラが最初に音合わせるときみたいな。

高橋徹也「夜に生きるもの」(1998)

Twitterから。初めて知りました
頑張って感想を言語化してみる

自分がこれまで聴いた中だとクリンゴンの秋桜とかに近い、歌謡ロック(?)と言葉として形容していい者か悩むんだけどそんな感触がする
あとはSCOOBIE DOのようなファンク、同時期だとGREAT3のような…ポスト渋谷系周辺でも歌謡の匂いを濃く感じる(M2やM6は特に)
M3のようなブリットポップみたいなコミカルさも楽しくも不気味。
そう、全体的にカッコいい、オシャレさあれど一貫して「不気味さ」が漂う。それがクセになる
M9のサビのキーがぐんぐん上がって盛り上がるセミクライマックス、良い

ジャケットが飛び降りの4体にしか見えぬ
あれか、夜生きて朝には4んでいるのか

手に入れたCD・レコード等

レコード

OGRE YOU ASSHOLE「朝 (alternate version) / (悪魔の沼 remix)」
Convextion「Convextion」
家主「生活の礎」

CD

OGRE YOU ASSHOLE「家の外 e.p.」
Patricia Kopatchinskaja,Camerata Bern「Time & Eternity」
54-71「enClorox」
スカート「SONGS」
スカート「アナザー・ストーリー」

観たライブ

『OGRE YOU ASSHOLE LIVE 2023 TOKYO/OSAKA』
(梅田Shangri-La@3/4)

え、テクノバンドですか?
初っ端から電子音の主張が
思ったよりテクノ色が強かったのが良い意味で意外だった、という話を一緒にライブ見に行った後輩と話していた
自分としては知らない曲のサイケ曲を聴くのがそろそろキツくなってきたタイミングで、だんだんとテクノ寄りのパフォーマンスになりトンネルをねけたような開放感さえあった(後でセトリ観たら前半は新曲続きだったんですね)
最後、ギターをかき鳴らすロックなクライマックスを迎えて終了、アンコールはなかった。最後やたらオーディエンスが盛り上がってたな。

結論:
最初から最後までMCなしぶっ通し1時間半の音楽浴だった。
反復による気持ちよさ
良いライブだったが、今度はもっと音源と酒を入れてから来ようと思った
後ライブとは関係ないけど、マスクしながらの満員のライブハウスは酸欠でしんどいな…

『大阪フィルハーモニー交響楽団 第566回定期演奏会』
(フェスティバルホール@2023/3/18)

1:「ハルトマン/葬送協奏曲」
ナチス政権時代の緊迫、危機感
最初と最後は絶望からくる諦観も伝わりつつ、それに寄り添うようなパート
真ん中の、戦場を表現したような差し迫る

2:「ラヴェル/ツィガーヌ」

バイオリン、なんだありゃ?
スゴイとかうまいとかの次元じゃない、バイオリンってあんな表現ができるだな、と
野生動物のよつな躍動する演奏に釘付けとなった

3:「ベルリオーズ/幻想交響曲 作品14」
正直平日の疲れがどっときてうとうとしていた
演目からおどろおどろしいものを想像していたけど、明るい狂想曲って感じだ

庶民に愛される、とはまさにこの事だなぁと
よい雰囲気
拍手してお辞儀して指揮者退場からの鳴り止まぬ拍手にまた入場してお辞儀…のながれが1曲ごとに5回くらいあった
ああゆうお決まりなんか
ブラボー!って叫んでいる方も
そのくらいに圧倒的な演奏力なのは素人目にも分かった

『スカートライヴツアー2023“SONGS”(大阪)』
(梅田 CLUB QUATTRO@3/21)

想像のずっとロックなステージだった
テレキャスターをかき鳴らすさま、バンドのアンサンブルが常に最高潮。熱気でびっしり汗をかくほどに。
こんなにグルーヴィでリズム隊すべてのクオリティが揃ってて歌も安定して良いなんてね、好きな曲ばかりだし、そりゃあ良いものよ。アルバム曲全部はもちろん、アナザーストーリーの曲、前のシングル曲や代表曲も惜しみなく披露で満足です(月の器と君がいるならも聴きたかった)
初お披露目だったODDTAXIもね、良い

ライブハウス、最近行ったのが満員でぎゅうぎゅうだったので、ほどよく余裕があって机もあって見やすかった。客入りの心配はちょっとあったけどもね

今月の総括

よく聴いたアーティストTOP5

1位:M83
新譜良かったな~
それはそうと、1st~3rdのサブスクは解禁未だですか…?

2位:スカート
スカートのライブ良かったな~
リビングでも昼時によく流してる

3位:Ida
あ~良い

4位:レミオロメン

5位:OGRE YOU ASSHOLE 

今月分統計

アルバムレビュー
新譜:5枚
旧譜:7枚

Scrobble
824:曲
104:アーティスト

振り返り

3月は仕事がバカ忙しいうえに毎週末何か予定を入れている、という自分にとってはかなりタフな1か月だった。ライブにも積極的に行ったしQOLは高い…はず
4月からまた新年度、落ち着くのやらなんなのやら

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