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こんな音楽聴いてました日記【2021年8月】

※2021年8月からはリアルタイムで更新していくことにしました

8月、夏。
暑さもコロナ禍もヒートアップ、
なんなら大雨も続く日々…
全然夏らしいこともせず、おとなしく家に籠っていました
そして音楽を、聴く

いつものラインナップです
・新譜で聴いたやつ
→ややこしいですが、シングル・アルバムが混合になってます
・よく聴いたアーティスト
→Last.fmの記録から割り出した、今月よく聴いているアーティスト
・聴いてみたアーティスト/アルバム
→初めて聴いたアーティストやアルバム

実際の聴いた記録(lastfmより)は以下のURLを参照

新譜:ピノキオピー「ラヴ」(アルバム)

ピノキオピーによる全国流通では5枚目のアルバム
本作から自主レーベルからの発売となる
自主制作アルバムを含むと通算12作目となる
アルバムのコンセプトは「愛(ラヴ)」で、全曲何かしらの「愛」にまつわることが歌われている

正直この短い枠で語れないくらい書きたいことがいっぱいあるが、簡単にレビューする
当アルバム収録曲の(リミックス除く)10曲中8曲は2019年~2021年にすでにMVで投稿されている楽曲だが、アルバムとして聴くと曲の持つ意味合いが濃く感じられる
「愛」をテーマ、としているがそれは恋愛以外の愛のカタチもあり、さらにミクロ的にもマクロ的にも「愛」をテーマにしている、それをタイトル曲のLOVEで総括的に表現されている
音は、引き算の美学というべきか、前作まで以上によりソリッドになり、エレクトロポップやEDM、ハウスなどはもちろんヒップホップのトラックを想起させる曲もある。音楽の幅としても、電子音楽という大きな括りの中で広がりを見せている。

ピノキオピーの新譜に関してはまたどこかで単品で書きたい。

新譜:Ginger Root「City Slicker」(アルバム)

Ginger Rootによるミニアルバム。
架空の映画(81年に放映された日本の映画)のサントラをイメージしているらしい

詳しいレビューは以下に書いている

音源だけでも十分に良いが、やはり映像込みの方が良いだろう。彼は映像ディレクターもやっている

新譜:Official髭男dism「Editorial」(アルバム)

略称”髭男”の通算3枚目のフルアルバム

自分は髭男のアルバムを聴くのはこれが初めて。Twitterで高評価だったので聴いてみた。むろん、とてもよかった
ここまで積極的にブラックミュージックを自分たちのポップスとして昇華/消化している日本のアーティスト、しかもトップランナーがやっているという凄み。
オマージュ元とかは詳しくないので私は挙げませんが、時折「おっこれは(ニッコリ)」となって楽しいですね
他の方が言ってましたが、たしかに普通はウケないだろってくらいにサビのメロディが複雑なんだけど、でも成り立っちゃってるこの塩梅が凄い。
あと、⑩と⑪のような現代社会と自己の投影みたいな曲は最近のアーティストの課題曲なんですかね?

トータルとして、「髭男が日本ポップスシーンのトップランナーでよかった」という作品でした

新譜:オーイシマサヨシ「エンターテイナー」(アルバム)

オーイシマサヨシ、初のフルアルバム。
ラインナップ的にはほぼ全てタイアップ曲なので実質ベストアルバムである

1曲目、エンターテイナーはまさしく自伝的な歌詞でエンターテイナーとしての自負が歌われる。曲調は髭男を意識したんだろうか。
前半、ヒーローもののオープニングが続くのでエネルギーが凄い。なんだか聴いている側までやる気がわいてくる(逆に、しんどい時に聴くべきでない)
キンカンのうた2020が良い感じに幕間になっている
後半、神域や楽園都市というブラックミュージックテイストな曲が続く。そして沼を挟んでジプシー音楽調ロールプレイングと続き、彼の音楽性の自由自在さが存分に味わえる
最後の英雄の歌はまさに最後にふさわしい、力強いエンディング曲。
ちなみに、CD限定のドラゴンエネルギーはサブスクで聴ける。

全体として、音楽性の幅広さ、そしてタイアップならではのエネルギーの強さが感じられる。まるで聴き手が何かのアニメの主人公になったような気持ちになるだろう

新譜:Men I Trust「Untourable Album」(アルバム)

インディーポップのバンドMen I Tustのニューアルバム

まさにベッドルームポップってこういう音楽を言うのかな?チル系?
でも個人的には朝方聴くMen I Trustが一番リラックスできます
正直アルバムで聴きたいと思うアーティストではなかったんですけども(長時間連続はかったるいため)、このアルバムはいけますね
もちろん全部ミドルテンポ~ローテンポな曲なんだけども、ベースがグルーヴィだったり、トラップポップ感あったり、エレクトロみあったり、そもそも36分で終わるので、Men I Trustの中では楽しめるアルバムだと思う

でもね、歌詞が分からないので…
下記の記事にあるように、結構チルの一言で済ませられないような歌詞あるみたいなんですよね

外国語でも歌詞、ちゃんと調べないと曲のイメージが掴めないですね

新譜:betcover!!「時間」(アルバム)

Twitterで絶賛されてたので聴いてみた

このアルバムジャケ、好き。何かのパロディなのだろうか?

第一印象、ダークな折坂悠太。やや、こういう例えくらいしかできないくらい、詳しくない分野なんだけども、ただ全体的に独特の感性が跳ねまくってるし面白いアルバムだなと。
全編エレキギターがひずみまくってるのもいいですね。ドラムも結構力強いし。
音数そんなに多くないし特殊な楽器を使っているわけでもないのに、音としての個性が発揮されまくってるし、アトラクションのようで聴きやすくもありました。少し不穏な気持ちになりますが。「島」のイントロとか、ビクッってなりました。
ともあれ、このアルバム、良かったです。

新譜:MOSHIMO「化かし愛」(アルバム)

MOSHIMOのメジャーデビューアルバム。

MOSHIMOはアルバム聴いたことなくてこれが初めてだし、曲自体も数曲かしか聴いたことがありませんでした。聴くキッカケは、私がよく見ているピザラジという番組にゲストとして度々MOSHIMOのVo.岩淵さんが出演し照らして、そこから関心が強くなってアルバムを聴くに至りました。

まず、「懐かしいな」と。10年代の4打ち邦ロックを2021年に全力でやってる、というところに好感があります。逆に言えば、今の邦楽シーンには全然合ってないですが、それゆえの開き直りさえ感じるんですよね。
数曲しか知りませんが、昔からの変遷を考えれば、キャッチ―ながらも音の厚みが増し、歌詞にも変化があるのかもしれません。

私の好みか?と言われればそうでもないので、多分これっきりのアルバムになると思いますが、すごくバンドとしての意志の強さを感じました。

新譜:プロジェクトセカイ「Original Soundtrack Vol.1」(アルバム)

スマホ向けリズムゲーム「プロジェクトセカイ」のサウンドトラックです

最近(また)プロジェクトセカイにハマっていることもあって、作業用BGMながら聴きました。
サウンドトラックに造詣は深くないのですが、これだけプレイヤーの頭に残って、さらに情景がピッタリ浮かんでくる上邪魔にならない曲ってよく考えたら凄いですよね。ゲームのサントラディスクガイドとかあったら面白そう。

新譜:月ノ美兎「月の兎はヴァーチュアルの夢をみる」(アルバム)

VTuber月ノ美兎によるメジャーデビューアルバム。
そうそうたる作曲家陣で音楽好き界隈で話題になっていた一作

でも思ったよりアルバム全体の音楽性はまとまっている印象を抱いた
今風のシティポップ/シンセポップで統一されている
これだけクセの強い面々だが、とっ散らからずに済んでるのは凄い
もっとアングラ感強めにカオスなアルバムになるかと思ってた

まあ詳しい楽曲解説はこの記事でも参照していただいて、

私が聴いて思ったのは、月ノ美兎は「サブカルそのもの」ではなく
「サブカルに引導を渡す者」としての役割を自負しているんだろうな、ということです(記事にも似たようなこと書いてありますが…)
月ノ美兎がVTuberとしてデビューしたときすぐに大バズりをしましたが、
それは放送内容があまりにも取り繕いない上サブカル色たっぷりだったからです
最近はよく知りませんが、そこを原点として考えればとても彼女らしいアルバムコンセプトなのでしょう(原点を感じさせる歌詞の曲もあるし)

難点を挙げるとすれば、電波系の楽曲(たしかM6)がちょっと痛めで(いや電波系だから正解なんだけど)もう一回は聴きたいと思わないですね

ちなみに月ノ美兎の楽曲で一番好きな曲は「アンチグラビティ・ガール」
最初から最後まで高揚感すごくない?この曲。しびれるね
作曲はあのTAKU INOUE、さすがっすよ
(ちなみにアルバムには未収録)

新譜:宝鐘マリン「Unison」(シングル)

こちらもVTuberの楽曲、作曲はトラックメーカーYunomi氏。
こっちも音楽好きの間で話題になってました

ぶっちゃけこの方向の音楽(エレクトロ?テクノ?)は詳しくないけども
VTuberのキャラクターソングとしては中々の攻め具合。
Instrumentalバージョンが気持ちよくテクノなんだけども、そこに歌を「わざと」違和感があるように重なることで別のトランスを生み出す
…ってとこでしょうか?

でもInstrumentalがいいよワシは

新譜:Scoobie Do「夏にはいいことあるだろう / 新しい世界で」(シングル)

SCOOBIE DOの曲の中でも飛び切り夏の爽やかさいっぱいなM1
いいっすね

新譜:長澤知之「LIVING PRAISE」(アルバム)

え~記憶にございません…(ごめんよ)
す~っと聴き流してしまったのよ

新譜:yonige「三千世界」(アルバム)

羊文学感あるな(「健全な社会」しか知らない者の感想)
前作よりもサウンドの幅が広い
M2とかね
M5もドリームポップテイストだったり

新譜:羊文学「you love」

yonigeと連続で聴いたらごっちゃになる(暴言)

音は期待通り、けど今のところそれだけでした

新譜:TRICERATOPS「THE GREAT ESCAPE」(シングル)

サビ以外すき


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