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こんな音楽を聴いてました日記【2023年9月】

リアルタイムで編集して、月末に投稿しているnoteシリーズです。
・新譜
…1か月以内にリリースされたアルバムやシングル
 (シングルはあまり書かないかも)
・旧譜
…先月以前にリリースされたアルバムなど
初めて聴いたアルバムを中心に感想を書く
ただ、何度も聴いているようなアルバムは書かないかも
…「友と聴いてくるシリーズ」は休止中
・プレイリスト
…AppleMusicやSpotifyのプレイリストの視聴履歴です
・動画
…YouTubeとかで、公開されている(なるべく権利関係クリアな)音楽動画
・注目
…よく聴いていたアーティストとは別に、注目のアーティスト
・良い記事
…読んでよかったと思った記事
・ライブ
…現地やオンラインでのライブ参加レポ
・その他
…気になったもの、手に入れたCD・レコード等、近況報告など
・今月の総括
…一か月の総括をします
・よく聴いたアーティストTOP5
…LastFmの記録をもとに、その月によく聴いていたアーティスト
今月のLastFmはこちら

新譜

Matthew Halsall「An Ever Changing View」

YouTubeに勧められたので聴いてみた
静かに鳴るパーカッションや吹奏楽器にトランペットのメロディが伸びやかに乗る
どこかアジアンな匂いもする
スピリチュアルジャズ、って言うんですね
ミニマルなエレクトロニカも入ってる
特急列車に揺られながら昼下がりに聴いていたら、すんごく気持ちよく眠れた。これは使える

長瀬有花「Launchvox」

「ほどよい違和感」が様々なベクトルから表現された一作
ランチボックスもとい幕の内弁当
感想が難しいな、ひとつひとつの情報が多い
そしてジャンルの混ざり合いを掲げる長瀬有花およびレーベルの方針が生きている
先にライブで披露されバンドアレンジで聴いていたこともあり、CD音源でのトラックの繊細さに注意がいく
特に好きなのはM3「ブランクルームは夢の中」。レトロ&ザ・シンセポップなつくりで派手さのある前半から少し寂し気な幕引きをする後半。カセットで流すとかなり風情があっていた。
ラストの「宇宙遊泳」も、前回同作曲者が提供した「やがてクラシック」と同様、切なさと希望が包含されたクライマックスにふさわしい一曲。
全曲好きだけどこの2曲が今のところリピート。
めちゃ味の濃いお弁当だった
~~~
初回盤のDisc3はこれまでのオンラインライブの中から選曲された音源が収録されている
これがまたサブスクにも出して欲しいくらいの出来
M8なんかはアニクラとかで流れてそうだ

Yussef Dayes「Black Classical Music」

YouTubeアルゴリズムに勧められ、ぼんやりとBGMで聴く
この凄テクジャズ音楽を形容する術がなくディスプレイをぼーっと1時間眺めていた 1曲目からグッとアンサンブルの海に出でてゆく 中盤あたりからのアシッドなムードを織りなすキーボードの音とかその辺好き

旧譜

The Jam「Snap!」(1983)

名前は知ってるけど聴いたことないな…とりあえずベスト聴いてみるか
disc2 Funeral Pyreいいな、アウトロのドラム
M8、イントロに驚く。うねるベースよし
M10、ポップなニューウェイブ感マシマシ
ディスコなM11ええ感じ
M12、オーケストレーションがふんだんに使われてる
後期に行くほどポップスの幅が広がっていったのね この辺りがブリットポップらしさの源流なんか
Going UndergroundとIn The Cityぐらいしか知らなかったから、後期The Jamは新鮮だった スタイルカウンシルへのつながりも頷ける
正直Disc1は1周2周くらいではちょっとだれてしまった

NIHIL TENTION「キテレツ」(1995)

ミクスチャーのゴリゴリの音。同時代のMADのような方向の音楽性だ
M1M2とストレートできてM3から個性を見せていくアルバムの流れは良い
歌詞が…残念、好きじゃない。○○なのさ、みたいな歌い方がどうも、ね。
まさに奇天烈らしい「笑うペンギン」はまた毛色が違って良いね

Origami Angel「Somewhere City」(2019)

ライブの予習

M2のアウトロ好みすぎる
M3、!?ハードコアなドラムだ
ポストハードコア/エモ系ながら、1曲1曲の個が強くて楽しい
1曲の中の展開が変化しまくるのも特徴か
追記:ライブばか楽しかった!完全に好きになった…

The Hotelier「Home, Like Noplace Is There」(2014)

ライブの予習②
M6、悲鳴のようなシャウトが続く
しっとりメロディアスエモ
歌詞の意味は把握してないが、内省的な内容なんだろか

Charcoal「HELLO!!!」(1999)

勧められたから聴いた
パワーポップなどその周辺のポップネスなバンドもの
対して、歌い方(厳密にはアクセントの付け方)があまり好みではない
後半になるほどその歌い方もマッチしてきたぞ(耳が慣れたのかも)
好きかも→M6、M8、M9

The Replacements「Pleased To Meet Me」(1987)

名前は知ってたけど聴いてなかったなシリーズ
少しパンク色のあるハードロック…違うか 80’sのオーソドックスなロック
M4で途端にジャズになる
最後の1曲(M11)が名曲すぎてすべて持ってかれる

PROCYON「Fluid」(2020)

サイケよりのシンセポップ
これ聴いた後に次作「Datsu」を聴くと化け具合に驚く。構成、グルーヴ、歌、mix全部が上位互換である。
でもこっちの方はよりポップで聴きやすいし、タイあたりのシンセ/シティポップにも共鳴しそう
M2やM3良き

Trashcan Sinatras「Cake」(1990)

この時代のUKインディーポップだな〜って音
M2とM8は特段ポップでよい
ぶっちゃけそんなツボには刺さらない
しばらく寝かしてから聴くべきかも

DSPS「時間的產物」(2018)

フェスで聴いて、衝動的にLPを買いました
インディーポップ~ポストロックを包括するキャッチーながら染みるメロディ
とても好きなタイプのやつだ…
ところでM6の曲中、日本語のセリフが聴こえるがサンプリングなんだろうか。少し気になる
お気に入り→M2、M6、M8

Hans Pucket「No Drama」(2022)

セールでCD買おうか悩んでやっぱりやめたので聴く
最初数曲は好みのインディーロックって感じ~と思ってましたが、「No Drama」位を境にクラシカルなロックやオーケストレーションをふんだんに使った楽曲へつながっていきます
インディーロックの枠からはみ出たり戻ったりする良作

手に入れたCD・レコード等

レコード

OGRE YOU ASSHOLE「家の外 e.p.」
Blur「Modern Life Is Rubbish:Special Edition」
The Hotelier「Home, Like Noplace Is There」
DSPS「Upon Time(時間の産物)」
Ami Tseng,Tomoyuki Natsume「BLA BLA SONG」

CD

Year After Year「All Sides」
Year After Year「Season」
PROCYON「DATSU」
長瀬有花「Launchvox」

カセット

TANGINGUGUN「遠くのボンゴ」
長瀬有花「Launchvox」

観たライブ

「SAKANAMON 15th ANNIVERSARY LIVE TOUR “真向”」
(京都磔磔@2023年9月9日)

会社の同期を誘って観に行きました
ファンのアンケートをもとにセットリストを組んだとのことで(知らなかった)、ベスト盤さながらのラインナップで初っ端からマックスだった。MCで述べていたように全部A面のような並びなので、時折入る(正直タイトルを思い出せない)ライブではあまりやらない穏やかな曲が映えていた。 このバンドが積み重ねてきた15年が、バチバチに決まったライブに表れていた。演奏力も歌も勢いも抜群に調子がいい。MCはつたないながらも、それを逆手にとって面白さに変え場を和やかにさせていた。前回のツアーと比べて、どこか雰囲気が明るくなった気がする(前回はどこか鬼気迫るような様相だった)。 特に「LIKES」「マジックアワー」あたりは心を打ち、最後の「光の中へ」はアンコール前の〆としてぴたりハマっていた。デビュー時からこれまでを満遍なく総覧するような内容に感慨深くなりつつ、これからまた新しいファンが増えることを願わんばかりな1日だった。

「Nothing Feels Real & Counter Intuitive Records presents: “The Hotelier / Oso Oso / Prince Daddy & The Hyena / Origami Angel Japan Tour 2023”」
(心斎橋SUNHALL@2023年9月)

最高や…
海外の客が3割以上いたかな?
6時間の間ライブハウスでエモ(+フォーク)ざんまいで何とか生きて帰ってきた
右肩上がりに盛り上がってゆく。
柴田聡子氏が音源で聴いた印象より何倍も良かった
Oso Osoバキバキに決まっていた
Origami Angel楽しすぎワロタ。フロア熱狂モッシュダイブ(を後ろから見る)
ツーピースとは思えない音圧、そしてドラムの超絶テク。数回しか聞いてなくても呼び起こされるキャッチーなフレーズ。あゝ。
終電が迫っていたため、最後アンコールを聞かずして帰宅。でも満足!改めて贅沢なラインナップだ。出演者の並びもピッタリだった。いいな、エモ。

「りんご音楽祭」
(松本市アルプス公園@2023年9月23日~24日)

野外フェス人生2回目かつこうした広々としたフェスは初めてで持ち物から巡り方とか手探りだった。だが、十二分に楽しめたし知らない音楽との出会いも大いにあった。場所の大きさも、人の多さも、ラインナップのバリエーションもすべてがちょうど良いフェスだった。
(詳細な感想はまた今度…書くかどうか)

今月の総括

よく聴いたアーティストTOP5

1位:長瀬有花
2位:Oso Oso
3位:Origami Angel
4位:SAKANAMON
5位:The Jam

今月分統計

アルバムレビュー
新譜:3枚
旧譜:10枚

Scrobble
1101:曲
160:アーティスト

振り返り

日によってポジティブだったりネガティブだったりします。ただSNSに自虐を垂れ流すようにはなりたくないですね。部署が急に移動になったりバタバタしつつ、休日はライブにせっせと行くせわしなさ。おかげで金もバンバン消えていく。でも未来よりも今ですよ、そう信じながら。

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