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こんな音楽を聴いてました日記【2023年2月】

リアルタイムで編集して、月末に投稿しているnoteシリーズです。
・新譜
…1か月以内にリリースされたアルバムやシングル
 (シングルはあまり書かないかも)
・旧譜
…先月以前にリリースされたアルバムなど
初めて聴いたアルバムを中心に感想を書く
ただ、何度も聴いているようなアルバムは書かないかも
…「友と聴いてくるシリーズ」も復活!(私が友と聴いたことないアーティストを決めて聴いてくる、というのをプライベートでやってます)
・プレイリスト
…AppleMusicやSpotifyのプレイリストの視聴履歴です
・動画
…YouTubeとかで、公開されている(なるべく権利関係クリアな)音楽動画
・注目
…よく聴いていたアーティストとは別に、注目のアーティスト
・良い記事
…読んでよかったと思った記事
・ライブ
…現地やオンラインでのライブ参加レポ
・その他
…気になったもの、手に入れたCD・レコード等、近況報告など
・今月の総括
…一か月の総括をします
・よく聴いたアーティストTOP5
…LastFmの記録をもとに、その月によく聴いていたアーティスト
今月のLastFmはこちら


新譜

岩崎有季「MIND TRAFFIC JAM」

オリコンの発売予定アルバム一覧から知って、「アカリの下」を聴いたらツボもツボだったのでアルバムも聴く
ちなみに、厳密には当アルバムは2020年発売だが、全国流通に当たって7曲目の「野営」が追加されているので新譜扱い

前半(2~4曲目)のインディーフォーク具合の曲、後半のソウルなトラックに乗せた楽曲。どちらもいいいが、「アカリの下」から知ったので前半を繰り返し聴くことになった。どの曲も自然と耳に残るし、何度も聴きたくなる

Paramore「This Is Why」

ふと見かけたので聴いてみた

最初はエモの有名なバンドとは露知らず新曲を聴いていた
1曲目からずっとキャッチー
聴いて一発で好きになるタイプのダンスロックが続く
M5もポストパンクみあるギター
後半になるにつれ抒情的なオルタナソングに
ポップだし音楽好きにも評価される要素もあって高評価もなるほどな一作

ときのそら「BEYOND」

EP、というらしいです

バラード、バラード、ファンソング、ミドルなポップス。
1曲目や2曲目はライブとかなら生演奏でやるべきだな
3曲目はファンから募集した曲。ときのそらお馴染みの単語やネタをふんだんに使って作られている
ファンがオリジナル曲を作る流れが2018年上半期にあってね(昔話)

やっぱミドルテンポのポップスやバラード調の曲が合ってる歌声だと思う
「またあした」とかまさに。
前作のアルバム(「Sign」)にもっとこういう曲あればバランスよかっただろうなぁ

【追記】
Blu-rayも見ました
演奏隊の編成が軽くオーケストラ仕様で、ミドルテンポでポップな楽曲が特に映えていた
「メトロナイト」のメロウな演奏、間奏のギターソロが大変良い
「Happy Meowthday!!」は管弦楽器の本領発揮で一つのハイライトだった
この2曲は音源化して欲しいくらい良かった

旧譜

Mega City Four「Who Cares Wins」(1991)

フォロワーのつぶやきから。
あまりにも良い。
見た目からいかつい感じあるけども、言葉分からなくても伝わる優しいメロディが乗ったインディーロック(グランジ寄り?)
特に好きなのはWho Cares、Rose Coloured、No Such Place As Homeあたりかな

追記:中古CDを購入、ことあるごとに聴いている
明るすぎず暗すぎず、メロディがひたすら良い

I AM 7「I AM 7」(2004)

フォロワーのツイートから。

シングル3枚リリースしたがデビューまでいかずアルバムを出さないまま解散。その後出たシングルのコンピレーションらしい。
こちらのLastFmのバイオグラフィが詳しい

歌モノブリットポップとしてめちゃいい
ザ・90sUKロックで、そこら辺好きならわりかし。
まぁ確かに90年後半から00年あたりにこの音楽性はトレンド的には遅かったんだろうと思う。ブリットポップはもう過ぎ、エモ系とは違うしな
シングル集だからキャッチーで全編エネルギーがある

After me「After me」(1999)

こちらもフォロワーのツイートから知り聴きました。
(中古レコード探しながら延々聴いていた)

いい歌モノロック。ロキノン以前のJ-ROCKをふんだんに感じる。
良曲ぞろいで、まあこれで売れないっていうのもなぁ
バインにも通づるものを感じたり。(共通のルーツかな)

Ducks Ltd.「Modern Fiction」(2020)

AppleMusicにおススメされたので歩きながら聴いた
あかるいポストパンク、って感じ
joy divisionとnew orderを最近聞いていたゆえの感想。
ドラムの音かなぁ、そう思うのは。
ところで、ジャケいいですね。飾りたい

2nd Grade「Easy Listening」(2022)

16曲35分でお手軽インディーロック
聴きどころ濃縮して詰めたようなアルバム
2分くらいのパワーポップソングとても良い、スルッと聴ける
こっから盛り上がるか…?というところで終わるので寸止め感もある

大森靖子「魔法が使えないなら死にたい」(2013)

大森靖子ファンの妹のためにレコードを買いました、プレゼント。
ついでに一緒に聴きました。
2曲目3曲目以外は、どれもエモーショナルなフォーク歌謡で聴きごたえ抜群
歌詞表現も流石。

Supertramp「Breakfast In America」(1979)

もちろん前から知ってたけど、正直ジャケ買い。いいよね
元々はプログレであるけれど、すごくポップになって、かつ"いかつく"ないのでまさに朝の音楽のような、ニュートラルに聴ける。
シンセやサックスの音もそこまで時代を感じさせないのよね
いいな、買ってよかった

Minutemen「Double Nickels On the Dime」(1984)

Black FlagのWiki読む→SST recordのサイト行く→Minutemenに出会う

3ピースバンドによるインディーロックのアイデアの宝庫
80年代前半にもうこんなユニークなものがあったとは
音ももっさりした感じもシンセもないし、テクニックや音楽としての遊び心抜群であれど小難しくない。1時間14分で43曲ありながら、苦痛は一切感じなかった。時間いっぱいに曲を詰め込みたかったのかな?
どこまで真に受けていいのか分からないけど、AppleMusicにある「ミニットメンに影響を受けたサウンド」の面々がまあ有名どころばか(レッチリ、Fugazi、Primusとか)。そりゃここまで独創的でテクニカルでかつ大衆性にも伸ばせそうな音楽、革新的だよね。いや~好きだ。

Burning Airline「Mission: Control!」(1999)

だいぶ前に聴いた記憶もあるけど聴いた

A Place For Owls「A Place For Owls」(2022)

Twitterで、Pinegroveに関連してこちらもどうぞ、みたいなツイートから聴きました。昼前の散歩アルバム
あ~いいですね
デスキャブを思い出すようなオルタナ/エモだった
M2,M3とか。
M9のしり上がりに盛り上がる展開好物です

Third World「You've Got the Power」(1982)

500円で買った中古レコード
歌詞カード付き、ありがたいね

レゲエ、だけどポップなR&Bナンバーが多いなぁと思ったら、スティービーワンダー作詞作曲だったり。よってレゲエのド初心者も聴きやすい
和訳歌詞カードのおかげで、レゲエのイズムを理解しやすい
後半はストレートなレゲエ曲多めです

ええ歌詞や

Senseless Things「The Singles」(1998)

YouTubeのおすすめに出てきた動画での演奏がツボで、聴きました
ドラムとベースの勢いよ凄い

ポップパンクとグランジの狭間にいるみたい
90年前半あたりのUKロック風味も若干。
メジャーを意識したようなM5〜M7の流れ
良いですね
パンキッシュなグランジ
後半になると少し重めのグランジになってゆき、M15あたりは良い感じだったが他の印象は薄い

Big Bang「Way In Jazz」(2006)

中古レコード買う時はJazzかクラシックを1枚買いたくなります
あまり知らないゆえに

こちら、ラテンジャズ/クラブジャズとなっております
A面とかC面とか特にラテンサウンドやサンバのような音が鳴っていて、それでいてクラブでかかってそうなリズミカルなジャズトラックになっていて、気持ちいい
アシッドジャズ風味もある(違いは分かんないが)
一面が短いね

cat nap「ねこは意外とのびます - EP」(2020)

長瀬有花の「とろける哲学」の作詞作曲を担当されている方々。
夫婦のボカロP。男声と初音ミクのダブルボーカルで、ベッドルームなJazz、R&B、インディーポップ。
M3とM5が特に好き
ゆったりした生活感が歌詞はもちろん音楽からも味わえる。
BialyStocks、田中ヤコブともリンクしそうな。

MVもっと伸びてもええのになぁ

Rush「Signals」(1982)

なんとなく聴いてみました
シンセが80'sのニューウェイブやシンセロックそのものと思いつつ、1曲目は特にポストパンクな翳りを感じたり。ニューウェイブに接近したプログレ、みたいな評価なんだろうか。うねうね動くベースラインがとても良い。レゲエなリズムのM4もいい。

Drugdealer「The End of Comedy」(2016)

M3がPhoebe Bridgersの開演前BGMで流れていたので、ライブ帰りに聴いた
インディー、もといクラシックロックな趣き
M3の、曲の中に曲が入ってくるような不思議な感じ良い

Sloppy Jane「Madison」(2021)

こちらもPhoebe Bridgersの開演前BGMから(M2)

知らない映画の壮大なサウンドトラックを聴いているようだった
1曲目から何か起きそうなざわざわする曲で幕開け
音響のイメージが、広い空間の真ん中にピアノとボーカル、囲むように大所帯の楽器隊とコーラスがともにアンサンブルしているよう(精いっぱいの表現)
希望の光がさしていくようなオーケストラパワーのM9もよし
M10,無限ハッピーニューイヤー

ところで、どういったミュージシャンでどのくらいの規模でこの音源を取ったのだろう。凄い人手を要してそう

追記:タワーレコードのレビューによれば、
「21人のメンバーと共にヴァージニアの観光名所、ロストワールド洞窟でレコーディングした」
らしいです
なるほどな~

She Is Legend「Job For A Rockstar」(2022)

『過眠症』良すぎて、でもサブスクないのでCD買いました

え、良すぎない?
バチバチに決まってる重厚なロックバンドサウンド、力強くも切迫感とリアリティで刺してくる歌詞、どれも良い
ゲームやってないのにすごく刺さってきた
非公式Wikiにはスクリーモ/叙情系ハードコア、LastFmにはメタルコアとかメロディックデスメタルだとか。ハードなアニメロック系統ですわね。
Supercellのアルバム「ZIGAEXPERIENTIA」やAimerのロック曲が好きな方にはもれなく刺さるでしょう
一方、Syrup16gをはじめオルタナ好きも射程範囲内で、「過眠症」がシロップオマージュなのをはじめ、「Goodbye Innocence」の歌詞もシロップの新譜に重なるものを感じたり。シロップの話しかしてねえ
戦闘もので定番な前向きで立ち向かうような歌詞だけでなく、「過眠症」「オーバーキル」のような内向的で諦観の入っている曲も共存しているのが何よりの魅力。ぶっちゃけゲームとして以上に社会や世間に対してのメッセ―ジや麻枝さん自身の思いも相当投影されてるんだろうな。

もっと音楽好き相手にも話題になればいいのに、と思うがアニメ主題歌とかじゃないしサブスクもMVもないから仕方ない部分
お気に入り→Burn My Soul、Pain in Rain、過眠症、オーバーキル、Goodbye Innocence

サブスクないんで弾いてみた動画を貼っておきます。かっこええ

Pavement「Brighten The Corners」(1997)

このアルバムは聴いたことない気がするな…
帰りながら聴くか

めちゃ良いメロディを載せたインディーロック
とにかくポップ、ギターポップ、パワーポップ、グランジなどがこの適度に脱力したサウンドによって程よく滑稽に楽しくなる
type slowlyでしっかりスローになるの面白い
テクニカルだろうけど難しく感じない

Wilco「The Whole Love」(2011)

飲み会帰りに…
1曲目から長尺のエクスペリメンタルな曲で幕開けるが以降は比較的ポップ
インディーロックとしてしっとり聴くものが多いが、初見としてはやっぱり「Born Alone」が頭に残り続ける
過去作と続き一筋縄ではいかないインディーロックという感じだった

OGRE YOU ASSHOLE「ペーパークラフト」(2014)

会社の先輩にオウガのライブは絶対行った方がいいと言われたんでチケットとりました
でもあんま聴いてないなと思ったのでペーパークラフトを選びました

歌詞尖ってるな〜アイロニーがよく効く
反復する美学
サイケって一言じゃどうも収まらない
自分の中のサイケ判定がディレイのかかったギターとパーカッションなんだなぁ
ポストパンク
m1、サックス(?)の余韻
m4のパーカッションの余韻
良い

手に入れたCD・レコード等

レコード

Supertrump「Breakfast In America」
Third World「You've Got The Power」
Big Bang「Way In Jazz」

CD

Mega City Four「Who Cares Wins」
Phoebe Bridgers「Punisher(ジャパニーズ・ツアー・エディション)」
She Is Legend「Job for a Rockstar」
ときのそら「BEYOND」

観たライブ

『Phoebe Bridgers Reunion Tour』
(KYOTO MUSE@2/18)

しばらくたって思い出すと不思議な時間だった
観客に海外勢が多かったからか、並んでる間からまるで日本じゃないかのような感覚になった
英語で話しかけられてしどろもどろになったり…
ライブは、後ろのほうだったんで姿を見るのはあきらめて音に集中しました
KyotoでKyotoを聴いた(これが言いたかった)
終始アットホームな雰囲気で、良かった
Boygeniusの曲も聴けたしね
でも1時間10分は少し物足りなかった
終演後にサイン&写真撮影会が突発的に始まったけど、人が多すぎたので帰りました。ファンサが丁寧な方なのね

『プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 2nd - Will -』
(インテックス4号館5号館@2/25昼公演)

いや~
1曲目からずっと目頭が熱くなってた
自分が想像するよりも感動していた
なぜか?
迫力のある生バンド演奏や演出はもちろん、そこに生身の人間、
所謂「推し」に情熱をもって全力で楽しむ人間が沢山いて、
そんで『歌』を真正面から受け止める場所の不思議な、異様な、素敵な空気を体験できた。
「精神開放する」とはこういうことをも言うのか。
オタク的ライブのノリがいかに場を活き活きとさせるのかが理解できたし、そしてその場にいる自分は大船に乗ったつもりでいるような安心感を覚えた。
Leo/needの「Calc.」「ステラ」、
25時、ナイトコードで。の「フォニイ」
はイントロ始まった瞬間の高揚感が凄かった。
個人的MVPはドラム。メタルバンドか?と言わんばかりの迫力で、打ち込みの曲をも見事に乗りこなす。「ECHO」の時のバズドラム16連打もすさまじかったし、Leo/needの際は望月穂波がとてもパワフルに映って見ごたえがあった。
また来年も行きたい(誰かを誘って)

今月の総括

よく聴いたアーティストTOP5

1位:Minutemen
今月知ったアーティスト
3ピースとは思えない技量とギミックの数々
アイデアの宝箱や
1曲が短いがため曲数が多くなりました

2位:Mega City Four
フォロワーのツイートから曲に飛び、そっから延々リピート
中古CDも定価以上で買いました
Who Cares WinsとMagic Bulletsばかり聴いてた

3位:Wilco
ふと気づけば聴いている、ある種癒しと化しているWilco
もうただただ良質なインディーロックとして楽しんでいる

4位:Phoebe Bridgers
ライブに行きました
アコースティック編成も良いが、バンド編成の方が良かったなとTwitterに上がっている動画を見て思った

5位:She is Legend
こういう劇中バンドを求めていた
ロック、それもスクリーモやオルタナメタル(?)方面の音にオルタナロックな歌詞
アグレッシブな側面もあれど、内向的にも振れる塩梅は最近の曲の中では一際上手いし、刺さる
こんなにハマってるのにゲームをやってない私だが、音ゲー機能実装ということでいよいよ3月には始めようかなと思う

今月分統計

アルバムレビュー
新譜:3枚
旧譜:21枚

Scrobble
1025:曲
  210:アーティスト

振り返り

新譜あまり聴いてないが旧譜の21枚は過去最多でした。
聴いた量も先月よりも増えているので、2月は忙しくはあったけど音楽のアンテナは元気だったんだと思います。
3月は毎週のようにライブ行きそうな勢い。楽しむぞ!


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