ヨギボー争奪戦

 前に美由紀ちゃんの誕生日に、ベッドにもなるほど大きなヨギボーをプレゼントしたと言いました。

 今日はそのヨギボーがもとで「美由紀 バーサス ネコ様軍団」をお送りします。

 美由紀ちゃんがいない時、ネコ様達はヨギボーでいつもお昼寝。特に つきママ様は一日中そこにいる。

 ネコ様達には「無印良品」の、人間をダメにするクッションを献上しているにも関わらず。

 美由紀ちゃんが帰ってくると、まず つきママとの第一戦が始まる。

「つきまま。どいて、そこ私の場所。」

片目を開け鼻で「フン!!」。

美由紀ちゃんが強硬手段。つきママさんを抱いて退かそうとする、そうはさせじと美由紀ちゃんの手を噛み怒涛の猫パンチ。

「つきさん、自分のクッション有るんだからどいて。」そのやり取りが暫く続く。

「なつめさん~。」美由紀ちゃんの泣きが入る。仕方なく私がつきママさんをご自分のクッションにお連れする。

 第二戦 みこ姫と黒猫烈風隊二名。 先ずみこちゃんを退かし、次にナちゃんを退かす。その間にみこ姫はまたヨギボーに。イタチごっこを繰り返しまた、「なつめさん~!!」

全員を専用クッションに連行。

ドアを閉め侵入を阻止するも、つきママさんは異様に器用。簡単にドアを開け、侵入する。

第三戦 攻守交替。

今度は つきママが美由紀ちゃんを退かしにかかる。くつろいでいる美由紀ちゃん目掛け、机からダイブ。

堪らず うずくまる。その間に烈風隊がヨギボーを占拠。ゆうゆうとつきママさんとみこ姫が移動。

この様な攻防戦が何回か繰り返された結果、ヨギボーは猫様のものになり。

 今まで使っていネコ様クッションが美由紀ちゃんが使うことになってしまった。

 涙目で私を見つめる、美由紀ちゃん。

「わかりました、対処いたします。」

美由紀ちゃんってネコ様達より下の存在なんだと、認識する一日でした。

私のようなものをサポートしてくださいましてありがとうございます。