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Quest3のMR機能を利用した消火体験コンテンツ

こんにちは。
株式会社シンテックホズミ XR技術開発室 コンテンツ制作グループの水野です。今年1月付けで部署名が微妙に変わりました。

諸事情により昨年8月以降から投稿できず久しぶりの投稿になってしまいました。
投稿できていなかった間にXR、メタバース界隈で様々なトピックがありましたが、その中でも広く盛り上がったのはMeta社のQuest3発売かと思います。
弊社ではQuestでの労働安全系コンテンツを製品として扱っているので、Quest3発売後からベンチマークや自社の既存コンテンツの動作確認を実施し、現在はQuest3での自社コンテンツ販売もおこなっております。


Quest3の特徴

Quest3についてご存知ない方もいるかもしれないので、簡単にQuest3の特徴を説明します。

Questのスペックと対応機能の比較

これまでのQuest2、Quest Proと比較すると、Quest3がスペック面で優れている部分が多いです。
(Quest3の情報が出た時に、「ハイエンドVRデバイス」と謳っていたQuest Proを出した翌年に、Proの半額程度の価格でProよりも優れたデバイスを出すなんて詐欺じゃないかと思ったQuestユーザーは私だけではないはず。。。)
機能面ではProからオミットされたものもありますが、深度センサーが搭載されたことでリアルタイムなMR利用が可能になりました。

Quest3を購入すると「First Encounters」というMRのシューティングゲームが最初からインストールされているため、Quest3でのMRを未体験の方は、まずFirst Encountersをプレイしてみるといいかもしれません。

First Encounters

MR対応の消火体験コンテンツ

自社でもQuest3でのMRを利用できるサンプルを作成しておりました。
ありきたりですが、VR/AR/MRでの消火体験のコンテンツです。

仮想の消火器を使用
発生した火災を消火

事前に作成したスペースの中でランダムな場所に発生する火災を、消火器の残量がなくなる前に消火するコンテンツになっています。
このサンプルはQuest3での利用を想定していますが、Quest2とQuest Proにも対応しており、利用端末により見え方が異なります。

利用デバイスによる見え方の比較

AR利用のQuest Proと比較して、MR利用が可能なQuest3の方がコンテンツのリアリティが増し没入感が向上しているように感じます。
深度センサーによるオクルージョン(手前の物で奥の物が隠れる)を利用すると描画処理が重くなることから、ゴリゴリのMRコンテンツというのはハード的にまだ難しいかもしれませんが、部分的な利用など工夫することで、より楽しいコンテンツや、実用的なコンテンツの開発もできそうです。

ご紹介できるコンテンツはまだ少ないですが、サンプルをどんどん増やしていきたいと思っているので、またサンプルが完成したらご紹介したいと思います。
今回ご紹介した弊社のMRサンプルに興味がございましたら、体験いただくことも可能ですので、DMまたは、下記お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
紹介した内容だけでなく、XRコンテンツ開発のご相談や、弊社製品に関するお問い合わせも承っております。

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