見出し画像

心書 vol.88「何のため・誰のため」


12年程前に親から引き継いだ負債を7年掛けて完済し、これからだって時、今まで爆進の元だった怒りのエネルギーが無くなり、恐怖に襲われ動けずにいた。

そんな時師匠と出会い、今まで自分はどれだけ苦労して来たか、そして今どんなに苦しんでいるか、思いの丈を曝け出した。

話を聞き終わった師匠は「南の島にでも行って来たらどうですか?」少し笑顔を浮かべながらそう言った。

本を読んで「この人はオレと考え方が一緒だ」と惚れ込んでここまで来たのに、何訳の分からん事言うてはるんですか!そう食って掛かった。

すると師匠は毘沙門天の様な形相で「誰のために商売やってんのや?」と、そして私は「金ですけど!」と答えた。師匠は呆れ顔で「そんなんやったら、トットと会社たたんだらどうや。」と吐き捨てた。

そして私が怒りのピークに達した時、「あんた客に食べさせてもろてるのに、客の為に何も考えて生きてへんやないか。商売っていうのは、どれだけ客を支援出来るかってことや。客の困りごとを自分の足で聞いて来い。」と教えてくれた。今の私があるのは、この言葉のお陰だ。

今の世の中、ただ何となく生きている人が多いように思う。何のため、誰のために働いているのか?また何のため、誰のために勉強しているのか?それさえ肚に落ちていたら、半分成功したに同じである。能力や元手に関係なく智慧が出るのだ。

#心学 #心書 #何のため誰のために生きるかで志の高さが決まる #いつ死んでも悔やまん生き方が幸せ也や #心のスピードを整える #己を修めるのが大人たる所以 #常に自分に問え #お前ホンマにそれでええのんかと #バリ島 #bali

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?