悲しみがやってくる

詩「悲しみがやってくる」

わたしはこないでと言った
あのひとはわたしが呼んだからきたと言った
なんでわたしは呼んだのと訊いた
わたしはあのひとの下着を指で噛んでた

全ての微笑みのうらに悲しみは立ってた
わたしがいま見ているこの景色もきっと悲しみは見ている

わたしがいつまでもふりかえりながら
歩いていける為にあのひとは居た

(2015年5月ブログ「NёüT♴」にて発表)

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