2020年2月15日西野亮廣エンタメ研究所の記事と僕のメモ

2月15日(土) ※2月17日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
身体がバターチキンカレーの匂いを放ち始めたので、いいかげん日本に帰ろうと思っているキングコング西野です。

さて。

今日は、昨夜、寝る前にボンヤリ考えていたことを共有したいと思います。
少し先の未来の話です。
テキトーに聞き流してください。

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▼ 貨幣経済から評価経済へ
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この星は、ずいぶん長い間「貨幣経済」で回っていました。
それは、お金をたくさん持っている人がブイブイ言わせられる世界です。

なので、学校の先生も、僕の父ちゃんも母ちゃんも、「貯金をしろ」「お金を貯めろ」と言います。

そんな中、SNSが登場して、「評価経済」が始まりました。
評価(フォロワー数)をたくさん持っている人に、お金が集まるので、今度は皆、評価(フォロワー数)を稼ぎ始めました。

一昔前にあった『お金の増やし方』というノウハウは、『フォロワーの増やし方(チャンネル登録者の増やし方)』に姿を変えました。
最新の『人生ゲーム』で集めるのは、「お金」ではなくて、「フォロワー数」という噂を聞きました。面白いですね。

「評価経済」によって「貨幣経済」が終わらされたか?というと、そんなことはなくて、どちらかというと『共存』しているイメージです。

ただ、さすがに世間も「評価(フォロワー)さえ集めれば、ブイブイ言わせられるのね」と気づいたらしく、今は「評価経済」の面積が徐々に大きくなっています。

以前、ZOZOの前澤さんが1億円でフォロワーを買われましたが、あれは「評価経済」を語る上で、象徴的な出来事だと思います。

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▼ 「評価経済」では語れなくなった
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評価経済が始まり、数年ほど「フォロワー数が多いヤツが最強!」の時代が続きましたが、数百万人のフォロワーを抱えるタレントが、たった一発の不祥事で活動休止に追い込まれたり、数百万人のフォロワーを抱えるタレントがクラウドファンディングで失敗したりしているうちに…「おや? 『フォロワー数が多ければイイ』というわけでもないの?」という雰囲気になってきました。

つまり、「評価=フォロワー数」が成り立たなくなったわけですね。

そこで、ヒョッコリと顔を出したのが「信用経済」です。

まわりの目を恐れずに「王様は裸だ!」と本当のことを叫ぶことができるヤツが「あいつは信用できる!」という評価を集め、ブイブイ言わせられる世界ですね。
信用経済の勝者になる為の絶対条件は「嘘をつかない」です。

ギャラを貰ったからといって商品を紹介してしまうと、一気に信用を失います。
「信用経済」の世界では、フォロワー数の多い『CM女王』は誉められた存在ではなくなり、「お金さえ払えば、嘘をついてくれる人」になりました。
「フォロワー数を稼いでいるのに、一部からの評価は稼いでいない」という事態です。

ここで僕らは整理しなくちゃいけません。

評価経済の枠の中には、「フォロワー経済」と「信用経済」があるということを。

フォロワー経済の特徴は『広さ・広告費』で、信用経済の特徴は『深さ・ダイレクト課金』といったところでしょうか。

言うまでもなく、キングコング西野は信用経済の住人です。

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▼ …で、ここからどうなるの?
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最近、「フォロワー数とか、あんまり意味ないっす」と割り切って、本当のことを言う人が増えてきたように思います。思いますよね?

数が増えると価値が下がるのが世の理で、個人的には、「王様は裸だ!」と言いやすくなった時代に「王様は裸だ!」と言っている人に対して、「今どき、正しいことを言ってんじゃねぇよ」とモヤモヤしています。

そんな中、堂々と遅刻してくるチームラボの猪子さんや、大胆に約束を破る家入一真さんや、ホームレス小谷や、講演会の壇上で酔っ払っている箕輪さんといった『人として完全に間違っている人達』が急に色っぽく見えてきて、彼らに共通していることは、「キャラクターを守っている」ということなんですね。
「この人は、こんなキャラだろうな」という期待を1ミリも裏切らない。

そして、こちらが想定しているキャラクターの中で、約束を破ったり、遅刻してくれたり、間違ったり、嘘をついてくれるので、そこに失望感などなく、「仕方ないよね。だって箕輪だもん」で皆、ハッピーです。

誰でも正解が出せる時代になると、間違っても「仕方ないよねぇ」で許される人が重宝されるでしょうから、「キャラ」を持っている人が、人やお金を集める『キャラ経済』は間違いなくやってくるだろうなぁと思っております。

キャラ経済の勝者の条件は「キャラを守ること」ですね。
本当のことを言うことよりも、嘘を言ってもいいし、間違ってもいいから、「キャラクターに一貫性があること」が何よりも重要で、これって、ウソップが愛される漫画の世界じゃないですか。

「いよいよ『娯楽』『暇つぶし』の時代の足音が聞こえてきたなぁ」と昨日の夜、ボンヤリと考えていました。
望むところです。

現場からは以上でーす。

これから日本に帰ります。


※ここからは僕(しんたろ)のメモです。

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内容はずっと興味深くて面白かったけど、最後の『娯楽』『暇潰し』の時代というのだけ少しわからなかった。

頭に置いておこう。

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