「行動できる本」を紹介します Vol.4
こちらは私が実際読んで、
「新しい行動」が生み出せた本を紹介する記事です。
読書から”どんな行動ができたか?”に焦点をあてて
本を紹介します。
明日からあなたの「行動を変える」きっかけになれば嬉しいです。
わたしがこの記事を書こうと思ったきっかけはこちらです。
▼行動できた本
本:お金2.0
著者:佐藤航陽
▼読む目的
今後の経済の変化を事前に知っておくことで、これからの働き方やお金に対する価値観を固める。そして楽しく仕事をしながら、楽しく生活をする。
▼本を読んでどんな行動ができたか?
自身の熱中できることを改めて探して、それに注力したい思えるようになった。今後のキャリアの考え方や転職先の選び方の参考になった。
▼本の内容
この本からは「従業員としての働き方」と「個人としての動き方」を考えさせられました。今回はその2点について個人的な見解を含めて、本の内容を紹介します。
◎従業員として働く場合の企業の判断方法2つがわかる
①持続的な経済と企業の仕組みを知り、その仕組から判断する
本書では経済を概念的に説明をしていて、経済は自然に似ている理由を解説しています。
経済は自然に似ていて世の中全ては同じ有機的なシステムで構築されている。それは自然>社会>人間>細胞とまるでマトリョーシカのように、全体は入れ子構造でシステムが構築されている。自然が勝手にバランスを取って持続的に存在するように、企業・経済も同じようにバランスを取っていないと持続できない。
逆に継続ができない企業・組織はこの3つを満たしていない。かけている。
たとえばブラック企業では
1.社員の業務はすべて会社指定で行う
例)電話営業先リスト100件を毎日しなければいけない
例)決められた業務の流れの改善が現場判断でできない
2.売上の還元がない
例)どれだけ売上が上がろうが給料は上がらない。
例)上層部は年功序列で変わらない
3.会社の売上/評価基準/昇進基準が不明確
例)評価が不明確でどうやったら昇給するかわからない
例)昇進基準が不明確でわからない
②維持だけでなく持続的に成長する組織の条件は?
1.給与だけではない明確な報酬
給料は当然として、それ以外に社会的意味・価値を見いだせることも重要です。働く人が「給料は良いけど、この仕事やる意味あるのかなぁ」と感じながらする仕事は、これから働き始める人たちの価値観とは合わなくなり、自然と人が離れていきます。
2.変化が激しい
日々予測ができないことがおきて、自身の努力や判断で成果に大きく影響が出る。IT系やテクノロジー系は、まさにそうですね。逆に変化ない仕事は自身の努力や判断は意味がなく、何をしても変わらないのであれば、やはり「やってる意味あるのかぁ」と働く人は思ってしましますね。
3.ヒエラルキーの可視化
ヒエラルキーとは「階級・階級制」の意味です。つまり頑張った人と頑張らなかった人の差がしっかり見えるか?ですね。努力をしてもしなくても、給料・待遇に差が出なく環境は、頑張ろうとする人はいなくなります。成果に応じた給与・待遇は「ヒエラルキーの可視化」の役割で持っています。
◎個人としての動き方の判断軸とは?
熱中できることに探し出し、そこに時間を投下する
//なぜ熱中できることを探す必要があるのか?
お金への価値が変化していて、お金を追い求めるようなことが少なくなる。だからこそ、儲かるからするではなく「好きだからやる」が重要になる。
ちょっとわかりにくいので現状の課題を整理して、これからのどんな変化があるか?を解説します。
現在は資本主義ですが、いま「資本主義から価値主義」に移行している。資本主義では1つの価値だけ重要視されていた。「実用性」の価値だけがお金に変換されており、本来は生活する人が価値を感じるから、価値が生まれなければいけない。
現代はお金を使ってお金を作る仕組みが行き過ぎて
価値を目に見えるようにしただけの「お金」を重要視しすぎている。
お金自体に価値はない、
生活する人が価値があると感じるモノ・行動・現象に価値はある。
そのもの自体に価値がない「お金」が価値のない「お金」を生み出し続ける仕組みが、資本主義で生きていくために必要なことなっている。
例えば投資とかですね。企業の株を買って、企業が儲かり株価が上がるとその配当がもらえる。この一連の流れで生活者にとって直接的に価値があることはないです。
価値がない行動にお金が集まり、結果得をして裕福になる。が繰り返されている。
本当に価値あることをしている人が報われない社会ですね。
よく例として出されるのはルドガー・ブレグマンの本「隷属なき道」で紹介されている「銀行員」と「ゴミ収集員」です。
1970年アイルランドで起きた銀行員のストライキは、経済が崩壊すると言われていましたが、6ヶ月経過してもアイルランドの経済は回っていた。
一方で1968年ニューヨークで起きたごみ収集員のストライキは、たった1週間で街はゴミで溢れて市長はこのストライキに対して、譲歩しました。
お金が稼げるから価値があると感じてしまいますが、お金があくまで道具であり、価値の目安にはならないということですね。
ルドガー・ブレグマンの「隷属なき道」もこれからの働き方の参考になるので、気になる方は読んでみて下さい。
また価値のない仕事は「ブルシットジョブ」とも言われます。自身の仕事が価値のある仕事なのか?と疑問に思う方は、この本を読むとなぜ意味のない仕事が存在するのか?わかりますので、おすすめです。
話がそれましたので本題に戻ると
//本来の価値があることとは?
本書では「実用性」「内面性」「社会的」の3つと言われています。
今まで「価値はあるけど、お金にならなかった」内面的な価値・社会的な価値。
実用性の価値から「内面的・社会的な価値」を重要視された
価値主義に移行している。
//じゃあ価値主義では何をすればいいのか?
つまり、自分の好きなことに熱中して情熱を傾けること。1日中やっていても苦痛にならないことを探す。
自身の情熱は意識していないとすぐに忘れてしまう。本書では「心がサビる」と表現されています。
//個人の見解として
子供を見ていると一心不乱に好きなことをしているので、わかりやすいです。お絵かき、おままごとなど、本当に飽きもせずひたすらやっています。
最近では子供が自身の情熱を見つけられるようにする教育法「モンテッソーリ教育」が有名になっています。Google・Amazon・Facebookの創業者は皆受けていたみたいです。
大人でも参考にすると自身の情熱が見つけられるかもしれません。
▼まとめ
◎会社員として働く場合は企業の仕組みに注目する
①持続可能な仕組みになっているか?
1.自発的な秩序化
2.エネルギーの循環
3.情報による秩序の強化
②持続的な成長をする条件にハマっているか?
1.給与だけではない明確な報酬
2.変化が激しい
3.ヒエラルキーの可視化
◎個人としての動き方
情熱を傾けられることを見つける。資本主義ではなく価値主義に移行している。価値主義とは「内面性」「社会的」の価値を重視した経済。お金のためではなく、自身ができること1日中やっていても苦痛にならないこと。その行動に価値が出る。
子供時代を思い出し、新しいものに触れ自身の情熱を見つけるといいかも。
今日紹介したのは
「お金2.0」でした。
「行動できる本の紹介」では
私と同じ心境で漠然とした不安を抱えている方に向けて
実体験をもとに「新しい行動ができる」にフォーカスして
おすすめの本を紹介していきます。
どこかの誰かのためになれば、嬉しいです。
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