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Day96_テルアビブ

こんちゃ!しんたんです。

今日はイスラエルの首都、テルアビブ観光してきました。

めっちゃ東京って感じだった!

これバウハウス建築??
東京っぽい!
都会だ!
チャリ&電動キックボード用の道(緑)!
東京…?
やっぱり東京…??


バウハウス建築とか旧市街とかアートの街とか建築色々楽しむぞー!と思ってたんだけど、最初に行った現代美術館で、見事に気持ち打ち砕かれました🫨

◾️テルアビブ美術館
現代アートみるぞー!と意気込んでいったものの、正面広場で戦争人質解放に関するアートイベント&デモが行われており、いきなり心揺さぶられた。

人質が誘拐されてからの日数をリアルタイムでカウントするタイマー、出口の見えないトンネルに人質の写真や大量のメッセージがあり、進んでいくと出口の光が見えてきてトンネルを抜けるインスタレーションアート、大量のイエローリボン、灰色に塗りつぶされた大勢向けのディナーテーブル、You are not aloneの人質を勇気づけるメッセージとピアノ生演奏。
表層的な美しさではなく、心に重く鋭く突き刺さるメッセージと想い。
とはいえ内面的なメッセージと想いだけでは伝わらないだろう、明るいイエローカラーやポップなフォント、トンネルに描かれた直筆の文字。
美しすぎたり綺麗すぎると、メッセージの生々しさが損なわれる。
では、汚過ぎるとどうなのか?それでは現状を憂うだけで未来に希望を見出せないのかもしれないと思った。
目を逸らしてはいけない汚い現実と目指したい美しい未来。この融合に意味があると感じた。
写真撮ってたらうっかりiphondを落としてカメラ部分が損傷。保護カバーつけてたけど、レンズ1ヶ所に少し亀裂が。撮影には影響なかったものの、神が「写真ばかり撮ってないで今そこで起こっているリアルを味わえ」と言っているような気がした。

そんなこんなでいきなり物凄いパンチを食らってメンタル揺さぶられたが、せっかくきたので美術館を味わうことに。

外から見た感じだとわからなかったが、中めちゃくちゃ広い。旧館+新館で、体感だけど森美術館3〜4個分くらいのキャパ&展示あるように感じた。
キャパすごい&説明英語だからめちゃくちゃ疲れた。
ムンクやシャガール、ピカソなど有名どころもありつつ、イスラエルアーティストの作品もあり、見応え凄かった。

特にイスラエルアーティストの作品は、日本で見たことなかったので衝撃がかなりあった。

個人的にめちゃ刺さった作品
日本で見てもここまで刺さんなかった気がする
爆心地から黒い光が広がってるような作品
光だが闇が覆う的な意味なのかな
どことなく死や悲劇、不安を感じる
ロシア革命的なsomethingぽい
様々な思想が一つの船に
ホロコースト
血の作品
一発で引き込まれた威力高い作品
子供ベッド→戦争の悲劇を感じる…
岩山の白黒写真かと思って至近距離で見たら絵の具立体的に塗ってる作品でびっくりした
至近距離で見たら一枚の石で、
どうやって模様つけてるのかわからなかった
謎技術…
ダルマっぽいけど、
覆面テロリストっぽい
たくさんのポケットにはどういう意味があるんだろう


自分の血?と大量の皿を使ったアート、火・髑髏・花をモチーフにしたアート、戦争による廃材?を使ったアート、子供用の小さな病院ベッドのアートなど、
常に争い・死と隣り合わせで育ってきたであろう環境の影響をモロに受けたアートだらけで、心に重くくる。
ムンクやシャガールなど、楽しめる余裕がなかった。

極め付けは、キラキラした巨大インスタレーションアートで、4階建て分くらいの高さをぶち抜いて天井から背の高さちょっと上くらいまで、無数の雨のように金属のチェーンがぶら下がっていて、プロジェクターで照らされている作品。
ムハマド・アボ・サルメというアーティストの作品らしい。


移動しながら見ると、キラキラして綺麗だなぁと思い、どんな意味が込められてるんだろう?と気になって説明が書かれた地上階にいった。
そしてそこに書かれていたのは、「この無数のチェーンはドッグタグに使われるものと同じで、ハマスに捉えられている人質への連帯を表している。空中に浮遊する巨大で緻密な塊という象徴的な素材と想像上の時間の組み合わせが、苦痛と驚きの間を行き来するような体験を呼び起こす。2023年10月7日(ハマスによるバリケード突破&イスラエル人大量虐殺&誘拐)以降、時間は異なる意味を持つようになった。日が経過し時間は進むが、同時に静止する。カスケードは人を惑わすが、同時に豪雨となる恐ろしい力も秘めている。そして地上レベルに入ると、自己消去の可能性に徐々に移行する。」という説明だった。

カスケード=連なった状態というのは、まさにイスラエルとパレスチナの、古くはBC時代から連なる歴史の連続性でもあるし、見る角度(どの時点でのイスラエル側なのか、パレスチナ側なのか)によって光と影が入り乱れているし、その連続が一まとまりとなって、今を生きる我々に、いきなり全質量を持って降り注ぐ危険性もある。しかし、我々が立つ地上=今には、それを消去できる可能性もある。

これは美しいとかの物差しで測るものではない作品だった。
でも、表層的な美しさはあるにはあるのか。最初目を惹かれて興味を持った時点で美しさは意味を成していた。
でも説明読んだ時にはもう美しさは意味を成していなかったように思える。
問題に対して接続させるまでの手段として「美しさ」があるのかと思った。
でも美しさの使い方も色々あるなと思った。
美術館前で見たアートは、美しさ→現状の苦しさ→その先の美しさとサンドイッチしてた。

自分もアートで世の中を良くしたいと、前よりも少し強く思えた。

◾️ホワイトシティ
バウハウス建築群がみれる!と聞いてたけど、前述の美術館インパクト強過ぎてあんま記憶に残ってない😅
雰囲気は原宿っぽい

テントがあって子供達安全に遊べそう
青空図書館ええね
くまーーーーー!!
バウハウスセンター
アートグッズショップだった
憩いのベンチ
電動キックボード使ってみたけど、めちゃ快適だった

◾️ネヴェツェデク
テルアビブの代官山らしい。
そんな感じだった。
アートギャラリー見て回ったり、アイスたべたりした。

◾️ヤッファ旧市街
鎌倉って感じ!程よく歴史感ありつつも、子綺麗な観光地

テルアビブの主要な街は一通り回れた!
でも初っ端の美術館のインパクト強過ぎて、あまり各地の観光は楽しめなかった😅

帰りホテル付近でみつけたオモロいもの
answerの表現が秀逸

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