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10年以上使ったアーロンチェアのチルト機能がずっと壊れてたので修理してみました(成功)

自宅ではアーロンチェアをもう10年以上使っています。私はBタイプ、妻はAタイプを使っていて日中や深夜は主に猫が寝ています。

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で、しばらく前からチルトと前傾のレバーが両方とも使えない状態になっていました。

- チルト:フルロック状態からレバーが戻らない
- 前傾:レバーを動かしても反応がない

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ぶっちゃけ、前傾はチルト状態にしないと状態変更ができないので、チルトレバーが治れば治るかもしれませんが。

分解(と掃除)

まずは分解していきます。と言ってもそれほど複雑ではないです。

- シートの保持用のネジ2本(六角レンチ6.0)
- シートの角度調整アームの固定ネジ2本(六角レンチ6.0)
- チルト機構ボックス下部分の固定ネジ2本(+ネジ)

シートの保持ネジはシートの左右中央辺り。最初だけちょっと硬いです。

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シートから下に伸びている棒状のものが止まっているネジも左右2本文外します。アーロンチェアにはゴミやホコリが溜まっていることが多いので、修理半分、掃除半分です。

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アームを固定しているネジはこういうタイプ。

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シート真上に挙げて引き抜きます。最初のネジがハマっていたシート保持部分がちょっと外れにくいので、外側に広げながら外します。そうするとチルト機構のBOXが出てきます。これはしっかり清掃した後。

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横の隙間からマイナスのドライバーや薄くて硬いプラスチックなどを滑り込ませて上のカバーを外します。10年使ってるので経年劣化で何箇所買われましたが仕方がない。

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露出した状態。今度は下も外します。

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BOX下にネジが2本あるので外します。外さずに無理にBOXしたカバーを外そうとするとこのように割れます。orz

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下カバーは完全には外れません。こんなふうに下にずり落ちるだけ。

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修理

チルト側の本来の正常状態はこうです。レバーが下に降りチルトが出来る状態。レバーを引くとワイヤーが引っ張られ下のギアのようなパーツが回転します。

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私の椅子のチルト側はこの状態になっていました。ってことで完全にデドロック状態。でハンマーで叩いて戻しました。

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で、ようやくレバーで動くように。が、何度かやっているとたまにまたロック状態に。

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そして気がついた。上の銀の部分が座面と連動しており、前方方向に逆チルトすれば銀の部分は上に上がりデッドロックも外れる?ビンゴでした!ロックしても背もたれを持って斜め前方に引き上げるとデッドロックが外れます。

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もしかしたら分解しなくてもこれで治ってたかもしれませんが、中の機構がわからなかったらこの解決方法もわからなかった。ということで、やはり分解してよかったです。

もう一つの前傾レバーもやはり引っかかったままロック状態だったのでマイナスドライバーで無理やりもとに戻し、可動するようになりました。

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修理完了

あとは、下カバーを戻しネジで固定。上カバーをつけて、4つのボルトで座面を固定します。きれいになって機能も戻りました。

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猫的にはチルト機能なんてどうでもいいですが、人には必要なのでひとまず良かった。10年未満の人は何かあったら無料で修理してもらえるはずなのでちゃんと頼みましょう。

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