これもしかしてPTSD?
職場の過労とプレッシャーが原因でうつになって10年以上経つ私だが、未だに職場で働いてる夢を見る。
ちなみにうつになった過程の仕事を記述する。
前任の倉庫担当のスタッフが辞職し、私が担当になったのだが、
①朝の品出しで段ボールや設置器具が一斉に出される。倉庫が散らかる。
②商品の段ボールが来る。繁忙期で300近く(大小含む)。そうでなくても30~50は来る。搬入用とは思えない普通サイズのエレベーターで台車に乗せて往復する。全てバーコードを読み取り、段ボール数と一致してるか確認。
確認でき次第、散らかった段ボール等を片付けながら倉庫に入れる。
③開店前、品出しが終わり一斉に段ボールと設置器具が戻ってくる。倉庫が散らかる。
④散らかった倉庫を片付けつつ、品出しの準備もする。ちなみに開店後も品出しをするスタッフもいる。
⑤たまに在庫確認に来たスタッフが段ボールを広げたまま売り場に向かう。倉庫が散らかる。片付ける。
⑥週一バイトの子が「〇〇ってどこですか?」と聞きに来るので一緒に探す。
⑦売り場で品出しが出来ないから、とテーブルごと倉庫付近に戻してくる常習犯の猛者がいて困惑する。場所ないっちゅーねん。
⑧ハンガーの場所が分からない、該当のハンガーが見つからない、該当の設置器具が見つからない等の質問に全て答え、一緒に探す。品出しの準備、倉庫の整理と並行で行う。
⑨閉店後、売り場の片付けをしつつ、明日に備え倉庫を片付ける。
基本このルーティンで行われる。発病前は開店前から閉店までずっといた。発病前は売り場も担当していたので倉庫はもうぐちゃぐちゃ。閉店後に売り場の片づけを終えてから倉庫の片付けを行っていた。
ある社員に「もういい、もういいから」と止められたが、いや、大丈夫なんで、と頑張った。これがいけなかった。
今になって分かるが、上部からのスケジュール指示が無茶である。無茶なスケジュールなんて出来なくてもしゃあなしである。すみません売り場が忙しくて、と適当にのらりくらりかわせば良かったものの、出来る限り完成させようとしたのが病気の原因である。
これが1か月続いた間、趣味で出かけることが出来ず、家で寝るだけ。口数も減り、発散できないストレスを抱えたのを自覚しないまま出勤。ある日、防波堤が崩れたかのように、倉庫で号泣し、店長に病院に行くように指示される。ここからが地獄の始まりだった。
ここから先の勤務状態は詳しく書く気が無いので割愛するが、ボロボロの体で欠勤も多く、何とか出勤しても元気が出ず、ユ〇ケルを1日3本飲んで、仕事をしていたが、退職した年の春に倉庫事情に理解のある新しい店長が就任。
「これはひどい、発注数考えるから、何とかしよう!」
と言ってくれ、安心したのも束の間、糸が切れたように体が崩れ落ち、2か月休職。その後、店長に
「もう辞めよう。ここにこれ以上いたらあなた死ぬよ。会社は社員の人生まで面倒みられない。病気直そう」
と言われ夏に退職。歴代の倉庫担当スタッフが辞めていくのも理解できるハードな職場であった。
で、失業保険を貰いながら職探し、就労継続支援A型に7年勤務して、昨年の秋に退社、現在は休養しつつ、就労移行支援事業所に通う予定なのだが、今現在も、あの職場の悪夢を見ることが多い。妙にリアルだけど異次元で、理不尽にやるべきことが変わっていき、夢の中で困惑しながら働く、という夢をもう何度も見ている。なんならうつ状態のままその前の職場で働いてたり、と仕事に関する悪夢が本当に多い。その日の朝の体調は最悪、外に出られない、というのが最近ずっと続いている。
で、調べたのだが、こういった例もいわゆるトラウマ、フラッシュバック(追体験)の一つで、複雑性PTSDの可能性があることが、今日分かった。
辞めて10年ぐらい経つのに未だに夢に出るのなんかおかしいと思ったんだよな。抗うつ剤を服用しても、ここだけがどうしても治らなかった。
就労移行支援事業所の体験会は延期してもらい、病院に相談するまで待って欲しい旨を伝え、現在も家で療養中である。昨年の夏にいろんな薬をあちこちの病院で処方してもらい、全部飲んだ結果、副作用として傾眠、アカシジア等の発作が出たため、秋に薬をリセット、副作用が出ないように減薬し、徐々に有効量に達するように処方していく方向なのだが、また一つ、相談せねばならない事情が増えた。いつ治るねんこの病気ええ加減にせえよ。
一時期は寛解期で精神も落ち着いていたのだが、職場の移動でストレスを抱えまた増薬の末の副作用。また休養するはめになったのだが、あの地獄の1年状態にならなかっただけましと言えるべきか。波が激し過ぎてもうへとへとである。
でも世の中、こういう人は多いだろうな。現代社会の闇の象徴というべきうつ病。真面目な奴ほど馬鹿を見るシステム。幸い私は実家暮らしで、現在の家族仲は円満、無事休養を取らせてもらっているが、こうしてる間に、自死を考えている人、首をつっている人、電車に飛び込む人がいるのが現状である。
この現状をどうにかしよう!と力強く訴える力も、そもそもやる気もない。そういうのは専門の団体に任せて、私から言えるのは、嫌な職場は病気になる前に辞めてしまえ、である。上司殴ってでも辞めろ、と言ってた時期もあったが、懲戒解雇で失業保険に大きくデメリットが発生するので、なんかこう、上手い感じに仕返しして、辞めたらええんちゃうかな。
会社は人の人生まで守れない。あくまで自分の為に生きて欲しいと思う。
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