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信州これから会議スタートしました(第1回レポート)

みなさん、こんにちは。信州これから会議 総合ファシリテーターの瀧内です。
いよいよ「信州これから会議」がスタート。11月7日と10日の2日に分けて、ワークショップがオンラインにて開催されました。

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いまの状況下になって早2年弱。さまざまな人たちの対話や数ある評論を見ていて感じるのは、どうやら、これまでの延長線上や、単に戻っていくという形で「これからの信州」があるわけではないということ。
私たちはこれからの信州がどうあればいいのか、もっともっと多くの「対話」が必要だと感じています。私たちは一斉にオンラインというツールを使いこなせるようになり、広い長野県に住む皆さんが一堂に会することに距離の制限を取り払えるツールを手にしました。それぞれのありたい姿を得ていくためにみんなで考える、そんな機会にできればと考えています。

最初のテーマは、「コロナ下の変化」について。それぞれのテーマで、その状況はどう変わったのか、これから変わっていくと予測しているのかを議論しました。

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コロナの状況下であるを「コロナ下」と記載しています。
「禍」という言葉の強さ、軽々に未来を語らないことを前提に、悲観しすぎることなく、今を捉えていくことの意味を込めて、「下」という文字を使用しています。

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テーマ全体を通じて感じられたこととして、コロナ下で、これまでのあたりまえの日常、物事や環境の価値を改めて認識することにつながった、というお話が多く出ていました。さらには、これを「社会(世界)全体で同時に体感した」ことに意味があり、全体での共通認識を形成していくことにつながっているとも。その前提に立ち、各テーマで話されていたことは以下のとおりです。

【A日程】11月7日(日)開催

<働き方・暮らし方のこれから>

場所、時間、距離などの制約から離れて、自由な働き方を選べるようになってきている。それが暮らし方の変化にもつながっている。家族との時間が増えることも。
移住者を迎え入れる地域としては、変化に対応できているかどうかで差が生まれている。

→ テーマ別のファシリテーターによる「働き方・暮らし方」のレポートはこちらから

<文化・スポーツのこれから>

文化やスポーツは(命を守る緊急対応時を除き)不要不急ではない。心の豊かさのために、必要不可欠であると認識された(あるかないかで心の有り様に差が生まれている)。
オンラインの導入により広がり(客層や集客エリア)や距離(心理的な)に変化が生まれている。つながりの奥行きを作りにくいなどのデメリットもある。対してオフラインは提供側として価値の見直し(改めてリアルでやる意味)を必然的に求められる。臨場感など、オンラインで得られない価値も再認識された。

→ テーマ別のファシリテーターによる「文化・スポーツ」のレポートはこちらから

<地域コミュニティのこれから>

会えないこと=「人付き合い」の形が変化が生まれている。これまでの地域での務め(=常識)が変化。やらないことで楽に、ではなくどう担っていくかが大切。
その変化により、入ってくる人たちにとっても「いいこと」(入ってきやすさ)が生まれている。誰にとってもの居心地や安心感について考えていく必要がある。

→ テーマ別のファシリテーターによる「地域コミュニティ」のレポートはこちらから

【B日程】11月10日(水)開催

<福祉・子育てのこれから>

社会的孤立やコミュニティの分断が顕在化した。学びの多様化からそれぞれの状況を認め合えるようになってきている。またサービスのオンライン化が進み、多様化を支えている。

→ テーマ別のファシリテーターによる「福祉・子育て」のレポートはこちらから

<産業のこれから>

観光産業や飲食のダメージは大きいが、その状況からこれまで取れてこなかった家族との時間が取れているなどの副産物も多い。続く状況をつくるために考え続けることが必要。大規模を追わない、ターゲットを絞るなど、負けない強みを持つことが生き残り戦略上大切になってきている。マスを追う動きから望むマーケットにダイレクトにアプローチすることも大切。

→ テーマ別のファシリテーターによる「産業」のレポートはこちらから

<学びのこれから>

学ぶ環境を提供する側もどう生きているかが問われている。学ぶ選択肢が多様化している、新しいサービスが一気に常識化した。自分をアップデートする学びへの姿勢が問われている。まさに探求する姿勢。

→ テーマ別のファシリテーターによる「学び」のレポートはこちらから

次はさらに「この変化をプラスにするために、何に取り組んでいるか、また何にチャレンジしているか」を話し合っていきます。ぜひフォローしてくださいね!


告知/第2回のワークショップ
 その変化(第1回の内容)をポジティブにしていくために、
 何が必要で、どうチャレンジするのか。
 個人と社会についての論点を行き来しながら、みんなで考えていくワーク  ショップを予定しています。

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