第7波考

どうやらワクチンを打った効果もあり、重症化する可能性はインフルエンザ並に低くなった様子。死ぬ心配は(基礎疾患がなければ)小さくなった様子。ただ、他の風邪とは比較にならないほど感染力が強いことと、症状がキツイらしいのが厄介。

インフルエンザなら、病院に行くと言っても断られることはない。つらい症状を緩和するおクスリも処方してもらえるし、なんなら特効薬もある。病院に行ってもお医者さんにうつる可能性は低く、お医者さんから別の患者にうつるリスクも小さい。しかし新型コロナの現在の株は。

ワクチンを4回打った人でも感染するリスクがある。その人が新型コロナを他の人にうつすリスクもある。お医者さんが新型コロナに感染し、他の患者に新型コロナをうつすという恐れがある。そのリスクがあるから、発熱外来を設け、外でPCRなり抗原検査なりを受ける形で診察を行ってきた。

しかしあまりにも感染者が多すぎて、発熱外来がパンク。発熱外来に診てもらえないから普通の病院で診察してもらいたいと思っても、感染力が強すぎてダメ、と言われる。「新型コロナに感染したと思ったら自宅で寝とけ、病院来るな」と言われるのが、現状。

しかし、新型コロナの現在の株であるオミクロン株は、症状がつらい人も多く、つばも飲み込めないという人も。せめて対症療法のクスリでもよいから処方してもらおうと思っても、「病院に来るな」では、クスリを処方してもらうこともできない。

病院で処方されるおクスリと薬局が売ってる市販薬は薬効の強さに違いがあり、お医者さんに処方してほしい、となるのは、気持ちとしてよくわかる。しかし病院に来たら他の患者にうつすから来ないでくれという。実につらい病気。

あまりにもつらいから、一定数、救急車を呼ばずにいられない人もいらっしゃる様子。それで救急車もパンクする。しかも、病院のスタッフも感染し、スタッフ不足で苦しんでる病院も多いという。またしても違う形で医療関係者を苦しめる。

せめて薬局で、病院処方に匹敵するような効果の強いおクスリをもらうことができたら、まだしも自宅待機もマシになるのかもしれないが、現状、そうもなってない様子。今かかると、つらい症状をろくに緩和する方法がない、という点で、厄介で、これまでにない「風邪」になるように思う。

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