怒鳴り込みに来る大人に怒鳴り返し先手をとる

子どもイベントで高齢男性が「うるさい」「子どもをだまらせろ」「保護者を全員呼べ」「活動できなくしてやる」「責任者出てこい」と怒鳴り込んできたという話を聞いた。どうやら常習犯で警察も名前を聞いて「ああ」という反応だったらしいけど。

私の父なら、相手がチビるくらい怒鳴り返していただろうな。「貴様、いま何を抜かした?!」相手が大声出したらそれに負けない大声で圧倒し、相手より先手打って即座に「貴様!表に出ろ!」と全身殺気みなぎらして睨み返したろうな。そしたら「いや、ワシはそういうつもりじゃなくて」と腰引けて。

「ほんならどういうつもりやねん!子どものためのイベントにいま何を抜かした!」と迫って、相手が腰砕けになったところで一応話を聞く姿勢をとって、相手が控えめなことを怯えながら言ったら「あんたも子どもの頃があったやろ、無茶言うなや」と怒りの炎を目にたたえつつも静かに諭して。

相手がソソクサと逃げ帰るのを見届けて、コロッと忘れたように子どもたちと遊んだろうな。
今の人は大人しいから、こうした「怒鳴ったもん勝ち」が増えてる印象。ケンカしたことがないからケンカの呼吸も分からない。ケンカは、相手の心づもりより先手走るのが大切。

その高齢者は寂しいのだと思う。そして、人と関係を結ぶ方法を知らないのだと思う。「怒鳴る」ことで自分の存在を大勢に刻みたいのだと思う。「正義」の皮を被ることで怒鳴る権利を獲得した気になっているのだと思う。我に正義ありと思っているからどんな説得も効かない。

警察に通報してもたぶん容易には引き下がらないだろう。自分に正義があると考えているから。「騒音出してる方が悪いに決まっているだろう!」と抵抗するだろう。
父は「毒は毒をもって制す」で、自ら「毒」になり、毒にぶつかりにいく人だった。それをすると瞬く間に収まった。

しかもビビって、二度と怒鳴り込みに来なくなった。
冒頭の人物、警察も知ってるということは、何度通報してもその男性は同じことを繰り返しているのだろう。
父みたいなアプローチが必ずしも正解とは限らないが、懲りるのは確か。そういう子どもを守る不動明王のような大人、必要かも。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?