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身体を守る白バイ。免疫細胞=白血球を行き渡らせろ!

せーの!メリーークリスマスーーー!!!

うーん。東京をはじめ色々な都市でコロナ感染者数の最多更新を記録する中でのクリスマスとなってしまいましたね。

かくいう我が家のクリスマスも。。

息子のプレゼントも愛犬のプレゼントもラッピング!!

これはAmazon!!

オードブル!!ピエール・エルメのチョコレートケーキ!!!

これはセブンイレブン!

ワイン!ブルサンのフレーバーチーズ!!クラッカー!!

これはぜーーんぶカルディ!

結局これじゃたりねぇっす。

ということでウーバーでフライドチキン!!

クリスマスは全部宅配と近くの店で済ませてしまいました!でも満足度が高い!最近のおうちパーティーのクオリティの高さに驚愕しましたね。

と言いますのもやはり。ステイホーム週間どころかステイホーム年間となってしまったこの1年間で宅配サービスや飲食店でも手軽にテイクアウトできるようになりましたよね。

「持って帰るダァ!?しのごの言わずにさっさと食っちまってくれやっ!!」←完全に偏見。すみませんです。というラーメン屋さんでも今では「TAKE OUT OK!!」とポップに謳っているところが多く見られます。個人的には上北沢の名店「らぁめん小池」さんの冷凍ラーメンがめちゃくちゃ好き!クオリティが高すぎる!

奮発してこれ買っちゃおうかなーー。。

溢れるよだれを拭きつつ時を戻してみます。

本当に今年になって急激に増えたのがウーバーイーツの方々。そして宅配業者のトラックも忙しそうに行き来していますね。うちの自宅の周りはめちゃくちゃ狭くて一方通行も多いんですがここを大きなトラックが何回も切り返して進んでいくんです。その間を自転車がすり抜けていく。。。本当に運転している方には超絶ストレスフルな街なんですよね。だからちょっとの違反が事故につながるので色々なところで白バイの方が目を光らせているのです。

この構図を人間の身体の中で例えてみると。

ものを運ぶ道路=血液が運ばれる血管となります。諸説ありますが全身の血管の長さは約10万km。そのうち99%が毛細血管なのです。

この毛細血管は直径3〜5μmとめちゃくちゃ細くてめちゃくちゃ脆い構造。酸素や栄養分や水分を滲み出させたり浸み込ませたり柔軟に行き来できるようにこの作りとなっています。

一方でトラックなどの通行者が血液。特に酸素と二酸化炭素の交換を担う赤血球はヒトの細胞37兆個のうち26兆個。まさに全細胞の約70%を占めています。

この赤血球の大きさは直径7〜8μm。これが直径3〜5μmの毛細血管を進んでいくんだから大変です。赤血球は柔らかく潰れて捻りながら進んでいきます。

私たちの身体の中で大型トラックが路地を何回も切り返しながら絶えず通っているのです。この路地(毛細血管)もトラック(血液)が通らなくなるとゴースト化してしまいます。今年1月にお聴きした高倉教授のご講演ではガン細胞の周りの血管はゴースト化している箇所が多く抗ガン剤などが行き届いていないというデータもるそうです。冠状動脈などの太い血管はゴースト化しない→心臓にガンが発生しないことからも証明されます。

そして赤血球以外に大事な役割を持っているのが違反に目を光らせている白バイ=白血球なのです。

白血球は体内に入った異物を排除する働きを持つ。さらに通常とは違った過程で作られるエラーによって生まれるガン細胞なども駆除=交通違反を取り締まるまさにパトロール隊の働きも持っています。

ではここでこの頼りになる白血球たちを紹介します。

*好中球→白血球のうち多くを占めている。細菌などの異物を発見したら速やかに駆けつけて貪食=駆除します。

*好酸球→寄生虫などの駆除に役立ちますが、暴走するとぜんそくや慢性副鼻腔炎・アトピー性皮膚炎などの引き金にもなります。

*単球→マクロファージとも言われています。細菌だけでなく古くなった細胞も貪食=除去する働きを持ちます。

*リンパ球→特にウィルスなどの小さな標的を攻撃。骨髄やリンパ節・扁桃腺などに多く存在しています。

これらの白バイ=パトロール隊も隅々まで行き届かせておくことが「疫病を免れる」免疫機能を高めておくということになるのですね。

ですので今までのnoteにも書かせていただいたように免疫細胞を隅々まで行き渡らせること。適正な数の白バイを狭い路地の隅々まで配置していくことが感染症やガンなどの色々な疾患の予防につながってくるのではないでしょうか?

この白バイがうまく機能しなくなる。行き届かなくなる原因を以下に挙げてみます。

①疲れの溜め込み。

白バイ隊も細胞の1つです。細胞が働くためのエネルギー=燃料をATPと言います。疲れが溜め込まれてしまうとこのATP産生量も低下するため白バイの働きも落ちてしまいます。さらにATP産生のために大きく働く赤血球。この柔らかさを保つためにもATPが必要と言われています。

②ストレスの蓄積。

前半に書かせていただきましたが毛細血管はとても脆くできており血管内皮細胞のみで構成されています。これはストレスにより交感神経優位になるとアドレナリンの分泌により収縮してしまいます。ストレスを感じた時は深呼吸を。副交感神経が刺激されてリラックス。毛細血管も緩やかになり血液成分が通りやすくなります。

③活性酸素の影響。

活性酸素は正常な細胞を酸化させて劣化させる働きを持ちます。若い時に柔らかかった血管が年齢とともに硬くなってしまうのは活性酸素によるものと言われています。ビタミンCやビタミンE。βカロチンなどの抗酸化物質を積極的に摂取するとこの影響が軽減します。タバコやストレスなども活性酸素を発生させるようです。緑黄色野菜などしっかり食べておきましょうね。

いかがでしたか?身体の中の白バイを隅々まで行き渡らせるのは結局健康的な生活をすることに置き換えられます。免疫力アップ!の食材などを取っていくことも大切ですが同じように日々の生活の積み重ねにも注目してみてくださいね。

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