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夜更かしの秋。食暴走の秋。皮膚病の秋。

はい!どうも!!

noteから完全に意識が遠のき失神していた僕です。

8月は自宅のお引っ越し。さらに自宅だけでなく職場のかえで薬局でもですね。IT化が進んできましてですね。なんとレセプト(診療報酬請求のための)コンピューターの入れ替えやら。紙媒体で書いていた薬歴(カルテ)をiPadによる電子カルテに変えてみたり。さらに錠剤の分包機も自動化に対応したものに変えて。

もう完全に余裕がない!!

今まで空いた時間に書いてこれたnoteに全然手が付けられない!!

note?なにそれ?美味いの?って完全に現実逃避ですね。

誰だ!こんなに一気にシステムを変えたのは!!

はい!!

おれだおれだおれだおれだおれだおれだおれだおれだ!!

責めるべきは自分なのですね。でもこのシステムが安定すればめちゃくちゃスムーズになるはず!と泣きながら溜まった電子カルテの入力をしながら必死に頑張っているわけです。。。

と言いましても世間がGotoトラベルでコロナの中でもお出かけする方の多い中、実は自分も久しぶりに連休を満喫できているんですね。

昨夜なんか夜からもうワクワクが止まらずにNetflixに没入。

ずっと観たかった「梨泰院クラス」を見始めたら止まらない!!もう久しぶりにやっちまった感があふれております。

↓ちなみに「連休中は早寝早起きしようね」と呟いたのはこの日の朝の僕ですね↓

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小ちゃいことは気にすんな!ワカチコワカチコ!!

梨泰院クラスは第3話まで観ておりますが、実はこの前にピッコマで配信されていた日本版の漫画「六本木クラス」である程度の流れは知っていました。

実直で父から受けた「信念を突き通す」言葉通りに自分の信じた人生を突き進む男性の物語なのですが、まあ初めの設定がすごい!

転校した先で出会った父の勤める大企業トップ(ラスボス)のバカ息子の行きすぎたイジメを止めるために殴る→ラスボスに退学に追い込まれる→でも大好きな父親と慎ましく居酒屋を経営→ラスボスのバカ息子の暴走によるもらい事故で父親死亡→失意のどん底からラスボスとバカ息子への復讐のために自分も起業してトップを目指す。

凡人なら心が折れまくっても仕方のない場面が多々あるけど。

乗り越えていくのは愛する父親との絆と思い出なんですよね。。。

あー今夜も続きを見なければ。結末は見えてはいるけど気になる!!

おっと!久しぶりに興奮して我を忘れてしまいましたが。

時を戻そう。

急に空気も涼しくなって乾燥しはじめてきたこの季節。

そう秋といえば。

「読書の秋」?「食欲の秋」?「スポーツの秋」?

ノンノン!「皮膚病の秋」なのです。

今回は皮膚病の中医学的な分類と原因について深掘りしてみたいと思います!

中医学において皮膚疾患は中医外科の分野に属していて皮外に属する「瘡」と皮内に属する「瘍」に分類されます。

「瘡」は乾癬や水虫、湿疹・皮膚掻痒症。アトピー性皮膚炎や帯状疱疹など西洋医学でも皮膚科で対応するものが多いようです。

例えば西洋医学的な皮膚科での対処としては。

乾癬→活性型ビタミンD3外用剤/ステロイド外用剤。難治性の場合は光線療法。

水虫→抗真菌薬内服・外用剤。

湿疹・皮膚掻痒症→抗ヒスタミン剤内服・外用剤/ステロイド内服・外用剤。

アトピー性皮膚炎→上記の対処に加えて。免疫抑制剤内服・外用剤など。

帯状疱疹→抗ウイルス剤内服・外用剤。

対して「瘍」はにきび・吹き出物なども含まれますが、骨髄炎や蜂窩織炎・結核性リンパ腺炎など皮膚科だけでは対処できないものも含まれています。

実は皮膚は内臓の鏡と呼ばれていて外からのケアだけでは限界があるもので中から生まれる原因への対処が大きく関わってきます。この「中からの原因」は個々で違うので毎日の生活習慣や体調。さらに「どういう時に悪化して」「どういう時に軽減するか」をよく確認しておくことが大事になります。

そのために必要なのが中医学的な切り口からの皮膚病の原因なのです。

中医学的な側面からみた原因としては風・湿・熱・燥・瘀血。そして臓腑失調によるものが挙げられます。詳しくは以下の通りです。

①風

自然界の中で風が皮膚に入り込むと筋肉・皮膚の気血の流れが悪くなり皮膚のトラブルが発生すると考えられています。一時的なものもありますが体内の陰血不足(血虚)によるものは長引くものが多いので体質改善が大事になります。

「痒み」「乾燥」「症状が出たり消えたりと変化が激しい」という特徴があります。

これから気温が低下してくるに連れてこの「風」に「寒」が絡むようになり「風寒型」のトラブルが急増します。いわゆる寒冷じんましんです。

風邪をひきやすい。疲れが溜まっている。冷え性。

こんな人たちはこれからの季節は身体を休めて温めることを主に考えてみましょう。

②湿

気候による湿気・食べ過ぎ飲み過ぎなどの不摂生で生まれた水湿が停滞することで皮膚の症状が現れます。湿はしつこく取り除きにくい性質があり長期化しやすいと言われています。長期化したものは熱を帯びて「湿熱」の状態を呈して症状も強くなってきます。

「滲出物が多くジュクジュクする」「下半身に症状が出やすい」「痒みが強い」「慢性化する」といった特徴があります。

また根本的に湿が停滞しているので食欲不振や軟便・舌に白い苔がべっとり付着するなどの所見も。水分の取り方や胃腸の調子を整えることが大事になります。

トウモロコシや豆類・ハトムギ・豆もやし・ウリ科の食べ物など利水作用のある食材もうまく取り入れてみましょう。

③熱

夏季の高温や体内の熱が筋肉や皮膚に鬱滞することで皮膚トラブルの原因や悪化因子となる。

「熱感が強い」「上半身に症状が出やすい」「疼痛が強い」「化膿する」などの特徴があります。

血分に熱が停滞する「血熱型」に多いのがにきびや吹き出物。赤みが強く熱感が伴うのが特徴です。

お酒の飲み過ぎや甘いものやこってりしたものの食べ過ぎ。便秘などでも悪化しやすいので気をつけましょうね。

④燥

燥邪の侵入や体内の陰血不足(血虚)によって皮膚が乾燥→潤いと栄養が不足するため皮膚トラブルが発生します。

「乾燥感」「ザラザラする」「痒み」「掻いた後が白くなる」といった特徴があります。

ちょうど秋から冬にかけて乾燥した季節に悪化しやすくなるため保湿などのスキンケアはマストです。

ぶどうや梨・ざくろなどの潤いを与える食材を取り入れること。

さらに夜遅くまでスマホやPCで目を酷使すると血が激しく消費されて血虚が悪化します。睡眠不足も要注意です。目をしっかり休めて夜もゆっくり休みましょう。

⑤瘀血

長期的な皮膚トラブルによるストレス(肝鬱)や生活習慣の乱れなどにより全身の気血の流れが悪化し「瘀血」を生む。症状悪化→肝鬱→瘀血→症状悪化→。。のループに入り込むこともよくあります。

「皮膚の黒ずみ」「しみが出来る」「ツヤがない」「皮膚が肥厚する」などの特徴があります。

瘀血は1日にしてならず。原因となる体質改善に少しずつ取り組むことが大切です。

最後にこの5つの原因(外邪や内生の邪)による皮膚トラブルではなく、何らかの疾患など臓器の機能低下による気血の消耗から起こることもあることを忘れてはいけません。この場合は五臓六腑の機能を整えながら根本的な治療が必要となります。

ちなみに自分は以前に輪っかのある湿疹が出て全然治まらなかった経験があります。毎晩のように飲み歩き。ストレスも非常に大きくかかっていた時で腹痛も併発していたため胃腸科も受診したのですが何もないと。

でもやっぱりおかしいなとこの湿疹を診ていただいた皮膚科の先生に「遠心性環状紅斑」という診断を受けて大きな病院で精密検査を受けることに。結局虫垂炎の放置→腹膜炎を併発していたんですね。本当に危ないところを助けてもらいました。あまりに改善しない場合には他の疾患が潜んでいるのかもしれないということも忘れずに対処するのが。本当に大事です!!

いかがでしたでしょうか?

皮膚のトラブルには色々な原因が絡むことが少し伝わったのではないでしょうか?

ちなみに昨夜のNetflixによる夜更かし→今日のランチにビッグマック+ポテト→さらにコーラまで飲んでいる。こんな自分は肘の内側がかゆいです。。Twitterに書いた通り養生しよう。。。

夜更かしの秋。

食暴走の秋。

皮膚病の秋。

*かえで薬局では「こころと身体の長引く不調」をお持ちの方に漢方相談を承っております。ご来店できない方にはzoomでのご相談もお受けしております。まずはお気軽にお電話くださいませ。【相談専用窓口】0120−979−802

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