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男性と「感情コントロール」と社会的地位

男性が社会的地位を高めるのには「感情をモロに出さない(=暴れまわらない)」ということが求められるというお話をしていこうと思う。

少なくとも社会的地位の高い仕事では感情を抑えることが求められ、その能力は学校での人間関係で磨かれていくという話。

中卒の犯罪率が高い理由、アメリカの治安が悪い理由、Fランやひきこもりが就職できない理由、大卒DV男が厄介な理由まで全部これでつながった。

これも某Y氏の不登校話のコメントを読んでいてふと思ったことである。

以下の文章は「男性のみ」に当てはまる内容である。
女性はこの限りでは無い(柄があまり悪くならないので)

男性と「感情的」なふるまい

以前、ツイッターでこういう趣旨のことを言われていた方がいた。

「女性は感情的」とよくいわれるが、実は男性も感情的である。
しかし、男性の場合感情をモロに出されては有害である。
なので、集団生活の中で子供のころから「感情をモロに出さない」ことを求められていく。
それができないと上には上がれない。
男性の感情的な人の例としては、暴れまわる犯罪者などである。
一方、女性は感情的であっても害が限られているため「感情をモロに出さないこと」をそれほど要求されず、制御できない人も上に残ることがある。

つまりは、男を学校に放り込むというのは治安面においてかなり大事だということだ。歴史上、両性を学校に行かせる余裕がない状況下で男が優先されがちなのは、こういった事情もあるのだと思う。
男性の成功には「感情をコントロールする」ことがかなり重要で、それは学校での集団教育において培われる。これができていないと治安が悪くなる(感情的に犯罪を犯す人が増える)ので、外せないモノだった、と。

男性の犯罪者に純粋中卒が圧倒的に多いのは学が無いというだけではないのだろう。集団でうまくやっていけずに感情的に暴れまわって犯罪を犯す層もいるんじゃないかと。
犯罪者が犯罪に走る最大の理由は「感情コントロールができずにすぐに激高したり悪いことをしたりしてしまうから」だと思う。
高校を卒業できるだけでもだいぶ犯罪率は下がる。

余談だが、米国の治安の悪い理由は「主張させる教育」にあると思っている。
これは、エリートを育てるのなら効果的なのだが、下層の人間には逆効果だ。自分の主張を盾に暴れまわる人が増えるだけ。
感情をモロに出してはいけないという圧は日本のほうが強い。
逆に日本の教育は下層には比較的効果があるが、エリートを育てるのには向いていない。

男性の就職先において「入社の簡単さ」と「ガラの悪さ」は比例する

男性の場合、表面上の感情コントロール能力はおおむね「勉強ができるか否か」に比例する感がある。一部例外はあるが、そういう人は大卒就職がうまくいかないという形で排除される。(マス〇セさんとか)

男性正社員に限るが、
力さえあれば誰でも入れる職場は柄が悪く(ヤンキー的なのが多い)、
入社難度の高い職場には少ない傾向がある。

これは「高卒以上」で募集している職場でもおおむね当てはまる。
たとえば、大手企業や鉄道運転士は高卒でもガラが悪い人は少ない。
同じ高卒でも、入るのが簡単ではないからだ。

それよりも入社難度が低めなところでも、
トラック運転手は大型免許、バス運転士は大型2種免許を取らなければいけないというハードルがあるため、そういった障壁が無い肉体労働者よりはガラ的にマシである。

もちろん大卒以上での募集だと、表面的にガラが悪い人はほとんどいなくなる。(=感情的な人は門前払い)

Fラン男子の就職難の理由

教育困難校の生徒の進路は大体2つに分かれる。

不良・ヤンキーなど→高卒就職
おとなしいタイプ→Fラン

Fランに来るのは、教育困難校の中でも、おとなしく人畜無害なタイプが中心になる。
よく、Fランの雰囲気が「無気力」といわれるのもそういう人たちが多いからだ。

そうなると就職は厳しい。
入社難度が低い企業はガラの悪い人が覇権を握っているため、Fランから入っていくのはキツい。
かといって、入社難度の高い企業に入っていくのは能力的に無理。

こうして、Fラン男子の居場所はなくなっていく。

ガラが悪くないなら、力か学力が必要だが、彼らにはどちらもない。
こうなると「(女性にとっては)入社難度が低い女性の多い職場」しか活路がないので。
ただ、女性が多い職場に割って入るのはそんなに簡単ではないのだが。

コンプライアンスや客に接する関係上、ある程度真面目が求められるが、頭の良さはいらない系な仕事が少しあるくらいか。ただ、そういう仕事の大半は女性に持っていかれるので選択肢は少ない。
(あっても、収入はおおむね高卒並みだが)

その結果、Fラン非正規、無職が爆誕するのだ。
(ガラがいい職場に入っていける閾値は大東亜帝国あたりだとみている。それ以上の学力が無いと厳しい。)

ただ、Fランでも体育会系はまた別。力があり、不条理を受けることにある程度慣れているのでどこに行ってもやっていけるだろう。

ひきこもりが就職でやっていけない理由

みなさんはひきこもりにどういうイメージを持っているだろうか。
たぶん、ガラが悪いとかヤンキーといったイメージはないと思う。

基本的には「柄が悪くなくて体力がない」人が多いイメージだろう。
つまり上記の構造からは追い出されるわけだ。
(そういう意味でFランと構造は似ている)

なお、「無職男性」のイメージが悪い理由は、感情のコントロールができないことで社会でやって行けなかった層が犯罪を犯すからである。
犯罪の無職率は高いが、だいたいそういう人がやっているのだろう。

大卒エリートのDV男が厄介なわけ

よく、「表面上は社交的で魅力的に見える男にDVをされた。だから周りにDVを受けてると理解してもらえない」
という相談?がネットに投稿されていたりする。

こういったことが起こる理由は、
表面的には感情を抑制しているので社会では魅力的な人扱いされるし成功もできる
→でもそれを真の意味で抑えきれていないため、見えないところでDVをする
→頭がいいので、外部ではそれを取り繕うのもうまい
→だから周りは夫の味方になる
→妻はDV被害をわかってもらえない

という感じである。

これが頭の悪い人なら「見るからにソレっぽい」ので、すぐに納得される。
でも頭が良くて活躍している人はなかなか尻尾をつかませないということである。

パワハラとかも「モロに」じゃなくて、周りには気が付かれない形でネチネチとやる人もいるんじゃないかな。
大卒エリートの場合こういったことは「陰で」やるのが特徴。

余談:女性の場合

女性の場合は「感情コントロール能力」は地位にそれほど関係しない。
上の方の人が男性よりコントロール度が低い代わりに、下の方でも暴れまわったりするのはかなり少ない。女性の犯罪率もかなり低い。
偏差があまりないということである。
(これに限らず、女性は上が少ない代わりに下も少ない統計になることが多い)

まとめ

・男性は「感情コントロール」ができるか否かが成功のカギを握る
・それは学校などの集団生活での人間関係で培われる
・感情コントロール能力は大体頭の良さに比例する
・あまりにもできない奴は無職
・入社難度と感情コントロールできるか否か(柄の良さ)は比例する
・逆に言えば入社難度の低い企業にしか入れない人がやっていくには感情コントロール能力が低くて粗野な人と付き合っていかなければいけない
・そのため、おとなしいけど能力が無いFランやひきこもりの男性が活躍できる職場は限られる
・大卒エリートが悪いことをする時は「陰」で「ネチネチ」とやる傾向がある(DVなど)

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