「独力でやれない人」に甘い日本社会

567自粛の中でわかったことがある。

日本ではなぜか独力でやれない人に非常に甘い。

結局大卒社会人として成功するためには自走力が必要なのだが、
やれないのは仕方ないよね的な見方をされることが多い。

「学校という強制力」があれば勉強する
ないとできない人が多い

とかそういう意見を見ちゃうとね。
しかも、それを矯正しようともせずに、非常に甘い。

予備校か宅浪かという議論でもそういうの見るよね。
強制力があるから予備校がいいとか。

でも、強制されないと勉強しないのは、直したほうがいいと思う。
大学や社会に予備校はないから。

筆者は逆だ。
強制されるとやりたくなくなる。
宿題なんかはちょろまかすか、夏休みなどの宿題は逆にRTA(リアルタイムアタック)的にさっさと終わらすかのどっちか。
むしろやるなと言われるぐらいがちょうどいい。
強制力があってやれることは朝起きることぐらいだ。

なので、強制力でやれる的なものが、理解できない。
仮面浪人はそういう人向けだといえる。

その性分ゆえに、仮面浪人、理転、高校の県外受験したりした。
強制力に乗れない人間だ。
そのため内申点も非常に悪く、私立でも内申点が必要だった中学校のあった県では、行けるのは偏差値41で行くのに1時間かかる学校だけだった。出身高校より10以上偏差値が低い。だから県外の私立(内申ウエイトが低い)を受験した。
自習室も大嫌い。音読できないし。

起業やフリーランスは強制力なしでの問題解決が必須

日本で起業やフリーランスが増えない理由の一つが
「強制力がないとできない人間」が多すぎることだと思う。

フリーランスは強制力なしで問題解決していかなければならない。
起こしてくれる人はいない、定時もない。
誰かに強制されないとできない人は生き残っていけない世界だ。

だから、強制力がないとできない人が、
「サラリーマンは嫌だ!」
程度の理由で志しても悲惨なことになるだけだ。

強制力がないとできない人は指示待ち人間になる

高卒で単純作業(=上から言われた作業を忠実にやるという意味)に従事するなら何の問題もないが、大卒だとそういった行動様式がかなりのハンデになる。

強制力がないとできない=指示待ち人間ともいえる。
指示待ち人間の新入社員の問題という話はよく聞くが、この現状ではまあそうなるよなと。
大卒は幹部候補(現実的になれる人が少ないというのが現実ではあるが)なので、指示を待ってる人は出世しない。幹部は自分で指示しなければいけないくらいだ。
そこらへんは早く気が付いて社会人になるまでに修正しなければいけない。

強制力以外で動けない人は、高卒で働いた方が社会にとっても本人にとっても幸せなケースが多いとすら思う。
なので、学力格差が生まれようとも案外問題にはならないという見方ができる。エリートは休校期間中、学校よりも効率的に勉強していたでしょう。

文系大卒の就職難は確実なので、ごく一握りがそこにたどり着けばいい世界線になる可能性が高いし。

(余談) 自宅浪人・仮面浪人は自走能力が必須

自宅浪人や仮面浪人は独力でやれない人は成功できない。
ただ、むしろやれる人にとっては普通に行ける。
やれない人がたくさんいるから成功率が低いだけ。

性格を加味して道を選ばないと失敗するだけの話。

ただし、「強制されないとやれない自分を変えたい」と思う方は覚悟の上でやってみるのもいい人生経験だと思う。

余談

ま、僕は
人間が好きではない
仕事が嫌いすぎる
体力がなさすぎる
要領が悪い

等の理由で自走できても金を稼げてないんだが。
自走以外にも大事な能力があるわけだ。

個人的には、学力よりも体力とコミュ力のほうがよほど大事だと思っている。高学歴ニートは学力があっても後者がないからニートになった場合も多いし。

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