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非効率だけど本質的で地道に

益子に第二牧場ができて1年半ほどになります。
去年に引き続き益子の大イベント「益子陶器市」に参加。
5/7まで城内坂の入り口にブースをつくって牛乳やミルクバーやチーズホットドッグを販売しています。

店舗に立っていると益子マネージャーの菅原があちこちから声かけられ、益子の方々に受け入れられ、皆さんに良くされていているのがよく分かります。菅原や益子のスタッフの人柄もありますが、こんな僕らを受け入れてくれた益子の方々の温かさを感じています。

第二牧場を作ると決めたのは2019年。
生産量不足のため、規模拡大の選択として那須に続いて益子に二つ目の牧場を作ると決めました。
酪農生産として考えれば生産拠点を分けるのは非効率なことです。那須牧場の周りにはまだ土地もあり那須の規模拡大のほうが効率的でリソースも注力できます。
けど、非効率な第二牧場を作ると決めました。

僕らがやる森林ノ牧場は敢えて言えば「生乳生産」が目的ではありません。

牛がいることで未利用な資源が価値に変わりミルクが生まれ、牧場に人々の関心が生まれ人間関係が生まれます。

自然と人がつながり、人と人がつながり、循環や関わり合いのスイッチを牛たちが押してくれる。
この循環や関係性の一環にミルクが搾れてお肉があり、風景が出来て教育があり、エンターテイメントが生まれ、牛が作る関係性が価値を高め事業をつくり、目的でもあります。

生乳生産としては非効率でも、事業としての本筋を考えた時に規模拡大より第二牧場をつくると決めた決断は間違ってなかったなと、陶器市出店しながら感じさせてもらってます。

森林ノ牧場が来てくれてよかった!と言われるように益子でも頑張ります💪

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