まるこの歩み:その3

子供ができれば考えが変わると期待していましたが、2児の親になっても夫は変わりませんでした。

ある時、まるこが長男の宿題に付き添っていたときのこと。

夫は甘いコーヒーが飲みたかったらしく、砂糖はどこかと聞いてきました。いつもの場所にあると答えても、ない!という夫。

いま宿題みてるからちょっと待って。

俺はコーヒーが飲みたいんだ!

まるこが仕方なくいつもの場所を探すと、砂糖はありました。まるこは呆れながら砂糖を夫に渡すと、バツの悪い夫はブチギレて砂糖を思いっきり床に叩きつけました。

衝撃で袋が破裂して、床一面に砂糖が飛び散りました。

まるこの中で、何かがプツンと切れた瞬間でした。

まるこは、

お父さんがいて、お母さんがいる。その下に子供たちがいるっていう家族の形をとても大切に思っていました。自分の感情だけで壊してはならないものだと思っていましたから、どんなに涙が出る日々であろうと、離婚という選択肢はありませんでした。

だけどこの時まるこの中に、初めて離婚という選択肢が現れ、一気にそちらへ気持ちが流れていきました。



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