2015_0805_前_Moment

投球時のステップ足がなぜに大事か

投球時にステップ足(前足)が地面についた時に指導者にどのように足をつくのかなど言われたことがあると思います!
ステップ足がなぜに大事なのかを書きたいと思います

ステップ足(前足が)は力を伝えるため重要である

投球時にステップ足が地面に着いてリリースする際に体が回転していると思います。これは体幹が回転しているように思えますが実は股関節・骨盤を中心に回転(回旋)しています。
これは足を上げて投球方向へ体重移動してきた力をステップ足が地面に接地した際に股関節・骨盤が回転(回旋)エネルギーに変えてボールに力を伝えています!

ステップ足が開くと力が逃げてしまう

ステップ足が大切だということはわかったと思います。ではどのようなステップがいいのかというと、ステップ足が接地した際に股関節が内転・内旋ができており股関節に荷重が乗った状態です。
この時に膝が開く(外に向く)骨盤が開くと体重移動してきた力を受け止めきれず回転への力へ移行する力が逃げてしまいます!又は股関節・骨盤の回転が不十分になってしまいます!
もう少しいうと加速期からリリースにかけてステップ足の膝と股関節が伸展できていることです!これは膝と特に股関節が伸展することにより体重移動してきた力をしっかりと受け止めて回転への力に変えています。
これが弱いと力を逃してしまい力をロスしてしまいます!

技術的にできないのか?機能上のもんだいか?

僕が見ていて多いのが指導者に投球方向へつま先を向けなさいと指導されてつま先を投球方向へ向けたら膝や股関節も開いてしまっているケースが多いです。そのような選手にはステップ足がついた時に足を斜めにつきなさい・ステップ足がついた時は体は横を向いてなさいと指導します。もちろんステップ足が内転・内旋している状態がどのような感じになっているか指導します。あとは選手に股関節に荷重を乗せる感覚や方法を指導します。
ただステップ足を指導する前に後方荷重になってしまっている選手にはまず後方荷重を修正しなとステップ足がついた時に内転・内旋が十分できずに股関節にも荷重が乗せれなくなるので注意が必要です

機能上の問題としては、多くは股関節の内転・内旋制限です!簡単にいうと股関節が硬いです!これだと単純に股関節を内転・内旋位にもっていくことができないので可動域を確保してあげる必要があります。他にも足関節の不安定性があり膝が開いてしまう選手もいます。この場合、足関節の安定性を確保する必要があります。方法は治療を受けるかサポーターをつけるかインソールを使用するなどの方法があると思います。

結構選手の意識として多いのがステップ足はボールを投球方向へ向けるハンドルのような役目だと認識している選手が多い感じがします!しかし、ステップ足がしっかりしていないとせっかくの力が逃げてしまうことになります。思ったとよりボールに力が伝わらないなど感じている選手や指導者の方は一度ステップ足を意識してみてはどうでしょう

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