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首の痛み

日常生活で肩こり・寝違えなどの痛みを訴えることが多いです。しかし、肩こりと漠然とした症状で片づけてしまっていいものではありません。痛みの原因には様々なものがあるからです。

単純に首や肩・背中が硬くなり苦しくなっていいるのであれば筋緊張によるものだと思います。
ただそこに頭痛や神経痛・しびれなどがあるとまた注意が必要です

頭痛についてはこちらで書いたので参考にしてください↓


首・肩・背中や腕などの痛みに対して神経が圧迫されるなどにより痛みが生じる場合があります。どこに痛みがあるかでどの神経に障害が出ているかの目安になることがあります
Ⅽは頸椎

c2後頭神経痛 目の奥の痛みや疲れ
c3乳様突起部 耳の後ろ
c4~c8肩甲骨周囲の痛み
痺れ・痛みは
c5上腕外側 三角筋
c6上腕外側 上腕二頭筋 前腕外側から母指にしびれ
c7上腕の後ろ 上腕三頭筋 人差し指から薬指にしびれ
c8前腕尺側から小指にしびれ


頸部の障害に様々なものがあります。わかりやすいものから紹介していくと

寝違え
多くの方が一度は経験すると思います。寝ているときの姿勢の影響や起床時に首の動きでおこり頚部の運動痛が強く、寝ている状態から起き上がる。よこになろうするときなど頭の重さを支えるだけで痛みをともないます。

むち打ち
交通事故によるものが多く、スポーツによる転倒や柔道・ラグビーによる受傷も多い。筋肉や靭帯の損傷や炎症がおき疼痛の他に神経症状・自律神経の影響などの様々な症状がみられる。痛みがなくなっても頸・肩・背中の緊張や違和感などの後遺症が残りやすいです。

胸郭出口症候群
あまり聞いた事がないものですが肩こりと深い関係のあるものです。頚部・肩部の緊張により頚部から鎖骨・肩前部を走行する神経・血管を圧迫することによりしびれ・痛みを発生させる。多くの場合、指先のしびれや腕の痛みを感じる。

専門的な話になり病院で検査をしていただかないとわからないものになっていきます。

頸椎症
椎間板の変性や椎体の変性などにより椎体間の狭小などによる神経の圧迫
頚部・肩・上肢の痛み・しびれがあり頚部の動きにより症状が増悪する。
めまいや耳鳴りなどの症状がでることがある
他にも頸椎の椎間関節の変性をきたすものもある

頚髄症
頚部の脊柱管内で脊髄が圧迫されることにりしびれや痛みが発生する。原因に椎体の骨棘やヘルニア・後縦靭帯骨化症などがある
上肢の場合、肩こりやしびれ初期の症状に診られる。下肢の場合。しびれは末梢に行くほどつよくなる

頸椎症性神経根症
頸椎の変形により神経根(脊髄から神経が出てきた根本の部分)が圧迫さる
上肢の痛み・しびれが日中から夕方にかけて痛みが強く朝方に症状が軽減することが多い、頚部の前屈により症状が軽減し後屈により強くなる場合は頸椎神経根により可能性がある

頸椎椎間板ヘルニア
頸椎の椎間板の変性により椎間板の髄核・繊維輪が脱出・突出し神経を圧迫してしまう
頚部の緊張と上肢のしびれを訴える。頚部の後屈により症状の発生や増悪がみられる 肩甲骨の内縁・肩甲間部に痛み鈍痛をうったえることが多い

後縦靭帯骨化症
頸椎の後縦靭帯が肥厚し骨化してしまい脊髄や神経根を圧迫してしまう
糖尿病のある人の発症率が高い
頚部の前屈・後屈の運動制限がある場合が多いく常に頚部の緊張が強い

頚部の痛みの原因には様々なものがあります。頚部の動きで痛む・しびれ・痛みが治まらない場合、一度検査を受けたほうがいいかもしれません。
頸椎の関節が変形している場合などに整体院やカイロなどの施術院で頚部の矯正などをおこなう場合注意が必要です。




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