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アーリーコッキング期の右足の使い方

右投げを想定しています

アーリーコッキング期の体重移動の際、右足にタメを作ることが重要になります。
選手や指導者は右足にタメを作るために様々な工夫努力をしていますがうまく作れない選手や指導できない方も多いと思います。

タメを作るために大切になるのが右股関節の屈曲と骨盤を入れるです。これをしっかりすることで右股関節を中心にタメがつくれます!
この股関節の屈曲と骨盤を入れる動作は股関節の柔軟性(可動域)ないと十分にできません!
そのために下の2つの画像の動作ができる前提で解説します

片方の膝を伸ばして片方の膝(太ももが)胸に着く↓

画像14

両足をまっすぐにしてくっつけて踵が浮かないように最後までしゃがむことができる↓

画像15


タメを作るのに大切なことの1つに股関節を屈曲させて入れる事です。
単純に上体を前に屈曲するのではなく腰(股関節)引くことによって股関節を入れるようにします。ヒップヒンジの要領になります
下の図を参考

股関節入れ_Moment

股関節入れ_Moment(2)

動画↓ 上体を曲げるのではなく 腰(股関節)引くイメージです

横からの動画です↓

腰(股関節)を正しく引けると下の図のようになります。股関節の入れ
赤いラインに注目してください

前方 ただ 4

上体が背面に倒れる(後方荷重)と下の画像のように腰を引けないので注意してください。股関節が伸展位になる
赤いラインが真っすぐになっている

股関節タメ×_Moment

動画↓

次に骨盤を入れる動作になります

右の股関節に骨盤を引き込むイメージです
この時に股関節を内旋(内また)させてしまわないように注意してください
イメージ1

骨盤入れ_Moment

骨盤入れ

イメージ2

骨盤入れ_Moment(3)

骨盤入れ2

動画↓

骨盤を入れる事が出来ていないパターン↓

骨盤入れ×_Moment

動画↓
足を上げてから体重移動の際に骨盤が動いていないところに注目してください


股関節を内旋・内転してしまっている

パターン骨盤を入れているのではなく膝が内に入っているのに注目してください

骨盤×内旋_Moment

骨盤を入れいる画像↓

骨盤入れ_Moment(2)

動画↓


股関節を内旋・内転させて膝が内に入っている↓
このような選手を多く見ないでしょうか?

骨盤×内旋2_Moment

骨盤を入れている↓

骨盤入れ_Moment(4)

動画↓


股関節を入れて骨盤を入れる動画です

股関節と骨盤の動きを順番にした動画です↓
股関節と骨盤の動きを分けていますが実際を股関節と骨盤の動きは同時に行われます

なかなか股関節を入れる・股関節を入れる動作がわからないかもしれません

タメを作るときの参考としてバットスイングする際のテイクバックの右足の使い方が似ています
テイクバックするさいに右足に体重移動しますがこの時に身体を右足の方に身体(骨盤)を入れると思います、
このテイクバックの股関節の使い方が投球時の右足のタメの作り方に似ています。
ぼくが指導しているとこの説明をすると理解してくれる選手が多いです。

テイクバック時の右股関節の動きと投球時のタメの際の股関節を動きを見てください。動きが似ています。↓


最後に

股関節と骨盤を入れてタメを作ることを説明してきましたがタメを作ることも大切ですが、もう一つ大切な理由があります。それは、タメを作ることにより身体(骨盤)の開きを抑えることにあります。この動きができないと上体や骨盤が開いてしまう事や身体が突っ込んでしまう原因になってしまいます。そのためにタメを作り身体が開かないようにし身体を突っ込まないようにします。

なかなか感覚をつかむことが難しいと思います。ただ股関節と骨盤を入れてタメを作れる右股関節に力が入っているのがわかります!
タメを作れるようになると投球の安定感が違ってくるはずです!しっかり股関節の可動域を広げ股関節と骨盤の動きを練習して感覚をつかんでください!



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