スナップショット_2_投球

投球時 肘が下がる・上げるってどういうことか?!

よく肘が下がっていると指摘する指導者や指摘される選手がいますが、肘下がりを修正できる指導者を僕は見たことがありません!(1人僕の師のような方は知っています)                        動画サイトにアップされている投球フォーム系の動画で投球時のテイクバックの仕方を説明するのに、外転だの内旋だの角度だの小難しい話をして本人がわかってんのかどうかも怪しい方が多いし、じゃあどうやってやりゃいいんだよ!って見てて感じます!                    これから説明するのは右投げの場合です

肘が下がる・肘を上げるのに明確な基準があります

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写真は簡単なものですが右投げの場合、踏み込む足(左足)が地面に着いたときに肘が両肩のライン上もしくは上に位置してるのが肘が上がるといいます、この時に両肩のラインより肘が下に位置していたら肘が下がる事になります                                ちなみにグローブの持った手も肘があがっていないといけません
これはSSE(shoulder・shoulder・elbow)といい両肩と肘のラインが並んでいることをいいます!これが投球時の肘の位置の基準になります。

なぜ左肘が下がってはいけないのか?

投球時に両肩の高さが一緒だと左肩の肩峰と右肩の肩峰の位置は左右が入れ替わる形になります 左肩があった場所に右肩がきます。右肩があった場所に左肩がきます。これが身体の回転が効率よく使える状態です!     しかし、左肘が下がると左肩が下がってしまい両肩の高さがあわなくうまく回転ができない・左肘がうまく引けずに両肩の入れ替えができない・回転力を生み出せないなどあります!

左肘は身体の開きを抑える役割があるのですが、左肘が下がっている選手は投球時に肘が背中側開いてしまい結果、身体も開いています。

左肘が下がると肘を強く引くことができずに身体の回転が十分におこなえません、肩の入れ替えがちゃんとできません!左肘の下がっている選手は肘を引く動作ができない選手が多いです!

左肘が下がると前に(投球方向)荷重がいってしまい後ろ脚(右足)に体重を残せずに突っ込んでしまう選手が多いです。左肩も一緒に下がってしまう選手もいてよけいに突っ込んでしまう選手もいます!

左肘が下がると両肩のラインが平行ではなく右肩上がりに傾いてしまい右肘が上がった見えていても両肩のラインよりも下がってしまいます。

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先ほどの説明を実際の投球フォームで見てみるとこのような形になります 左足が地面についた際に肘が両肩のライン上にあります!この位置が正しい位置になります!ちなみに左肘がもう少し上がって両肩のライン上に乗っているとなおいいです

肘が下がっている例

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これは見ればわかると思います。両方の肘が下がっていますね

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この2つも正面からの画像ですが肘下がりがわかると思います!     うえの選手は少し見ずらいかもしれません。下の選手は左肘が下がり肘を引く動作があまり見られません!ついでに後方荷重です。

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この画像は肘が上がっているように見えますが、両肩にラインを引くと、左肘と左肩が下がり右肩が上がっています。すると両肩のラインの下に右肘が位置してしまいます!そのため肘が下がっている事になります。これは先ほど書いた左肘が下がるとラインが傾いてしまいラインが右肩上がりになるものです!あくまでSSE(shoulder shoulder elbow)のラインが並んでいないといけません

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うえの2つの写真は左肘が下がる事により上体が突っ込んでしまい左肘が開いてしまって身体も開いてしまっています!背中側の画像だとわかりずらいと思います。下の選手の方が肘が開いてしまい、身体も突っ込んでしまっています。右肘も背中側に引きすぎていて下がってしまっています。
何個か例をだして紹介しましたが選手によって個性があり肘が下がる原因もいろいろあります
ちなみにテイクバックのやり方をすごく簡単に紹介したものがあるので興味がある方は見てください

テイクバックのやり方はこちらをみてください

肘が下がる選手は多いですし、それに気付く指導者も多いですし気づかない指導者も多いです。そして、適切に指導できる方がほとんどいません。少しでもこちらを読んで頂き投球障害に悩む選手を少なくし、改善できたら幸いです。ありがとうございます。


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