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ドクターからインフルエンザの話を聞きました

今年もインフルエンザが流行って学校では学級閉鎖になっている所も出てきているそうです。今回、子供クリニックのドクターからインフルエンザの講師をしていただきました。これから書くのは子供のことを中心に書いていきます。

インフルエンザのABC

インフルエンザにはABC型があり、どれにかかるかで症状も変わってくるそうです。単純にA型やB型といってもウイルスのタンパク質のヘマグルチニンとノイラミニダーゼの組み合わせによっても変わってくるそうです。

A型インフルエンザ

一番多いのがA型だと思われます。これはウイルスの変化するスピードが速く一度獲得した免疫が機能しにくくなるそうです。
A型は症状が激しいことが多いそうです。
急な38度以上の発熱・呼吸症状・関節や筋肉痛の全身症状

B型インフルエンザ

B型はウイルスの変化スピードが遅いそうなのでA型ほどの激しい症状が起こりずらい見たいです。B型の特徴としては胃腸に症状が出やすいそうです

C型インフルエンザ

C型は動物にかかるものなので人間に感染することは基本的には考えられないそうです。たまにC型と診断される方がいるそうなのですが、ほとんどありえないような話をしていました。

インフルエンザの症状

発熱が急激に出て38度以上の熱や頭痛・筋関節痛・倦怠感などの全身症状が出るそうです。潜伏期間は1日・2日と短く発熱が1日~3日ほど高く出るそうです。ただ発熱は5日ほど続くそうなので1~3日で一度熱が下がっても5日以内ならまた熱が上がるみたいです。
今の時期に子供の急な発熱ですぐに病院に子供を連れていく方は多いと思います。しかし、インフルエンザの検査で陽性反応が出るのは発熱後8-12時間後で70-80%だそうです。24時間以上で90%以上だそうです。なので子供が発熱をしてすぐに病院に連れて行って検査をしてもインフルエンザの陽性反応が出ないことがあるので注意したほうがいいみたいです。ドクターも陽性反応が出なくてもインフルエンザの症状だと判断した場合はインフルエンザの対処をするそうです。
よく子供の体温が高くて病院に連れてくる親御さんがいるそうですが子供の平均体温は36.2~37.4度ほどあるため37度くらい体温が高くても子供にとっては平熱なので問題ないそうです。
高熱を出すと脳にダメージを受けてしまうと心配になる親御さんも多いと思います。脳ダメージを受けるのは42度を超える熱が出た場合なので熱が40度以下ならば脳のダメージは心配ないそうです。
高熱を出すと異常行動が見られ幻視・幻覚・幻聴や情緒不安定になりろれつが回らなくなるなどの症状がでた場合は注意が必要なので子供から目を離さないようにする必要があります。

やはり高齢者・小児や呼吸器や心臓の基礎疾患がある方は重症化する可能性があるので気をつけないといけないそうです。

熱痙攣
全身が痙攣を起こして意識がなくなるそうです。ほとんどが2-3分でおさまるそうですが痙攣がずっと続いたり何度も繰り返すようなら病院への受診が必要みたいです。

脳炎
高熱が続いたり異常行動や意識障害や痙攣が起こった場合はすみやかに病院への受診が必要だと思います。

気管支炎・肺炎
インフルエンザから気管支炎や肺炎になることもあるみたいです。激しい咳や呼吸が苦しいなどの呼吸異常が見られる場合は病院への受診が必要かもしれません。

インフルエンザ薬

よく耳にするのはタミフルですね!一時期タミフルを飲むと異常行動を起こすなどの報道がでましたが、今は因果関係はないとされていますね。
高熱を出すと幻視や幻聴などの異常行動を起こすことがあるのでインフルエンザにかかった方の異常行動は高熱が原因かもしれません。僕は専門家ではないのでわかりませんが。
薬によって効果や作用が違ってくるみたいです。
詳しくはわからないですが、簡単に勉強してきたことを書きます。

タミフル
熱を下げる効果があるそうです!
インフルエンザは5日間の発熱があるので、発熱期間を短縮させることができるみたいです。ただ熱が下がっても発熱期間は5日あるので1度下がってもまた上がることはあるみたいです

ゾフルーザ
インフルエンザウイルスの繁殖を抑える効果があるそうです!
昨年あたりに出始めてすごく効果があるといっている人がいましたが、繁殖を抑えているだけでウイルスを殺しているわけではないので注意が必要だと思います!あとゾフルーザの耐性菌が出てきているようなことを聞きました。

リレンザ・イナビル
吸入する薬なのですが、詳しくは覚えれませんでした。ただ吸入することが難しいために練習が必要みたいです。

ラピアクタ
インフルエンザ時に点滴をするのがラピアクタだそうです。
副作用が少なく安全性が高いといっていたと思います。

解熱剤としてアスピリン・ポンタール・ボルタレン・インドメタシンなどがあるそうですが、小児使う場合はインフルエンザ脳症を悪化させる可能性がある事やアスピリンとインフルエンザがライ症候群と関係しているのではないかと言われているそうなので注意が必要です!インフルエンザに罹った時に自分の判断で子供に解熱剤を出さずに医師に相談するのが安全だと思います。
こどもの解熱にはアセトアミノフェンやイブプロファンが使われるそうです。

僕がドクターから勉強してきたことを簡単にですが書きました。このほかにもたくさんの話を聞けました。
自分で調べなおして正確に書くように努めました。ですが間違っている事があるかもしれませんのこの記事を読んだ方は参考にしていただき、インフルエンザに罹った時は必ず医師に相談してください。

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