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映画『Joker』の感想

遅ればせながら映画jokerを観てきました。


ちょっと生活感あり過ぎたかなと。
どこからどこまでが彼の妄想なのかみたいな曖昧な設定の方が怖いと思う。
エンタメの中に狂気があるからダークナイトは絶賛されんじゃないかな

とは言えホアキン・フェニックスのアカデミー主演は確定だろう。
今さらになるが、私はグラディエーターからのホアキン好きだ。


彼はグラディエーターを始め何か情けない感じの男を演じさせると非常にハマる。
jokerではそれがとうとう極まった。


役者としてああいう役ばかりで苦しんだろうけど唯一無二の役者になりお兄さんを超えたと思う。男として見せたく無い部分を演じきれる役者魂はデニーロさえ食った

ただ、その演技力はjokerと言う設定を食い、バットマンと言う設定も、DC、果てはアメコミというジャンルも食ってしまってるので映画としてはjoaquinとい題名にしてしまった感がある。
その辺は監督の手腕だろうが、極まった役者をコントロールするバカはしなかったので、ああなった感じか。

人に勧めようと思う映画じゃ無いし、観なくても人生にはどうでもいい。
だが、苦しみの中で何かを極めた人間をみたいなら観た方が良い。
努力と劣等感とプライドと涙が凝縮された不死鳥がとうとう羽ばたい作品だ。


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