見出し画像

鍼灸業界団体に入る選択を

ワクチン接種を希望しているのに予約が取れない状況が続いている。
あの時、鍼灸師の優先接種が行われるように202名の皆さんがアンケートに答えてくれた。
お陰で東京都の鍼灸師は選択権をいただけたように思える。
最も鍼灸業界団体は早い段階から行政に働きかけてくれていたが、
皆さんのお陰で再度の交渉に行ったのも事実だ。

アンケートに答えて下さった非会員の方にお伝えしたい、
日本鍼灸師会か全日本鍼灸マッサージ師会に入って欲しい。
ご存知かもしれないが、ワクチン優先接種の受付は個人だけでなく、
従業員と家族も対象だった。
家族を守る為にも鍼灸業界団体に入って欲しい。

正直、今後中央政府の機能は明らかに低下する。
何故なら、ワクチン接種の事務手続きを鍼灸業団に投げてきてるからだ。
これを人もお金も乏しい業団で数百名もの手続きを少人数で深夜まで休みの日までやってくれた鍼灸師や事務の方々がいる。

名前を言っても良いが賞賛を求める為にやってるんじゃない。
鍼灸師一人一人のため、鍼灸業界の為、乳飲児もいるのに職場や事務局に詰めて受け付け作業をしてくれた。
彼らを助けるのは何か?
業団に入ってくれる事だ。

先の見えなくなってしまったコロナ禍の日本。
未だにワクチンが打てずに不安と恐怖を感じる日本人。
今後、生き残るキーワードはコミュニティだ。
職域接種という分類を政府は指定した、職種によるまとまり次第で享受出来る、物資、情報、権限等に差が出てくるようになる。
既に打つ選択が無い鍼灸師が地域によって差が出てきてしまっている。

地域差は組織力にも起因している。
たまたま東京都は早かっただけではなく、他県に比べれば会員数は圧倒的に多い。
数は組織力だけでなく、文殊の知恵でもあり、人脈でもある。
自己責任、自己防衛をするには個人だけでは難しい。
鍼灸業界団体は鍼灸師を守る為に今も行政と話し合いを続けている。
誰かではなく、自分が鍼灸業界を支えると思って入会してくれるなら
きっとこの不安や恐怖を一緒に乗り越えられると信じている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?