映画『地獄の花園』最後までフザけきるって素晴らしい
天才バカリズム脚本『地獄の花園』を観ました。
王道のヤンキーストーリー。
群雄割拠の派閥争いをする猛者の不良達。
突如現れる強キャラによって塗り変わる勢力図。
実はチート級に強い主人公。
他のチームとの乱闘や、ラストはライバルとのタイマン。
そんな王道中の王道ストーリー。
1つだけ違うのが、登場人物達が男子高校生ではなく『OL』であるということ。
もう最高でした。
2時間の上質なコントをたっぷり堪能させてもらった。
王道のヤンキーストーリーで、たったひとつ、登場人物の属性を『OL』にずらすだけで、全てがコントになる。
それぞれのヤンキーが仕切っているのが、高校のクラスではなくて営業部とか開発部とかの、部署。
他校ではなく他社のヤンキーOL達が乗り込んでくる。
ヤンキーOL達は、ヤンキー活動以外は普通に真面目にOLしてる。
面白かったです。
コメディ映画にありがちな、最後はほっこり終わるとか、ちょっと感動する要素があるとかは一切なし。2時間ずっとフザケてる。気持ち良いくらいに最後の最後までフザケきっていました。
それにしても、森三中の大島さんの存在感。主人公の会社の製造部を仕切る「大怪獣」の異名を持つOL役。大島さんが出てきただけで笑えてしまいます。
最後までフザケきる覚悟が詰まった映画、是非ご覧ください。
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