野手の守備位置
野球規則 5.02(c) では、守備位置についてこんな風に定めています。
投手と捕手を除く各野手は、フェア地域ならば、どこに位置してもさしつかえない。
※但し、今年から内野手に限っては、打者への投球時に
二塁ベースを境にして一塁側と三塁側のそれぞれに2人ずつの内野手が位置すること。
また内野手の両足は内野の境目より前に置くことが定められています。
読んでいただいたそのままです。
少し補足すると、
投手は投手板に触れて立たないと、球審はプレイを宣告できない、つまり試合を始められないので、投手板に触れる以外の場所に位置することはできません。
また捕手は、同規則の(a)でホームプレートの直後に位置しなければならない
と定めています。
つまり、この2人を除く野手はフェア地域内であればどこにいても良いということです。(但し、内野手は内野内の左右それぞれに2名ずつ)
但し、野手は片足でもファウルゾーンへ足を出している状態でプレイを宣告することはできません。
例えば、走者三塁の時に打者に内野ゴロを打たせて、必ず三塁走者の本塁到達を阻止しようと考え、外野(レフト、センター、ライト)の3名を一時的に内野に守らせることもできます。
狙い通り、打者の打った打球はボテボテと内野内を転がり、本塁へ走った走者をアウトにできれば守備側としては大成功です。
雑学
が、ここにひとつの意外な決まり事があります。
仮に、レフトを守る野手が内野内(例えば投手のすぐ横とか)に位置したとして、打球がこの選手のところへフライを打ち、この本来レフトを守る選手がフライをダイレクト捕球すれば、それが内野であっても記録上はレフトフライです。
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