しのざき ゆう

猫とお化けと怪談とお酒と夫が好きです

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最近の記事

日記_202401XX

2024年1月X日(X) 晴れ プライベート、かつプライバシー、かつセンシティブな話題のため日記だとしても書くのが憚られるが、2023年度のセッ◯スレス・オブ・ザ・イヤーを受賞するほど私たち夫婦はセッ◯スレスであった。 その事実は、無意識のうちに私の何かを蝕んでいたようで、先日友人とそのできたばかりの彼氏と飲んだ際、二人のあまりのイチャイチャぶりを目の当たりにした私は、ずっと仕舞い込んでいた内なる何かが崩壊したのか、別れ際の駅前で大号泣をかましてしまい、ドンキショッピング

    • 風俗に行く彼氏の背中を、笑顔で見送ろう

      彼氏「風俗に行きたい」 突然だが、私は彼氏のことが大好きだ。 大好きすぎて、部屋内にあるぬいぐるみ全個体に彼氏の名前をつけて愛でるだけに留まらず、育てている青唐辛子にまで彼の名前をつけて、毎朝彼の名前を囁きながら水をあげているほどである。 もう、彼氏がお望みとあらば何だってする所存だ。 困ったときには一肌どころか三千肌くらい脱ぐし、世界中が彼の敵であろうと彼の味方であり続けるし、腎臓もひとつと言わずふたつ耳を揃えて差し出す。 「俺のうんこを食べてくれないと死ぬ」なんて言

      • 消えた体温計、大嫌いだった祖母

        買ったばかりの体温計が突如として消えた。前触れもなく、本当に、 本当に突然無くなった。 一人暮らしをする際に実家から勝手にかっぱらってきたは良いが、計測に呆れるほど時間をかける癖に蚊の鳴くようなか細い声しかあげないオンボロ体温計に愛想を尽かし、有り金をはたいて買った、白く滑らかに輝く2000円の高級体温計だった。 私は昔から物をよく無くすが、それは古くて広くて汚くてアホみたいにモノに溢れた実家の話であって、寂寞たる一人暮らしの我が家で無くすのはもう限りなく才能に近い。 目

        • スマホを失くしただけだけど

          スマホを失くした。一瞬の出来事だった。 アルバイトの出勤時間まで大学内で暇をつぶしてやろうと考えていた私は、大学の生協で飲み物やお菓子等の嗜好品を買い込み、食休み後はスマホでTwitterのタイムラインをぼーっと眺めていた。 ここまではまだ記憶がある。 出勤時刻が迫り、まだ1ミリも化粧をしていないことに気づいた私は「せっかくならちょっと広くておしゃれな食堂の化粧室でやったるか!」と意気込み、一階の食堂のトイレにむかった。その時スマホはアウターのペラッペラなポケットに突っ

          泥だんごーその起源と信仰ー

          ・なぜ我々は泥だんごを作ってしまうのか こんばんは、初めまして。しのざきゆうと申します。 皆さんは泥だんごを作った事がありますか? 無い、という方はよほど鬱屈とした幼少期をお過ごしだったようですね。 多くの方が、玉のような幼稚園児、保育園児、または小学生低学年の頃にきっと夢中になって作ったであろう、泥だんご。何も怖くなかったあの頃、衣服が汚れるのも厭わず、のちに服を汚したことについて母に文句を言われることなど気にもせずに、何かに取り憑かれたようにせっせとこしらえていた方

          泥だんごーその起源と信仰ー