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レタッチあれこれ。

写真は、のかさん
『Life with Portrait.』として撮り進めている写真群からの抜粋です✂

デジタルは色々写り過ぎてしまったり…💦
そもそもデジタルなので環境的に容易いということで、特に女性ポートレートにおいては写真のレタッチが行われることが多いかと思います。

ここで言うレタッチとは主に余計なものを消したり、暈したり、といった方向のものを指すことにしますが、これが結構コストの掛かる作業で、、
それ故に慣れた環境や効率が良い(と思っている)手順からはなかなか離れられないものです。

私は女性ポートレート写真を撮られる皆さんがどうやってレタッチをされているのか、よく知りません。
もちろんPhotoshopのようなアプリでもできるでしょうし、Lightroomのような現像アプリにもレタッチ系の機能が付いていたりするでしょう。
でも見てみるに、それって効率良いのだろうか、、と思ってしまったりすることが多いです。
私はよく写真集を制作する関係で、50~100枚の写真(掛ける写真集の種類)を短期間でレタッチしなければならない事態に追い込まれることがあり、何より効率の良さを重要視します。
1枚に1時間 2時間など掛けていられないのです💦

ということで、今回は篠山が効率が良いと自分で思い込んでいる手順、そしてそれを実現するツール、について書いてみたいと思います。
以前にもアメブロで書いた内容と同等です。

現像は、SILKYPIX Developer Studio Proというアプリを使っています。
この時点でマイナー(失礼)なのですが、、でもこのソフトハウスさんはいくつかのメーカー向けにOEMで(❓)現像アプリを開発された実績をお持ちのはずで、それなりにユーザーは存在すると思っています。

さておき、効率はともかく、このアプリだけで自分がやりたいレタッチを全てできるかというと、、できる、、かもしれない、というレベルでして、実際のところこのアプリでは現像と呼べる作業までしか行っていません。

それでレタッチは、以前からしつこくアピールしている、NikonさんのCapture NX 2を使っています。
もう既にサポートは終了し、後継バージョンに代わってしまっていますが、残念ながら後継バージョンでは私が使いたい機能が実現されていないという状況です。
Amazon等でまだ売られているようですので、もしご興味があれば…
※Windows 10には正式対応していません。Mac版のことは詳しく知りません。

ということで、私はSILKYPIXでTIFFデータを出力し、Capture NX 2でレタッチをする、というフローで作業をしています。

レタッチで主に行うのは、
・眼の輪郭の強調
・吹き出物等の消去
・余計な髪の毛等の消去
・その他余計なものの消去
・お肌のなめらか処理
です。
今回は、この中から
・余計な髪の毛等の消去
・お肌のなめらか処理
を選び、Capture NX 2での作業がいかに効率的か(と篠山が思い込んでいるか)をビジュアル的にお見せします。

こんなにアップにしたら怒られますよね💦
でも、のかさんはそれに耐えられるお肌をお持ちのかたですので、、今回の記事に採用させて頂きました💡

さて、ありますね、余計な髪の毛が(笑)
これをぺっぺっぺーと消します。

「自動レタッチブラシ」というありがちな名前のツールを選択します。

そしてペンを適切なサイズに調整し、消したいものに沿ってなぞっていきます。
ええ、もちろんこれだけなのですが…

はい、キレイキレイ👍

え、そんな機能はいろいろなアプリで使えるやないか、と❓

いやいや違うんですって💦
なんというか、操作のスムースさと結果のクオリティが全然違うんです。
そもそも、なぞることすらできないアプリが多いですよね。
あ、でも最近はスマホアプリでなぞってレタッチとか結構ありますか…
その感覚に近いような気がします。

ともあれ、私はこの機能で、あらゆる気になる余計なものを消去しています。

さて次は なめらか処理です。

今度は「選択コントロールポイント」というツールを選択します。

これが、以前からしつこく言っているのですが、
ポイントした箇所と色味や明るさが似通った周辺(半径が指定できる)のピクセルを自動的にアルファ付きで選択し、そのピクセルに対してあらゆるコントロールをすることができる、という優れものなのです💡

お肌の適当な個所をポイントすると、指定した半径内で、こんな感じにピクセルが選択されます。

それを繰り返します。

なめらかにしたい部分が全て選択されるようポイントを増やして、そのグループに対してコントロールを指定します。
今回はなめらか処理ですので、「ノイズリダクション」です。

これで、、

じゃーん!
って、最初からなめらかなので よく分かりません(笑)

のかさんを採用したのは間違いだったか←

ともあれ、こんなに簡単にマスクを作成でき、それに対して明るさでも色でも何でも、好きなコントロールを行うことができるわけです。

他を知らないだけかもしれませんが、私はこれが無ければ写真を世に出せません。
今はたまにバグりながらもWindows10上で動いてくれていますが、この先どうなるか分かりません💦
このアプリと心中する覚悟で続けている次第です。

もっと効率の良い方法やツールがあるよ、という情報がありましたら是非💡


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