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レンズとボディと写真の関係。

これまでもよくTwitterやブログ(アメブロ)で標記について書いてきました。
もちろん素人ですし独学ですし、書いた事は全て私見であり何かを保証するものでもありません💦

が、もし僅かでも篠山の写真をイイなと思って下さる方がおられて、私の考え方ややり方を書き記すことが何らかの役に立つのであれば、それは光栄なことだな…という考えの下で書かせて頂いています。いつも。

ということで、まずはボディやレンズを所有するということについて。

篠山はさまざまなボディやレンズを所有し、使い分けています。
その半分以上は物欲からではあるのですが…💦←

…いえ、そういう話ではなく、使い分けの方の話です。

色々考え方があるかと思います。
使い慣れた1台+サブ機くらいのボディと、焦点距離毎の数本のレンズ。それだけで全てを撮りきる皆さん。
カメラなんかにそんなに金掛けてらんねーよ、という理由もあるかもしれませんが、よく聞くのが「慣れ」や「描写」の話。
ボディの設定やボタンの位置、グリップの感触、ファインダーの具合、etc…
ボディやレンズによるボケ味の違いや微妙な色味の違い、etc…
私は前者については元々特定の道具に慣れようという意識が無いため、あまり困ることはありません。
が、実は後者については気にします。特に色味については大いに気にします💦

ではなぜ多くのボディやレンズを所有し、使い分けるのか…

それは、逆にその日撮影するロケーションや被写体(モデルさん)に合いそうな描写をする機材の組み合わせを、何となくでも当てはめることをしたいからです。
したいから、と書くと それを目的に機材を集めたようですが、実際そのような考えの下で機材を追加導入していたら、結果的にそこそこの数になってしまった…という感じではあります💦

それ以外にも、以前このモデルさんで このレンズで撮ったらすごく良かったんだよな…とか、彼女はこのメーカーのカメラを使っているんだったな、じゃあ話のネタにもなるし自分もそれで撮るか…とか、そういう感じに思考を巡らせて機材を選んで撮ることもあります。
そういった意識の違いだけでも、絶対に写真は変わると思うのです。

都合だけではなく、それぞれの撮影毎にアウトプットに関わる何らかの理由をもって機材を選ぶ。
私はそれを重要な要素だと信じて、意識してやっています。

次に撮影当日の機材について。

篠山は撮影に際して、3~4台のボディと、それぞれに別々のレンズを用意します。
広角、標準、(中)望遠、とレンズの焦点距離は大きく3つに分けられますが、それらを一通り揃えることを基本としています。

ならば、ボディ1台でレンズを交換して撮ればよいのでは❓
ええ、その通りではあるのですが、シームレスに撮影を続けたいですし、もう一つ重要な理由があるのです。

それは、写真集制作に関わることです。

写真集制作とまではいかないまでも、同じシーンの写真を複数並べて見せることはよくあると思います。
その際に、バリエーションを多く示したい。それによってストーリーを強く感じさせたい、という狙いがあります。

ご承知の通り、画の中の被写体の大きさだけの話であれば寄ったり引いたりすればよいわけですが、焦点距離の違いによる表現はそれだけではありません。
ということで、同一シーンにおいて異なる焦点距離でスムースに撮影を行うことができるよう、複数のボディを使います。

そして、1回の撮影で2~3パターン(衣装やロケーション等で)撮り分けるかと思うのですが、それぞれで多少レンズやボディのアレンジができるよう、3~4セットの機材を用意するのです。

やりすぎでしょうか💦←

自分ではよく分からないのですが、私の制作する写真集は全てそのような手法で撮影されています。
もしその効果を感じて頂けているとするならば、大変嬉しいです。

なにやら、この付近の話を YouTuber のジェットダイ●ケさんも最近されていたような…


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