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かけがえのない仲間たち

仲間とは
一緒になって何かを行う人や人達のこと
一味 仲間 同士 同志 一派 輩 徒党
同じ団体や血族などに属する味方のこと
同胞 同盟 同志 仲間 同朋 同士 友 味方 戦友
親しくしている相手のこと
仲間 輩 友がら 朋友 友達 友だち 同僚 相棒 パートナー 友 親しい仲 昵懇の仲 旧知の仲 竹馬の友 マブダチ マブ ズッ友 女房役
〈weblioより〉

このように色々な言葉があるけど、私には「仲間」が沢山いる。

noteに書いたママ友グループ「下世話クラブ」
他にも沢山のママ友。
「親友Nちゃん」
赤ん坊の頃から一緒に遊んでいた幼友達、幼稚園、小学生から遊んでいたおともだち。
中学生のとき原宿で知り合った、同じ闇を持った子たち。ファッション、職場を通じて仲良くなった人々。

そして、今ここに住んでいるマンションで知り合った人生の先輩方。

ひょんなことからマンションのボランティアチームが主催するチャリティバザーに出向き、売り上げは寄付、残ったものも救世軍に寄付、その趣旨に感銘を受け
「私もお手伝いしたいのですが」
と、勇気を出して申し出た。

このチームは1番若い方で50代、ほとんどは70,80代のメンバーで構成されている。

若い私は歓迎されチームに入れてもらえた。

一般的に見て、彼らは成功者、或いは成功者の妻たちだった。
個性は皆それぞれだが、正義感と社会奉仕への信念、それだけは同じ方向に貫かれていた。

Tさんは国内大手自動車メーカーの一族。
誘拐されないよう、高い塀のお屋敷の中で育ち先生もその屋敷まで来ていたらしい。
勿論本人から聞いたわけでない。

そのTさんはおそらくずっと、寝ている時間以外、生活困窮者のこを考えている。
バザーの売上金をどこに寄付するべきか、吟味に時間をかける。
区役所に出向き、今どこが1番困っていますか?と尋ね、その施設に出向き様子を伺う。

真夏のある日、バザーの残品を救世軍に渡す、という過酷な作業をTさんと2人で行った。
その後、暑い中ロビーに入ればいいものを、何故かエントランス前で社会奉仕について延々と語り合った。
子供と女性、それだけは守らなければいけない、酷い環境に置かせていくわけには絶対にいかないの。
子供食堂が少な過ぎる。
そんな話をした。

彼女は年明けの震災、事故、また色々と深く考えている。

Sさんはこのマンションの初代理事長。
バザーではいつもレジを担当。
京大を出てエリート道を進み、今はリタイヤ。

正義感が強い。
いつの時代も不正は纏わりつく。
当たり前に行われる癒着、談合、中抜き、長いものに巻かれる人々。

許さない、相手が長い何であれ徹底的に問い詰める。
コロナ禍、不誠実な撮影がマンションで行われた時もSさんは率先して私の味方となり、立ち回ってくれた。頭脳明快なので伝えたいことがスンナリと伝わった。

他にも師の奥様。(師とわたし 参照)
夫婦でいつも私を気にかけてくれる。

このマンションを拠点にとある習い事がある。
そこのメンバーも皆70,80代。
歳の差は感じず、世間話をしている時が心から楽しい。

いつだったか私はある人々とトラブルになり、警察が来てちょっとした騒ぎになった。
社会的地位が高いこのメンバーには距離を置かれるかもなぁ。
仕方がない。
そんなことを考えていたが、なんとなく事情を伝えていた師夫妻を筆頭に、皆が私自身の心配をしてくれた。

そいうこともあるわよ、あなたが元気ならよかったわ。
人生辛い時もある、でも大丈夫、なんとかなるから。
そんな言葉を皆がかけてくれた。
有難い、そんな単純な言葉では表せない。

親は昨年古希を迎えた。

親世代のメンバーたち。
私は多感な時期に親からの愛情に飢えていた。
いや、母からの強烈な「執着」という愛はあったかもしれない。
しかし、そのコンプレックスは消えない。
彼らがその闇を少しずつ溶かしてくれてる、そんな気がする、この住まいでの日々。
現在進行形。

翁も夫も常に私を気にかけてくれる。くれた。
それだけでこの上ない幸福があるのに、同じように気にかけてくれる仲間たちがいる。
敵もいるけど仲間がいる。

あの時死を選ばなくてよかった。
こんなにも幸福な日々があるなんて。

師はよくいう
「縁あって知り合った人はみんな笑っていてほしいじゃない」

そう。
仲間の皆がずっと笑っていますように。
多謝。

終わり


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