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物語綴り

眠れない。

何度も寝返りをうつ。

今日も一日の終わりがなかなか訪れない。

身体は疲れているはずなのに、思考はクリアだ。

今日もきっとしばらく眠れないだろう。


眠ることを諦めてみる。ベッドから降りて窓に近づく。そっとカーテンを開けて月の光を浴びる。

静かなこの時間を手放すのが惜しくなる。これだからどんどん眠ることが下手くそになるんだ。今日はここで布団に包まって眠ろうか。

自分だけに降り注いでいるようなこの光に照らされて微睡むのも悪くはないかもしれない。

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