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『緋色の弾丸』~物語を見たらいいのか、キャラを楽しめばいいのか~②

こんばんは。しのなつです。

『緋色の弾丸』の感想が長くなってしまったので、こちらがその②。
もし①も読みたいよって方は、下のリンクからどうぞ。

いったい何が起きてるのか、分からん

赤井秀一推しの映画と思いきや、赤井ファミリー全員をしっかり推そうとして、何か失敗した感が否めなかった。

キャラクターが多いのは「ファミリー」を全員出そうってことだから仕方ないとしても。

いるとこがバラバラだし、並行して色々やるもんだから、何が起きているのか理解するのが、すっごい難しかった。

特に犯人を、秀吉の指示で追い詰めるとこね。あそこは、視覚的に見せてくれないと、どんな風に先回りできて確保できたのか全く分からなかった。道路の名前とか言われても「え?」ってなるよ。

あと、由美さんの扱い酷い。あれじゃ、ただの飲んだくれでワガママな、いい加減女ではないか!!由美さんを出すのであれば、ちゃんと魅力的に描いてくれないと「秀吉はこの人のどこが好きなんだろう」って、見てる人が絶対思うよ!…姉御肌でお茶目で素敵な人なんだよ…由美さん…。

もっと絞った方が良かった気がする

劇場版名探偵コナンは、メインキャストは全員出すっていうのが通例なんだろうけど。今回は多すぎて、何をどう見たらいいのか本当に分からかった。

予告編詐欺があるいうのは、コナンファンなら百も承知なんで、別に今年だからってとやかく言わない。

でも、東京事変さんまで主題歌にして、すっごいミステリアスな感じにしておいて、あれはないよと。

レベルで言うと、緋色シリーズとか赤と黒のクラッシュとかのテイストぐらいに寄せると思ってたんで、ライト過ぎて拍子抜けした。

コナンくんとFBIの考え方の違いをすっごい台詞で推してたけど、あれなんだったんだ。

やるなら「ゼロの執行人」ぐらい、赤井秀一(FBI)との協力関係が破綻するんじゃないか!?ってぐらいハラハラさせてほしかった。

そこまでやるなら、最終的に「コナンってアクション映画じゃん」とかまわりに揶揄されても、それ以上にすごいんだよって言えるんだけどなあ。

そうなると蘭・園子・少年探偵団・由美あたりは省かないと、ストーリーがあっちこっち行って主軸から離れてしまう気がする。

赤井秀一推しの映画だと思ってたけど、赤井ファミリーってか、世良ちゃん推しな映画だったってことは言えるかも。

園子ちゃんの立ち位置

なんか最近「鈴木財閥」のお嬢様であることを、全面に押してきているのが気になる私。原作にもあったじゃないですか。蘭ちゃんは園子ちゃんと一生親友でいたいから財力に頼りたくないっていう描写。あの話すっごく好きだったのにな…。

なんかそれが劇場版だと『鈴木財閥のご令嬢』感がすっごく出てて、なんだかなぁって感じです。初期の映画だと、蘭ちゃんの親友である鈴木園子っていう立ち位置で良かったのに。

ただただジョディ先生がカッコよかった

この映画を見終わって印象に残ったのは、ジョディ先生かっこいい!!ってこと。
いつもコナンくんに顎で使われてる(言い方w)ような立ち位置と思っていたけど、今回のジョディ先生は一味違った!それはすごく良かったです。FBI舐めんなよって感じが伝わってきました。

あれ?赤井ファミリーの映画だったんじゃ…って思ったけど、ただひたすらにジョディ先生がかっこよかった。うん。

犯人は動機とか色々語ってたけど、ふーんって感じの、いわゆる劇場版あるあるな感じだった。(つまり、ほとんどがゲスな動機)

総評

緊急事態宣言の影響もあって、まだ1回しか劇場に見に行けてないけれど。

今回の映画は「★★☆☆☆」って感じの評価でした。
図らずとは言うものの、2年待っての劇場版だった割に、何か色々と拍子抜けしてしまったので…。

ストーリーというか、キャラクターを楽しみましょう!みたいな映画なのだとしたら、良かったのかもしれない…。
近年のコナン映画では、キャラ推しって感じが強いので。

ストーリーを楽しみたいっていう人には、あちこち変わる視点に「??」ってなるかもしれないなと。

でも思うのは、やっぱり名探偵コナンって、最高なのですよ。
それだけは絶対的に変わらない。
来年もどうか公開されますように…。
私のコナンオタ活を充実させてくれますように。(え)

また2回目を見に行ける時があったら、気づいたこと追記レポします。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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