真夏の弾丸大阪遠征 リターンズ!
死にたかった。なんとなく。
なんとなくなのにすごく死にたくなるときがあるのは、病のせいであるという理解はしている。
でも苦しい。苦しくて、紛らわせたくて、真夜中に宵乃入(@ilipics)さんとXのスペースでお話ししていて、ふと思い立った。
宵さんがいる大阪に行こう。
翌日、寝ないままの体で始発に乗り新幹線で新大阪に向かった。ADHDと双極の躁の波に乗り、寝癖もそのまま、すっぴんで。
宵さんにお会いするのは二回目だ。前回はレンズの分解をしてもらった少しの時間しかお会いできなかったので、ゆっくり会うことができて嬉しい。
同様に弾丸で関東から来てくれた黒猫京(@i_am_nya_photo )さんと宵さんと淡輪駅から行ける海に行った。
服のまま海に入った。ためらいなんてなかった。(このノートを以前から読んでくれている人は、お前よく服のまま海入るよな!!性癖か!?と思うかもしれない。そうです性癖です。)
すこしぬるい海はとてもしょっぱかった。苦しいぐちゃぐちゃな感情を海に浸して流した。
綺麗な海だった。
空が青かった。
懐かしい記憶がよぎっては去って時間が飛ぶように過ぎていった。
同じモデルさんを二人のカメラマンで撮るというのは新鮮だった。宵さんと私は同じ世界に生きているけれど違うものを見ているなと思った。
黒猫京さんを新幹線乗り場まで送ってから宵さんと喫茶店に向かった。
宵さんのことを漢字一文字で表すなら、私は『綻』だと思った、それしかないと思った。
綻ぶとは、
などの意味がある。
仄暗い、でも心地のいい宵さんの世界は、朝を一枚めくったカーテンの向こう側みたいだった。
宵さんの普段の写真も好きなのだけど、私はフィルムを推した。宵さんのフィルムを見るのは、普段デジタルのレタッチで完成された宵さんの世界を暴いているようで楽しかった。
フィルムは隠しても滲み出る芯を見ているようなのですきだ。
宵さん曰く私は『失』らしい。
触れたら壊れそうで、綺麗過ぎて触れない感じ、らしい。
自分のことはよくわからない。人のことに比べたらぜんぜんわからない。
自分を漢字一文字で表すなら。
就活でよく聞かれることらしい。
自分ならなんだろうな。
『祈』か『冀』でありたいな。ずっと。
帰りの新幹線にて。
2024/07/29
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