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経験するということ。「新・日本列島から日本人が消える日」ミナミAアシュタール


読書記録、読了:2020.07

 結論を言えば、「ご機嫌さんで行きましょう」ということであった。そして、軽い波動になることで、3次元から5次元に移行して、ピラミッド型社会ではなく丸い社会で生きていく。対立ではなく、相互の提供で生きていく。結果的に、レプちゃん達とかかわらないで生きられるようになる。ということ。
 歴史は勝者が都合の良いように書き換えるものである、ということは昔から理解していたので、歴史に関する記述を絶対的なものではなく、相対的なものであると理解するようにしてきた。これまで、「逆説の日本史」(井沢 元彦)、「銃・病原菌・鉄」(ジャレット・ダイヤモンド)などを読んで、そういう解釈もできるのかと思うところもあったが、すっきりしない部分も残った(すとんと、腹落ちしないものがあった)。
 この本に書かれている歴史の成り立ちは、学校で習う教科書に書かれていることや、世間一般で流通している考え方(共通イメージなどというものはそもそもないのかもしれないが)からすると次元が異なるレベルだが、私には、すんなりと腹落ちできる内容であった。それは、直感的なものとしか言いようがないが、これまで読み知った歴史観に比べて、よりリーズナブルであったとしか言いようがない。
 なお、以前、「ムーン・マトリックス」(デービッド・アイク)も面白く読んでいたので、宇宙人による遺伝子操作により人類が創造されたという話には抵抗がなかった。
 この本を読もうと思ったのは、TwitterでミナミAアシュタールのことをつぶやいている人がいて、調べていくと、YouTubeの「超次元ライブ『迷宮からの脱出パラレルワールドに移行せよ!』 ミナミAアシュタール」にたどり着き、その時にすでにアップされていた超次元ライブ1~8を見て興味を持ち、本を読んでみることにした。(紙の本は高額で取引されているが、Kindle Unlimitedで読める。)YouTubeであつしとみなみの人となりを感じ取ってから本を読むと、細かいことには気を取られず、大枠を理解しようという気持ちになれて、最後まですんなりと読めた。
 世の中には、江戸時代を賛美する人たちと、いろいろな根拠を示してそんなに良い時代ではなかったと力説する人たちがいるが、歴史認識が根本的に異なっているので、議論がかみ合わないのももっともだと思った。
 過去、現在がどのようなものであったか、どのようなものとして理解しているか、ということと、これからの未来をどのように選択していくかというのは無関係に選択可能である。しかしながら、長年にわたり刷り込まれてきた歴史観が人々をピラミッド型の社会に縛り付けて離さない。まずは、そんなこともあるかも、と軽い気持ちで考えてみるのがよい。そして、どろどろとした重い思考ではなく、風に舞い上がる羽毛のごとく、軽やかな思考で生きていきたい。


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