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カメラの原点回帰が始まった?


オールドレンズやフィルムカメラ、ソフトフィルターが流行っているだって?


色々読み漁ってみると、結局デジタルで高精彩と画素数を追い求めた結果からの回帰であるように思える。
皮肉なものだ。アホみたいな高精彩とあほみたいな画素数(一億越えってほんとに?)をユーザーが求めたからメーカーは血道を上げてバケモノみたいなカメラを作り続けた。
結果、隅々まで鮮やかで目に刺さるような鋭利な画質を得た。
そして過度のレタッチの隆盛。色飽和上等の、目が痛くなる色彩補正、ありえない光源と影。過度のHDRによる立体感の消失。
やってみたけど、違うんじゃね?と思った人たちがいたとしても不思議ではない。


高精細高画素数カメラへの反動としてのマニュアル回帰

それは存外にゆっくりやってきた。
オールドレンズの独特のゆがみ、ゴースト、色転び、それからフィルムのあやふやさ、たしかに楽しい。
しかし、かつてカメラが一部の金持ちの道楽であったのは、高いレンズ(しかも単焦点至上主義であったから所持数も二けたというユーザーがザラ)、そしてフィルムと現像代のせいだ。
フィルムは撮影状況によって、使い分ける。
先生たちは黒い袋のなかで、使いかけのフィルムをカメラから抜いて、別のフィルムに変えるという手品ができる(やり方はさすがにわたしは知らない)。
さらに、写真を不特定多数の皆さんにみてほしくて作品展に参加する、あるいは個展を開くならプロラボというところに持ち込んで一枚一枚手焼きしてもらう。それをパネルにしたりマットをつけて額装したり……底なし沼である。

私の場合

根っから貧乏なのでデジタルによってシャッターを押してもお金がかからなくなったおかげでカメラを始めることができた。
なのでマニュアルに移行することはない。断言できる(しなくてもいい)。
老眼が始まっていて、ピントのヤマがつかみにくくなったせいもあるし、また一から装備を揃えなおすのもおっくうだ。
な、の、で、わたしは自分が始めたときに買ったカメラとレンズで街にでようかと思っている。
数々の伝説をもつあのNikonD40。小さいけれどかわいいやつだ(*´ω`)
色転びがすごくて、青の再現性なんてマイナスをつけたくなるくらい。でも23.7×15.6mmサイズのCCD(撮像素子の種類よ)のなかに600万画素しかないので光がたくさん取り込めて、明るく能天気な絵が撮影できるので大好きなんだ。オールドレンズもこの子は(Nikon3兄弟wっていうのがあって、D3,D90,D40は末っ子)取り付けられるのだ。
で、Nikonもプリント屋さんもみとめてないけどA3まではきれいに印刷できるのだ。写真展もD40で撮影した作品を出したのだ。D40はすごいのだ。のだ、のだ。ノビまでいくとちいと苦しいのだ。
これにNikon18-200か、何かオールドレンズを一本買って撮影しようか(ピント合わせがシンドイけれど)、迷っている。
ボディは黒を所有しているのだけれど、シルバーも今見るとものすごくかわいくてもう一台ほしいかなあ、買っちゃおうかなあと迷っている。

ここまで書いてきてふと思えば、現在使用中のD7000も2010年のカメラだから13年経つんだね。わたしはもちろん中古で2万円ちょっとで5年くらい前に購入したんだったかなあ。
今使っているカメラとレンズについては次回(あるのか?)書くつもり。


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