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リーンスタートアップ系の本を読むならこの順番

こんにちは。KindleよりKobo派でコミックはiBooksという電子書籍界のマイナー街道(失礼)をひた走る男、篠キチです。スーファミ全盛期もPCエンジンとメガドライブしか持ってませんでした。

リーンスタートアップの本でも買ってみようかと思ったとき、すでにいろんな本がたくさん出ていて迷ってしまうんじゃないでしょうか。

身も蓋もない話をしてしまうと全部読むのが一番いい気はしますが、定番のオライリー本だけでもどんどん新しいのが出てきて、追いかけるだけでも大変です。

スピードが信条のリーンスタートアップですから、少しでも効率よく行ける方法をということで、今回は読む順番を意識しながら参考書籍を紹介してみようと思います。


個人的に『聖書』と呼んでますが、まずは原点とも言えるこの本から読むのが王道でしょう。

でも、たぶん読んでもよくわからないと思います(決めつけ)。僕も最初は全然ピンと来ませんでした。

ただ、リーンスタートアップは実践を伴わないと本だけ読んでも腹オチしないという感じがしてます。なので、この段階では一通り流し読みしてわかった気になるだけでも十分かなと。


次はこれ。

これはリーンスタートアップの本というわけではないですが、『顧客開発』という考えをわかりやすく解説してくれる本として、とてもいいと思います。『ビジネスモデル・ジェネレーション』という有名な本の続編なんですが、こちらのほうが格段にわかりやすいです。

ちなみにこのシリーズ、電子版がすごい読みにくいので書籍版をおすすめします。デカいですけど。


さて、次はこれ。

先に『実践リーンスタートアップ』を読むべきという人もいるんじゃないかと思いますが、リーンスタートアップに取りかかる前に全体像を理解するにはこっちのほうが圧倒的にわかりやすい。まず、序盤(7章まで)を読んでおくのがオススメです。


ここからはリーンスタートアップを実践しながら読んでいくことが前提です。
というわけで、書名もそのままの定番本『実践リーンスタートアップ』 。もし実際に取り組むつもりがないなら、『Lean Analytics』までで止めておいていいと思います。

個人的にはこの本ちょっとわかりにくいと思っていて、単に読むだけだと同じことが2回繰り返し書かれているような感覚がありました。そこで結構混乱しがち。実際にリーンキャンバスの作成やインタビューなどをしながら参考書のように読み進めると、よく理解ができると思います。

また、『Lean Analytics』もあわせて読むと、同じことを違う人が書いてたりするので理解度が高まる気がします。『リーン・スタートアップ』や『バリュー・プロポジション・デザイン』もこのへんで読み返しておくと、さらに理解度アップできるでしょう。


リーンスタートアップのステップが進んで、ソリューションテストの段階まで来たときに手にとって欲しいのがこれ。

ここにたどり着くまでは読んでも全然よくわからなかったんですが、インタビューなどを経てソリューションテストに入る前に読むと納得感が全然違う。

これ以降は開発者が実際に手を動かす(=高いコストがかかってくる)という段階になってくるので、ムダが出たときのダメージが一気に大きくなる。慎重を期すためにも、この本は読むべき。薄いし。


これらを全部買うと余裕で10,000円を超えてしまうんですが、リーンスタートアップを身につけて開発プロセスの改善をすることができれば、10,000円なんか余裕で回収できてしまいます。会社への貢献度も高いし、自己投資としてもおすすめ。僕が勤めている会社では、実践リーンスタートアップは数冊購入してあって、社内でもほとんどの人が目を通してたりします。

あと、何よりも大切なのは実践。リモート中心になってしまった状況でもインタビューはできるので、コミュニケーションが不足しがちないま、1人でこもって仕事しすぎないようにリーンスタートアップに取り組んでみるのもいいんじゃないでしょうか。

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