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もう逃げない、『本当のスタートライン』から。

「ずっと前に進んでいるつもりだった。」
「でも、気付いたんだ。それは逃げていただけだってことを。」

何か新しいことを始めるといつも心が踊る。これから自分に降り注ぐ素敵なことに胸を高鳴らせ、そんなときは決まって朝目覚まし時計がなる前に飛び起きる。

始めたときは自分が成長していく姿を思い浮かべ、毎日努力する。

でも、しばらくすると壁にぶち当たったり、他人と比較したり、忙しさを言い訳にしたりして、その胸の高鳴りがだんだんと色褪せていく。

そう。一度スタートラインに立ったはずなのに、ゴールを見つけることが出来ずに彷徨ってしまうんだ。途中からゴールを探すことを諦めて逃げ出すんだ。まるで迷路で迷ってしまった人のように。

だけど、逃げたことに気づかずに、自分に合わなかっただけだと思い込んで、また「これだ!」と思う違う道を歩み始める。人生そんなことの繰り返しなのかもしれない。

 春という季節は少なくとも僕にとっては特別な季節だ。きっとみなそうだと思う。いつも新しいことに挑戦しようと思わせてくれる季節であり、一歩目を踏み出すには都合の良い季節。これまで幾度となく小さな一歩を踏んできた。

でもね、一度だって「本当のスタートライン」にはたどり着けていない。

いつも大事な所で自分の中に張り巡らせておいた糸がプツンと切れるからだ。いや、もしかしたら本当のスタートラインに立つ勇気のないだけかもしれない。

どんどん、大人になって言い訳だけ上達していく。
でも、そんな人間には決してなりたくない。

逃げるのは、いつだって自分だ。

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