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巨人小笠原、メンヘラ配信者と同棲する【#11.01】

 インターネットエンジェルこと「超絶最かわてんしちゃん」と化したあめちゃんに、キンタマを引きちぎられているカッス。
 「うっっっわ。やっぱりこんなもんよね、人間は」
 超絶最かわてんしちゃんは冷ややかな笑みを浮かべる。

 そして、カッスの意識はどんどん遠くなっていく。
 「ああ、世界がバグっていくみたいだ。段々壊れていってる」
 「俺はどうして、こんな……人生を……」
 「もう……ダ……メ…………だ………………」

 その時。どこからともなく声が聞こえる。
 「喝だ、喝!」
 「えっへっへ。ここで負けちゃいけませんね」
 「ここで男気注入だ!」
 「俺みたいに引退試合、全力で壊してやれ」
 「ここで負けたら畜生じゃないぞ」
 「ここで差すものは何や?」
 「水……ですね」

 「みんな…………!」
 女性がいれば誰でもレxプする。出会った相手には畜生な言動を常にする。
 カッスはそんなことを思い出したのだった。
 「ありがとう。そうだ、俺は人類の戦犯、カッスだ!!!」

 「何がインターネットエンジェルだこの野郎!!!」
 カッスは超絶最かわてんしちゃんに襲いかかる。
 「xしてやるよ、このクソ悪魔!見知らぬ100万より、俺の3億だ!!!」

 しかし、超絶最かわてんしちゃんは冷笑を止めなかった。
 「北海道のアンテナショップで、これも買ったの」
 北海道のマークが堂々と書かれたマイバッグを見せる。カッスは謎の頭痛に苦しみながらも、超絶最かわてんしちゃんに近付いていく。
 「じゃあ、こんなのは欲しい?」
 超絶最かわてんしちゃんは、さらに模造刀を差し出す。

 だが、カッスは倒れない。
 「みんなの……ためにも……。俺は……死ねない……」
 「ねえ、最後にアンタのおかげで完成した、私の真っ白な羽を見てよ。そう、あなたの大っっっ嫌いな、真っ白なね!!!」
 「うっ、頭が……。ああああああああああ!!!!!!!!!!」
 最後まで必死に抵抗したカッスも、とうとう死亡してしまった。

 「これで邪魔者はいなくなったわね。さっさと世界の破壊を始めないと……?」


 超絶最かわてんしちゃんは何かに気付く。


 【#11.01 巨人小笠原、復活する】

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