巨人小笠原、メンヘラ配信者と同棲する【#2 配信者って、そういうこと】

　理由はどうであれ若い美女との同棲が始まって喜んでいるのは、ご存知「人類の戦犯」こと巨人小笠原(48)。「コミュニケーションをとらないとね」と少し過激なスキンシップをとるのは恒例行事だ。
　「カッスさん、ちょっと触り過ぎだと思うんだけど……」
　いくら同棲中とはいえ、同棲生活が始まってからはまだ2, 3日しか経っていない。あめちゃんの反応も無理はないだろう。
　「それで、配信のネタは集まったのかい」
　「アンタが触りまくるから集まらないんでしょ！」
　ち～ん（笑）。
　あめちゃん渾身の蹴りはカッスのキxタマにジャストミートした。
　「死んだって、もう知らない！」

　そう言ってあめちゃんはSNSを始め、配信のネタを手に入れた。ところが、カッスが聞いた内容は何と陰謀論。これにはカッスも思わず「陰謀論よりもワンボーロン」と言いかけ、死亡しかけるハプニングがありながらもネタとしては渋々承諾。そして26.4分間にわたる長い話し合いの末、この日の配信ではアニメトークをすることになった。

　「媚を売らないといけないのは、オジサンも分かるなあ」
　カッスは寝る前に一言つぶやいた。
　「オジサンは昔からそうだったの？」
　あめちゃんは何気なく返す。「昔」を思い出そうとした瞬間にカッスはそのまま眠りにつくことになってしまった。
　なお、明日の朝には間に合う模様。

　カッスがあめちゃんと仲良く会話をしていた頃、市川市には1台の救急車が向かっていた。テレビもネットニュースも掲示板も、異口同音にこのニュースを伝えた。

　「【速報】巨人の小笠原コーチ、意識不明」