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巨人小笠原、メンヘラ配信者と同棲する【#5 非凡な、日常】

 この2日間で男としての自分を思い出したのは巨人小笠原(48)。
 「動画サイトの時間だね」と昼間からエx動画を見せようとするなど、今日もあめちゃんにやりたい放題だ。
 ところが動画サイトを開こうとした時、あめちゃんは大事なメールに気付く。
 「今日はカッスさんに、大事な報告があるの!」
 「妊娠でもs」

 ち~ん(笑)。
 カッスはまたまたキxタマを蹴られてしまった。
 「二度と精x出ないようにしてやろうか?」
 「はい、すみませんでした」

 「なんと、企業案件が来ました!」
 「お!スゴイね!これも僕のおかげだよね!」
 これにはカッスも喜びを隠せない。まあ、半分くらいは彼のおかげなのかもしれないが。
 「これでプロとしての第一歩、踏み出せた実感がめっちゃ湧く!」
 あめちゃんはそう言うと、カッスの提案通りに動画サイトを見始めた。
 「やっぱりASMRも際どい方がいいから、アイデアは大事よね」

 夕方にはいつものコミュニケーション。今までとは違い、あめちゃんは少し過激なスキンシップも受け入れているようだ。
 「夜の配信が楽しみだけど、僕は眠いから先に寝るね」
 「おやすみなさい、カッスさん!」

 カッスが監修した夜のASMR配信は大盛況。フォロワーも50万人を超え、一気に目標である100万人が狙えるようになった。
 「これで俺も人の役に立てたかな」
 カッスはそっとつぶやく。あめちゃんが買ってくれた新品のシーツは良い匂いだ。

 ところが、あめちゃんが用意したシーツの色はなんと純白。カラーリングで何かを思い出したカッスはそのまま死亡した。
 なお、明日の朝食には間に合う模様。

 その頃、病院には美代子夫人が毎日のように駆け付けていた。
 「どうにかして助けてください!お願いします!」

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