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ウィズコロナ時代のハワイがすごかったので紹介してみます

こんにちは。あたらしい旅行をデザインしたい令和トラベル篠塚です。ハワイ旅行は令和トラベル、ハワイ旅行は令和トラベル、ハワイ旅行は令和トラベル。と、3回復唱をしてから記事を読むとすっと入ってきますのでおすすめです🏖️

さて、YouTubeではかなり前に告知していたのですでにご存知の方も多いと思いますが、先月までハワイに出張へ行ってきました。ハワイに創業したばかりのスタートアップのCEOが出張というと、は??何やってるの? という空気になると思います。私もそう思います、ごめんなさい。

しかし実態は結構ハードでしてあまりハワイハワイできませんでしたが、せっかくなので今日のNoteではその中で学んだ今日現在のハワイ情報を共有してみたいなと思います。

ハワイが好き、ハワイに興味あり、海外旅行が好き、観光業界に興味がある。そんな皆さまなら面白いかもしれませんのでぜひご覧ください!面白かったらシェアいただけると嬉しいです。

そもそもなぜハワイに行ったのか

以下の3点に集約されます。
1)海外旅行はまずハワイから戻るんじゃないかという仮説
2)ハワイマーケットはシュリンク傾向だが甚大である
3)こんな時期に営業してる旅行代理店は居ない

1はシンプルに、日々ワクチンや世界のコロナトレンドや入国制限措置などを追いかけている中で、アジア観光は対コロナにストリクトなので少し時間がかかりそうと予想している。するとアメリカやEU圏になるが最も近いハワイは海外旅行回復の中心となることを予想していました。

2は日本人がピーク300万人近くいたマーケットがここ最近は150〜200万人の間になっている。海外旅行の多様化によって行き先の選択肢が増えたことと、物価水準の差が開いたことが原因であると言われているが、いずれにしてもとんでもないサイズのマーケットがある。つまり、令和トラベル社が海外旅行を扱うならば、なんにせよハワイは100%扱うことになるのだ。

3はこんなタイミングで対面アポイントを依頼するような人はだれもいないであろうということをチャンスに感じ、ここはわたしが先陣切って行くべきと考えた。ハワイは下記にも記しますが既にオープンになっていた。もうこの際、全てを回らせていただき現場をすべて学習できたら嬉しいなと思ったのです。

結果的に1ヶ月超滞在し、オアフ島はほぼ全域すべてのホテル様や観光地をまわってリレーション構築や課題などのヒアリングもでき、現場オペレーションのすべてを把握できる収穫だらけの出張となりました。「1年超ぶりに旅行代理店の人が現地に来たよ!」なんて言ってくださる方もたくさんおり、本当に良いタイミングで伺えました。ふと思い返すと、社会人新卒のときはじゃらんで地方行脚をし、Reluxのときも同じく全国の名宿をぐるぐるまわり、そして令和トラベルでも同じことをしてるなと思いましたが、しかし現場で思い切り走ってオペレーションを学びながら、効率化を考えるような取り組みはトップにも大事だなと改めて痛感した次第です。キングダムの武将と同じでした。

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ハワイの人気ホテル各社様、たくさん内覧。@シェラトンワイキキ

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ここはもう完全に永久に住みたい部屋でした。@リッツカールトン

ハワイワーケーション的な観点

ハワイでのワーケーションは控えめに言っても最高でした。気温や湿度はご存じの通り日本とは全く違う快適さ、晴天率も高い、そしてカフェやホテルラウンジなどのWifiも十分に仕事ができるもので、とてつもなくよかったです。

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大先輩のおうちをお借りしてました。なんだか大変申し訳無い景色です。

さて、ここまではただのバカンスのような感じですし、行く前は私も最高なハワイライフを想定していました。しかし実際のところは結構過酷な環境でもありました。日本との時差のせいもあり、私の一日のスケジュールは労務的にはかなりブラックなものになってしまったのです。まぁ取締役に労務はないんですけど。笑

朝起きてルーチンをこなし、9時〜10時くらいから朝食やホテルでのミーティングアポイントが始まります。そのまま2−3人ほどお会いし、ハワイ15時からは日本が朝10時になるため日本でのアポイントがスタートします。そのままアポをこなしていくと、途中で休憩ははさみつつもハワイ時間の21時くらいに仕事が落ち着きそこからようやく返信やら自分が手を動かす作業ができたりします。寝る前にスマホを開いてもまだ日本はオンラインなので、寝る直前までアドレナリンが出てしまい最初はかなり苦戦しました・・

あと問題は、ハワイ金曜の15時以降は日本は土曜なので落ち着いて仕事ができましたが、日曜の15時(日本時間は月曜朝)から仕事が始まってしまうため、どうしても日曜から仕事になってしまうことでした。これにより週休1日のワークスタイルとなり、まぁ創業期の多忙は想像していたので仕方ありませんがまぁまぁ大変だった。

ハワイは完全に日常だった

ハワイのこともここ最近はちょこちょこと情報出てくるようになりましたが、もう完全なまでに日常でした。まず、ちょっとこの絵を見てみて欲しいのですが。ハワイ州ではReopening Strategy(経済再開戦略)というものが明確に定められており、Tierによってフェーズ管理とその中にいるとどういう制約があるよということをかなり厳格に管理しています。これはホノルルVerです。これなんで日本や東京には未だにないんでしょうか?(またはあるけど広報がされていないの?) アメリカはほぼすべての州ごとに戦略が定められています。

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ご覧の通り、Tier1ほどストリクトでTier4ほどオープンになっています。実はちょうど私が着いたその翌日あたりにTier3→4に移ったため、もはや日常生活においてはほぼ何も制限がないようなレベルになりました。実際に町にもビーチこんなレベルで、人に溢れた人気観光地そのものでした。ちなみにホテルも稼働率はほぼ100%、レストランも予約がほとんど全く取れない、レンタカーも歴史的な高騰により小さな車が1台500USDなど信じられないほどの活況を見せていました。

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8/25/2021 14:00加筆:
ハワイ州が8/24から観光客への訪島自粛やイベントの制限を呼びかける事態に。デルタ株の脅威レベルがハワイにも到達してきています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b657e2b1b43d6f089089c8034bb9cc71dce407b4

どういう構造になっているのか

しかし、ここで疑問がわきます。ハワイにおける外国人観光客はかなり多かったはずなのに、なんでこんな高稼働率になったのだろうか? と。外国人比率が30%以上ある観光地をアメリカ人だけで埋めきるのは相当難易度が高かったはずです。しかし実際は埋まりました。

なにが起こったのでしょうか?

こちらは社内で説明した資料の一部抜粋ではありますが、このようなことになっていました。

まず、ハワイマーケットの元々の構図と現在です。
日本は全体の15%程度を占めており、他の国(中国、韓国、カナダなど)で15%程度で、アメリカが60です。(=TOTAL90)それが現状ではアメリカだけで100にかなり近い水準となりました。

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所得階級別に整理するのは失礼ではありますがここではマーケットをわかりやすくするために、4段階にわけて説明をしていきます。

現地で多くの施設様からいただいた情報を色々と組み合わせ、所得階級別に因数分解してみますとこのような状況(下図)であることがわかりました。簡単に言うと、これまで来ていたグループの人たちは当然増えつつ、新しい中間層↓というグループもハワイに来るようになったのです。

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ここで、さらなる疑問が湧いてきます。

なぜ、各層はこれまで以上に大きく膨らみ、さらに中間層↓という今までハワイには全くいなかった層がやってきたのでしょうか? という点です。これは観光業を取り扱う私としてはとても重要なポイントでした。経済被害を被った人たちもかなり多くいたはずですし、沖縄はこれほどまでは戻っていない中、なぜアメリカ本土からはかなり遠いハワイがこんなに戻ったのだろうか? と。

まず、中間層↑以上の富裕層グループを考えてみましょう。アメリカのスクールカレンダーは6月から夏休みが始まります。夏休みが始まるとアメリカ人の多くはビジネスパーソンもサマーバケーションをあわせて取り、毎年のように欧米やメキシコなどビーチリゾートへ訪問していたような層です。しかし、今年のサマーバケーションはどうでしょうか? 当然アメリカ人でも外国には出国しづらいですし、各国のコロナが見えない中で不安です。行き先の第一候補として国内のハワイに白羽の矢が立ったため増えたということです。ちなみにもう一つの候補はフロリダです。
(※なお、ここではややこしくなるので離島は除外して会話します)

続いては中間層→と、中間層↓のグループを考えてみます。彼らがなぜハワイに来たのでしょうか? ここは飛行機会社の戦略、コロナでの経済保障とがかなり深く関わってくることがわかりました。

まず、飛行機会社の戦略についてです。
全米各州やハワイ州もですがTierがどんどん解かれていき、経済が戻ってきていました。しかし国際線を飛ばせないためフライト機材は余り、なんとしても国内線を増やしたいと各社とも信じられないキャンペーン価格を夏休みにめがけて出してきていました。これにより日にちによっての増減はありますが、通常の半額近くお得になっていました。こうして、国内とは言えど遠くて高かったハワイ旅行が、多くの人にとってとても安くなりました。(ちなみにホテルもまさかの高稼働率で7月前半まではイールドコントロールが出遅れて、安く出しすぎてしまっていたことはわかりました。)

さらに、経済保障です。アメリカではコロナによる失業手当がこの9月まで出すことが閣議決定されており、今まさに再雇用の面では大苦戦していますが、働かなくても生きていける水準かつ貯金すらできてしまう層が一定数おります。9月までもらい続けるには転職活動をした履歴を残さなくてはならず、エントリーは来るけど面接には来ないみたいな被害にもかなり悩まされていると現場からは聞こえてきました。(本末転倒・・・)しかし、この保障によって時間もお金も生まれたのがまさに中間層↓です。現場からはたくさんの「今までに見たことのないような層の方々がハワイを訪れている」と声が聞こえてきました。これはちなみに差別的な意味合いでは全くなくて、あくまでマーケティングデモグラフィック的な意味合いでです。(ハワイ来島者のうちの今までは居なかったような地方州比率が増えた、カントリーサイドが増えたという意味)

長くなりましたが、ハワイマーケットの状況はこんな感じでした。繰り返しですが、ほぼ完全なノーマルに楽しいハワイトラベルは今日でも楽しめるような状況にまでなってきているということがここではお伝えできたらと思いました。

いつから日本人の海外旅行は戻るのだろうか?

ここが最後の問いです。日本人の海外旅行はいつから戻るのでしょうか?

明日から戻りますか? と考えると戻らないですが、10年後に戻りますか? といえば絶対に戻っていると断言できます。じゃーそのグラデーションの変数ってどんなことがあるのだろうか? ということは私はときどき考えています。

ここでは、海外旅行へ行く人|行かない人 の境界線があり、その境界線を司る変数はなんだろうか? どうしたらこの境界線は解けるのだろうか? という観点から考えてみたのです。また社内資料ですけど。

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このあたりをクリアしていけると良いなと思いましたし、海外旅行サービスを提供するものとしてどうやってこのあたりの様々な障害をなくすことができるかをサービスに昇華させていきたいなと思っています。

そしてついにホヌが就航し、すでに黒字というニュースまで出てきています。着実に動いてきていると感じました。


ということで、ハワイ旅行からはじめます🏖️

以上、今日のNoteでした!

ハワイはすでに観光客ウェルカムですし、街もほぼ完全に元にもどっています。(実は昨日少しだけ規制が強化されはしましたが・・)

令和トラベル社でもまずは相談ベースでのハワイ旅行手配サービスをついにスタートしました。安心安全をいつも最優先に、非常に煩雑で面倒な手続きが多い出国のサポート、ファミリーやカップルなどあらゆる旅行形態にベストなプランの提案などを行っていますので、ぜひぜひご相談お待ちしております!あわせて、本サービスの準備もしておりますのでLINE先行登録なども皆さまお待ちしています。


他方、日本では今なお非常に厳しいシチュエーションが続いており、余談を許さぬ状況です。つい先日も弊社では「原則リモート」へ移行したところでした。医療従事者の皆さまに心から敬意と感謝をしつつ、私たちは私たちの事業である海外旅行を多くの方に届けられるようにがんばっていきたいとおもいます。

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