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実践 #独学大全 オネスティ先生からの2つの学び

ども、しのジャッキーです。2022年にじっくり取り組もうと思っている課題図書がいくつかあります。その一つが「独学大全」です。788ページというかなり分厚い一冊です。2021年は「世界標準の経営理論」に5ヶ月ほどかけてじっくり読んで非常に有益だったので、その2022年版の一つです。

本書は、タイトルにある通り、独学のための55の技法が紹介されています。前回の記事では技法1-5からの学びをまとめるといいつつ、技法1からの学びをじっくり書くことになりました。そして、今回も技法1の深堀記事となります。

技法1-5

1.やる気の資源を掘り起こす「学びの動機付けマップ」
2.学びの出発点を見極める「可能の階梯」
3.学びの地図を自分で描く「学習ルートマップ」
4.未来のミニチュアを組み立てる「1/100プランニング」
5.重い腰を蹴っ飛ばす「2ミニッツ・スターター」

独学大全

前回記事

以下、前回記事の再掲

1.やる気の資源を掘り起こす「学びの動機付けマップ」

一つ目は重たいテーマです。そもそも自分が「学ぼうと思ったのはなぜか?」を振り返り、その出来事がどんな影響を自分に与えたのかを見える化し、それぞれの影響の評価とその理由づけをする、という技法です。

この技法を活用するにあたって「自分が学ぶ動機となったことは何か?」という問いに対して書き散らかしたメモが以下です。

前回の記事では、上記の一番あたまの中学受験について書きました。ということで、私の学びの原点は中学受験にあり、その経験から、

自分の周囲の環境が変化したとき、道を定め、学ぶことで望ましい環境は勝ち取ることができる

という考え方を私の心の奥の方に埋め込んだのだと確信した、という話を書かせていただきました。

学生時代を振り返る

ということで、1行目しか進まなかったわけですが、学びの動機・原点をほっておくことは、かなり重要だと感じたので、別にだれに文句をいわれるわけでもないので、じっくり掘って行きたいと思います。

中1の赤点

さぁ、次は、「中1の赤点」です。中学受験をがんばって、第1志望に受かったジャッキー少年。シティ・ハンターの再放送をみて、エンディングテーマのGet Wildで、もはや解散しているとも知らず、TMN(もしくはTMNetwork)にはまった小学6年から中学1年への春でした。

中学1年生の最初の期末試験でやばい科目がありました。しかも2つ。数学と英語です。最重要科目ですね。どっちがどっちだったか覚えていませんが、たしか23点と27点でした。30点以下を赤点といって、やばいフラグがあがる点数でした。

私の学年は180人だったのですが、総合順位が178位でした。これはショックでした。私は、第1志望校に、順当に合格したつもりなので、中の上くらいの実力はあるんだと思っていましたが、とんでもない、下の下だったわけです。

人生で大切なことは誠実さ

私の担任の先生は英語の先生でした。とても面白い先生でした。最初の授業では、ラジカセを持ち込んで、何をかけるのかと思ったらビリー・ジョエルのオネスティでした。

先生は、こんなようなことを言いました。

みんな、この曲はHonestyといって、誠実・正直という意味です。私は、誠実・正直であることが大切だと思います。なので、私の授業では、最初にみんなにこの曲を聴いてもらっています

なんか、すごいジーンときたんですよね。先生はトランぺッターでもあって、吹奏楽部の顧問もされていました。シブがき隊の「スシ食いねぇ!」のテレビのオケで吹いたこともある、なんておっしゃってまして、大人の世界を知ってる人なんだなぁ、とか思っていたような気がします。(このペースで書いてたら、また、中1赤点でこの記事終わりだな。。。)

そんな素敵なクラス担任の先生の担当科目で赤点です。しかも数学と合わせてダブルレッド。保護者会のあと、母と3者面談がありました。前回、私は、某大手塾で、悪い点を取った時に、まず親に圧力をかけてから是正アプローチをかけられて、勉強しているのは本人なのに親から落としに来るとは不誠実だ、といって塾を変えてもらったような、変わり種でした。

でも、オネスティ先生は、やはりちがいました。私の目を見て、こう言いました

篠崎君、大丈夫。これからは上に上がっていく以外ないから。

こっぴどく叱られるのではないか、と内心ビクビクしていた自分としては、拍子抜けするとともに、スッと気持ちが楽なったことを覚えています。

まぁ、それからも、赤点はあと何回かだしたかもしれませんが、学年順位自体は178位よりも下にいったことはないと思います。最終的には中の上くらいまではいったのかなぁ。

オネスティ先生からの学び

Honesty is such a lonely word 
「誠実」ってなんて寂しい言葉だろう
Everyone is so untrue
みんなそうじゃないからね
Honesty is hardly ever heard
「誠実」なんてほとんど聞くことがないよ
And mostly what I need from you
でも、それが君からほしいことなんだ

「Honesty/ Billy Joel」より, 篠崎が意訳

あのとき、オネスティ先生は、どういう気持ちであの言葉をかけてくれたかはわかりませんが、きっと私は「学ぶことに対しての誠実さ」を学んだのだと思います。先生に、誠実さを返せたのかなぁ。学ぶことって孤独なんだと思います。学びに誠実であることって大変ですね。

もう一つ、なんかすごくつらい気持ちになることがあると、実は、よく思い出します。

篠崎君、大丈夫。これからは上に上がっていく以外ないから。

よーし、きっと今がどん底だ。がんばるぞ!と思えるのも先生からの学びでした。次回は、大学~就活時代を書きたいと思います。

おわりに

以下の実践「独学大全」というマガジンにこういった記事をまとめているので、もしよかったらのぞいてみてください。本記事への「スキ」やアカウントのフォローをしてもらえると励みになります!

「形のあるアウトプットを出す、を習慣化する」を目標にnoteを更新してますしのジャッキーでした。

Twitter: shinojackie

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